デトロイト ダウンタウンの中心(といっても南側はデトロイト川があり、半円状ですが)にルネッサンスセンター、通称レンセンと呼ばれるビル群があります。中心は73階建ての円柱型でホテルになっており、その周りに4つのビルと少し離れて2つのビル、計7つのビルのコンプレックスです。デトロイト総領事館も入居しており、日本人にも馴染みのある場所です。現在は、GMの本社となっており、ニュースの背景などでもよく出ておりました。
レンセンは、60年代の黒人暴動で荒廃したデトロイト ダウンタウンを復興しようとフォード財団が投資をして建設したものです。オリジナルには、ホテルを中心とした5つのビルで、その後2つビルが追加され現在の形になりました。
何の因果か、ダウンタウン北側にあったGM本社ビル群が老朽化して新しい本社を探していたときに、デトロイト市が、税金の免除等の特典を与える事で、半ば強引にレンセンをGMに購入してもらい、併せて本社を誘致しました。
しかし、現在再建中のGMがコスト削減を兼ねて、本社を開発センターのあるデトロイト郊外のウォーレン市に移す計画を発表しております。既に、レンセンで働くGM従業員は、ピーク時の6000人から4000人に減っており、その他大口テナントの転出等もあり、ビル一つ分の空室があるそうです。
もし、GM本社が転出すると、レンセン自体が機能しなくなる恐れもあり、デトロイト市としても奨励金などを約束して、必死に食い止めをしております。
円形ビルの最上階には高級な展望レストランがあり、昔は一時間掛けて一回転していたのですが、90年代の不況のときに1-2年ほど閉鎖したので、歯車が錆びてしまい現在は回っていません。(修理に莫大な費用が掛かるとの事)席によっては、黄昏に、黄昏れたデトロイトをずっと眺める事になります。
デトロイト市は、人口流失が激しく、財政も破綻しており、その上ある意味デトロイトの象徴であるレンセンがカラガラになると、凋落が加速しそうです。
デトロイト総領事館もデトロイト圏ではなくデトロイトの名にこだわってレンセンに入居した聞いておりますが、実際デトロイトといっても市内に暮らす日本人は少ないので、どこかの時点で転出するのでしょうか。
レンセンは、60年代の黒人暴動で荒廃したデトロイト ダウンタウンを復興しようとフォード財団が投資をして建設したものです。オリジナルには、ホテルを中心とした5つのビルで、その後2つビルが追加され現在の形になりました。
何の因果か、ダウンタウン北側にあったGM本社ビル群が老朽化して新しい本社を探していたときに、デトロイト市が、税金の免除等の特典を与える事で、半ば強引にレンセンをGMに購入してもらい、併せて本社を誘致しました。
しかし、現在再建中のGMがコスト削減を兼ねて、本社を開発センターのあるデトロイト郊外のウォーレン市に移す計画を発表しております。既に、レンセンで働くGM従業員は、ピーク時の6000人から4000人に減っており、その他大口テナントの転出等もあり、ビル一つ分の空室があるそうです。
もし、GM本社が転出すると、レンセン自体が機能しなくなる恐れもあり、デトロイト市としても奨励金などを約束して、必死に食い止めをしております。
円形ビルの最上階には高級な展望レストランがあり、昔は一時間掛けて一回転していたのですが、90年代の不況のときに1-2年ほど閉鎖したので、歯車が錆びてしまい現在は回っていません。(修理に莫大な費用が掛かるとの事)席によっては、黄昏に、黄昏れたデトロイトをずっと眺める事になります。
デトロイト市は、人口流失が激しく、財政も破綻しており、その上ある意味デトロイトの象徴であるレンセンがカラガラになると、凋落が加速しそうです。
デトロイト総領事館もデトロイト圏ではなくデトロイトの名にこだわってレンセンに入居した聞いておりますが、実際デトロイトといっても市内に暮らす日本人は少ないので、どこかの時点で転出するのでしょうか。
デトロイト周辺の日本人人口も、自動車産業不振で急激に減っているようです。何とかデトロイト総領事館は郊外でも維持してもらいたいものです。