神社の境内に入ってすぐの建物の前を右のほうへと回り込んでいくと、丁度社殿の裏手南側に出る。
その小道の北側は社殿の裏側で窪地に成っていてすり鉢状に落ち込んでいて、時が止まっているようにさえ感じさせる静寂さが辺り一帯を包んでいる。
そのすり鉢の底から、巨大な楠木の幹が目の前に飛び込んでくる、
この楠の周りを縫うように遊歩道が整備されていて、谷底まで降りて、巨大な根周りを目の前にすることが出来る。
すり鉢状の斜面にどっかり根を下ろしているので仰ぎ見るように眺める巨樹は見事な巨大さである。
幹に取り付けられた説明書には、土際の幹周り約12.8m、目通り、約7.5m、樹高約30m、枝張り約20m、樹齢約1000年以上と成っています。
いつもの事ながら巨樹を撮影するのには困ってしまう、大きさを出すのにその巨大さを伝える比較物が近辺にない。
誰か居てくれれば良いのになあと思うことしきり。
又巨樹全体を入れるのに引きが足りないし、引きがあっても前景が邪魔になりがちで・・・・・・・。
そこで、いつもの奥の手、縦パノラマ・・・・。
これしかありません。
撮影2006.5.14