巨樹、巨木巡礼

僕が訪ねた大きな樹を紹介していきます。

川上村神之谷(こうのたに) 金剛寺(こんごうじ)のケヤキ

2013-02-19 | 奈良県

吉野川右岸、峡谷斜面の古寺に立つケヤキの巨木です。

国道169号線、川上村中心の複合施設辺りから峡谷沿いに南下すること約10km、吉野川に架かる「大平橋」を渡り右手山中に上ると、右手にそれと解る案内がある。

後南朝」にゆかりの深い寺として知られる高野山真言宗妹背山「金剛寺」は深い山の中、哀しい歴史を秘めてひっそりと建つ。

「金剛寺」の創建は良く解っていませんが、鎌倉時代初期1200年頃と云われ、その頃自生したと思われるケヤキ」の巨木が境内への石段途中に立って居ます。

少し裏側に回り込むとこんな様子、根元で主幹と大きな支幹に岐れ、目通り6.5m、樹高約30m、推定樹齢800年。

のたうつように地を這う根張りは力強く迫力満点、主観にも瑞々しい力も感じます。

しかし永年の風雪に耐えきれないのか?かなり破損が激しく、幹の内部に大きな空洞が出来ています。

傍らにはこんな哀しい姿のケヤキの巨木も・・・・・。

訪れる人とてたまな山寺の巨木です。

撮影2010.5.16



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