巨樹、巨木巡礼

僕が訪ねた大きな樹を紹介していきます。

旧京北町田貫.白山神社のツクバネガシ

2008-06-29 | 京都府

 


現在では京都市右京区京北田貫町となった旧京北町田貫の地は京都中心部より約30km、京都人が周山街道となれ親しんで来た北山杉の林立する山並みを抜けて若狭まで駆け抜ける途上にある、やっぱりまだ山の中の小さな里山集落です。



周山街道の国道162号線京北下中の交差点を左折、山を越えてのぞかな里山が広がる田貫に入って直ぐ道路右脇にこの白山神社がある。


道路わきから直ぐに境内になっていて、本殿裏側の小高い丘にこのツクバネカシの」巨木がそびえている。



小高い丘は多分古墳でもあるのか人工的なにおいのする形をしています。



推定樹齢360年、幹回り7.9m、樹高27mと掲示されていました。


京都府自然200選に選定されていて、白山神社の神木として信仰されてきたようです。



根元は大きな洞になっていて神社使いの白蛇がすんでいると言い伝えられて居ます。


撮影2007.10、28


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大阪堺市百舌八幡の楠

2008-06-24 | 大阪府

大阪泉州地方に用事が出来、ついでにと思い寄ってみた。

以前から百舌鳥の字を書く地名が堺市にあると言うのは知っていて、鳥の名の付く地名で面白そうだと思っていた。

それで少し調べてみたところ以外だった・・・・。

神功皇后が三韓征討の事終えて難波に御帰りになった時、このの地に御心を留められ幾万年の後までもこの処に鎮りまして、天下泰平民万人を守ろうという御誓願を立てられ、八幡大神の宣託をうけて欽明天皇の時代に、この地を万代(もず)と称し、ここに神社を創建してお祀りされたと伝えられている。

古代、万代と書いてもずと発音していたようで、まったく鳥のモズとは関係なかったようですが堺市の「市の鳥」にはモズが堂々と指定されているのがこっけいです。

有名な仁徳天皇陵の近く、街の中を走るのが苦手な僕はまた例によって馬鹿ナビに教えられるがままにここの駐車場までつれてこられた。

駐車場は広く何十台とめても平気な広さで境内も広く明るく、参堂脇も広々している。

正面の石段を上がると正面が本殿、その右前にこの大きな楠が枝を八方に延ばし本殿前方の空を覆っている。

幹周5.2m、樹高25m、樹齢700~800年と云われています。

 楠の巨木としてはまだまだ物足りませんが神木として崇められているからこそ保存されているのでしょう。

撮影2007.6.9

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岩尾池の一本スギ

2008-06-21 | 滋賀県

滋賀県甲賀市甲南町は,わが山城から国道307号線を東進すること約45分、甲賀忍術でおなじみののぞかな里山です。


この一本杉の有る岩尾池は甲南町内を突き抜けて伊賀まで延びる県道から、杉谷川沿いの道を岩尾山方面にどんどん進んで行くとやがてこの池のほとりに到着する。



一本杉は池のほとりの少し盛りあがった所にあって、本来なら池の水面越しにこの杉を見ることになるようです。


しかし僕がここを訪れた去年の5月22日には池の水はほとんど涸れていて、池を歩いてこの巨杉の傍まで行くことが出来ました。



 伝教大師最澄が挿した箸が大きくなったとも伝えられるこの大樹は「岩尾の一本杉」として親しまれ、県の自然記念物にも指定されているようです。



傍によって見ると迫力はあるのですが、白骨化した枝も目立ち、あちこちに黒々とした炭化のあとがあり一見して火事に見舞われたことがわかります。


何度も何度も落雷の被害を受けたのでしょうか??


巨杉にはよく見られるようにこの杉もかなりの暴れ杉で遠くから見るとまるで松の様な枝ぶりにも見えます。



伝承樹齢1000年以上、幹回り4.7m、樹高15mとなっていてそれほど大きなものではありませんが遠くから見るこの杉は際立ったものは有ります。


撮影2007.5.22


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