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今回の四国巨樹追い旅の最初の目的地であったこのカツラの樹。
ここは高知県大川村(土佐郡)小麦畝、四国高速高知道大豊インターを降りて、四国の水甕と例えられる早明裏ダムを目指して、あの酷道与作と呼ばれるR439を一走り、途中土佐町役場前の交差点を右折、県道17号へと乗り入れる。
やがて、早明裏ダム湖の橋を渡りダム湖岸の道をひた走ると大川村役場の前を通過する。
ここまでインターを降りてから約40分ほど、旧大川村役場が渇水期にはダム湖の底からその姿を現すというのはこの辺りなのだろうか??などと考えながら車を進める。
僕の車は馬鹿ナビが教えるとおりに、大川村を通過、村境を越えた「いの町」に入って直ぐUターン気味に山手の枝道に入っていく。
途中小さな集落をいくつか越えると約く10分ぐらいで小麦畝辺りに到着するが集落は見えない。
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来る前に大川村役場に電話で確認したとおりに山手側に入る枝道に入っていくとやがて二軒の民家がが見えてくる。
多分ここまで高速を降りて1時間半ぐらいだろうか??
奥側の家の空き地に車を停めてその家にその由伝えに行くとちょうど運良く、この家のおばさんが大きな音でラジオを聴きながら家事をしている最中でした。
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その由伝えて、桂の場所を教えてもらう。
この家の裏山なのだろうか、前の小道を山の中へ50mも歩くと、杉林の山肌にひときは異質な巨木が見える。
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傍には小さな谷川があって桂の樹がいかに大水飲なのがよくわかる。
僕が見る桂の樹はいつもどうしてこんなに山奥なのだろうと???
主幹は失われていく久しいのか?株だけを残して朽ち果てている。
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朽ち果てた主幹を囲むように5~6本の支幹がこの桂の樹を形づくっている。
こうして写真にしてみると大して大きくは見えないが目通り約13.8m、樹高25m、樹齢は不明ですが1世紀といったところかな??
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/58/976eccf2cb495751a8565ac4f59a1944.jpg)
帰りがけに、この桂の持ち主であろうここではたった一軒になってしまった家のおばさんと気軽に雑談出たことがとても嬉しい。
こんな山奥の一軒家で主人が無くなってからもう2年まったく一人で、昼はラジオを相手に夜は野猿やイノシシが賑やかにするのでまったく寂しくないと言う気丈さでした。
又桂が新芽を吹く頃に京都のお土産でもぶら下げてこのおばさんに逢いに行きたい。
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撮影2008.12.20
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