新潟県柏崎市新道、「国の天然記念物」に指定されている鵜川神社の大欅。
鵜川神社は柏崎市内を縦断、日本海へと流れる鵜川の中流域、新道集落の鵜川左岸に鎮座する。
石鳥居を潜り境内に入ると、拝殿右手中央にどっしり腰を据えているケヤキの巨木がいやでも目を惹く。
頭に屋根を懸けて居るのは、大正元年(1912)9月23日の暴風雨で被害を受け、さらに昭和63年(1988)年にも被害を重ねたらしく、主幹の腐食が進み伐採、傷痕を保護するための物だろう・・・。
痛々しい姿だが、それにも増して、残った主幹のその森厳さ、巨大さは何にも変え難い神々しさを持っている。
推定樹齢1000年、目通り11.5m、樹高20m。
ケヤキの部全国第八位を冠する巨欅だそうですが・・・何にも増して主幹株元近くに盛り上がる樹瘤はその歴史の対価の様な気がする。
撮影2012.9.13