余り耳慣れない「オガタマノキ」は招霊木とも書き示す通り、昔から神社にゆかりの深い樹木で、長崎県旧小長井町にある木と、この永利町石神神社境内のオガタマノキの二本のみが国の天然記念物に指定されて居る。
石神神社(いしがみじんじゃ)はJR鹿児島本線、九州新幹線「川内(せんだい)駅」より東に約2km、平佐川左岸、田園地帯に囲まれ、神社だと聞かされないと、それとは思えない程の老人広場の様な境内と、祠程の簡素な社の神社です。
オガタマノキは、一見、物置小屋かとと見紛う程の社殿脇に、主幹を途中で無くし、万歳をするように二本の大枝を伸ばして起ち尽くしている。
途中で無くした主幹下部には、木肌も見えぬほど蔦類が着床していたが・・・平成7~8年に樹勢回復事業がなされ、これでもいくらか良くなったとか??
推定樹齢800年、目通り幹囲6.7m、樹高22mと成っているが、少し心もとない巨樹でした。
撮影2011.12.19