YS Journal アメリカからの雑感

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Upper Peninsula

2011-11-28 09:02:26 | ミシガン関連


ミシガン州は、2つの半島からなっており、北側の半島は Upper Peninsula、略して "UP" と呼ばれている。デトロイトからは遠くて、なかなか行く気にもなれないが、それでも、それはそれは素晴らしい紅葉を見に、何回かドライブした事がある。(それも、シカゴの住んでいたときに)

UP の北西にこれまた小さな半島(正確には先は島になっている)があり、19世紀から20世紀に掛けて銅鉱山で栄えていた。その昔は、地表にかなり純度の高い銅があり、採掘された跡があるらしい。インディアンが掘った事になっているが、銅器が北米のどこからも出土しないので、ミステリーになっていると聞いた事がある。

最近のコモディティ価格の高騰があり、俄に鉱山開発が再び脚光を浴びている。銅ばかりでなく、ニッケル、そして金や銀も掘れそうな調査結果が出ている。

林業以外に、これと言った産業のない UP に取っては、良い話ではあるが、環境への影響等の心配がある。また、UP の鉱山は規模が小さく、1つ1つの鉱山は8-12年位で閉山になるらしい。自然が唯一の財産(観光資源として)である地元の人々に取っては、痛し痒しである。

それでも、地下資源は、これから有望な産業であると思うので、最終的には、いろんな鉱山開発が進むと思う。

かなり北になるので冬場の寒さは厳しく、スーペリアー湖があるので積雪も多いが、古くからの銅鉱山の歴史があるせいか、州立の立派な大学 Michigan Technical University がある。

地質学科もちゃんとある。娘を唆してみるか。


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