巨樹、巨木巡礼

僕が訪ねた大きな樹を紹介していきます。

栃の木峠のトチノキ

2009-10-20 | 福井県

 



R365号線の北国街道は国道とはいえ道は狭く、ヘアピンカーブの連続で古くから交通の難所として知られてきたところで、冬季には閉鎖されてしまうそうです。



福井県の南越前町今庄と滋賀県の余呉町にまたがる栃の木峠はR365号線の県境になっている。


滋賀県側から車を進めていくと峠頂上で三叉路に成り左手には林道が延び福井県側は深い谷側となっている。



天正六(一五七八)年、柴田勝家が安土、京都方面への近道として開いたといわれ、かってこの峠は栃の木が群生する峠として、又往来の難所として知られていたようです。



標高537m、深い谷川の斜面から群を抜く栃の木が梢を突き上げているのが見える。


勿論栃の木峠の名は栃の木の群生していたことに拠るが、今ではこの木が唯一目立つだけで基幹林道も整備され、かって栃の木が群生していたという面影は無い。



谷川の崖上のテラス状になった栃の巨木の根元に立つと谷底が深く遠くに見え、とても足場も悪く仰ぎ見上げる絶好の樹姿は捕らえる事が出来ない。


樹齢 推定500年、目通7.5m、樹高25m、幾多の辛苦の旅人を慰めて来たのであろうか??  



撮影2008.7. 5


MAP



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