余りにもその懸崖造り枝が長く伸びだし、とても一枚の写真では全姿を捉える事が出来なく、継合わせのパノラマ写真でやっとこんなあんばいです。
長岡市の中心より約7km、15分ほど西山山中に入った西国三十三ヶ所観音霊場第20番札所にもなっている平安中期開基の名古刹。
大きい山門を潜り、正面の本堂から一段高い多宝塔前の庭園に地を這うように枝を伸ばした松がある。
長く延びた松之枝を潜り多宝塔の前に立つとこんな姿・・・・。
「新日本名木100選」にも選ばれ、その横に長く伸びた樹姿から安政四年(1857)、花山院前右大臣家厚公により付けられたものだそうで、国の天然記念物にも指定されて居る。
高さ2m強だが横へ40m以上も幹を伸ばし、その姿は名の通り、龍が遊ぶ姿に似ていると言う・・・・。
とぐろを巻いたような主幹は目通り約1.6m、樹齢600年と言われる五葉松。
全体をパノラマで入れるとこんなふうになります。
これでも平成六年、松食い虫の被害のため北側の枝がが15m程も切られたようです。
庭師はこの1本の松のため、毎年どれほどの時間を掛けるのだろう??
正しく人工の所作に依る賜物です。
撮影2010.5.8