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兵庫県養父市別宮の集落は八伏高原のスキーゲレンデの真ん中にある。
集落の入り口と思しきところに八幡宮があって鎮守の森を形成している。
集落を跨いでリフトが頭上を横切る県道269号線をそのまま進むと樹林を抜けてやがて棚田の広がる眺望の開けた場所にでる。
右手に小さく開けた駐車場やトイレ、ため池などを備えたこのカツラ公園があって車で訪れるには何の不自由も感じない。
駐車場から斜面を見上げるとカツラ独特のあのひこばえの集合体のような幹の塊が微妙にねじれながら雑木林の一画を占めている。
根元は大小100本近くのひこばえが集合、幹周り1m以上の主幹に近い幹も5本もありまさにカツラの巨樹を彷彿とさせるものが有る。
最初にここを訪れたのは11月半ばすでに黄葉も終わり白い幹だけが冬枯れの雑木林にそびえていた。
幹周/14.5m、樹高/24.5m、樹齢約400年と成っていて兵庫県の天然記念物に指定されています。
多くのカツラの例に漏れず、大カツラの背後からは湧水が流れ出ており、眼下に広がる棚田を潤しています。大カツラの前の公園からは眼下の棚田と氷の山が一望でき大変眺望がよく、のんびりした気分にしたれます。
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最近になって再度この場所を訪れることが出来ました、真夏を迎えた7月12日、カツラの雑木林は濃い緑に覆われ遠目からではどれがカツラなのかは見分けることが出来なかった。
しかし近づくと枝一杯にハートの緑を茂らせたカツラの巨木は元気そのものでした。
撮影2007.11.1 8 ;2008.7.12