YS Journal アメリカからの雑感

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左つま先の開き角45度、左腕の引き方、左肩の開き方、右手の返し、右肩の押し込み

2014-02-05 12:50:32 | 我流ゴルフ理論
今年の冬は厳しい。最低気温、一月の積雪量など、観測史上初のコメントを耳にする。アメリカ中西部(デトロイト、シカゴ)に住んで25年にもなるが、こんな冬は経験した事が無い。でも、極寒の週末の朝、大雪が降ってもゴルフドームではいつもの面子が揃っている。同病相憐れむと言うべきだろうか、不思議な連帯感が漂う。

ゴルフ関連のエントリーはご無沙汰しているが、スイングの事は常に考えている。

シーズンオフの打球はいつも素晴らしい。ドームの決まった所から打つので、アイアンの打ち出し角度が少し高くなっているのが一目で分かる。スイングスピードが上がったのかも。

さて、昨シーズン終了してからの最大の目標は、バランスの取れたフィニッシュである。昔からつま先体重で、フルスイングするとフィニッシュで前にバランスを崩す事が多かった。

かかと体重を意識したり試行錯誤の末、すっくと立てるフィニッシュを取るためには、右肩がキチンと回る必要があるという結論に至った。

右肩がキチンと回るためには右腕がすっと伸びる必要があり、右腕がすっと伸びると右手がちゃんと返る。右腕がすっと伸びるためには左腕の力強いリードが必要で、左腕の強いリードには左肩の開き、具体的には左肩甲骨が背骨に目一杯寄る必要がある。そのためには左腰も開くし、左腰を開くためには左足が邪魔をしないようにしてやらなければならない。

体が硬いので左股関節の可動範囲が少なく、スムーズに腰が開いていかない。(この左股関節の抵抗を「左の壁」と勘違いしている人も多いのではないか。実は私もそうであった)

そこで考えたのが、アドレスで左つま先を45度ほど開いてやるのである。下半身を動かす時、バックスイングの始動とダウンでの踏み込みで違和感があるが、すぐ慣れる。

(無意識にでも)下半身の開き方でラインを出している人は最初引っ掛けると思うが、打ち込んでいるうちに比較的簡単に調整が出来るだろう。

そこを乗り越えれば、後はのびのびと左サイド、特に左肩甲骨を引っ張ってやればチェーンリアクションで一気にバランスの良いフィニッシュが取れるようになる。(実際にはこんなに簡単ではないが)

左つま先の開きについては、傍証的ではあるがプロも苦労してる感じがある。スローモーションを観ると、殆どがインパクト直後に伸び上がったり、軽くジャンプしたりしている。その勢いで左つま先を開き、フィニッシュでは左足全体をめくった感じになっている。女子プロでも同じような動きになるので、股関節の柔らかさでは受けきれないほどの捻れなのであろう。

ビデオ、連続写真をいろいろと探してみたが、アドレスで左つま先が45度近くまで開いているプロは、カプルス、横峰さくら、樋口久子位である。

横峰さくらのスイングはユニークなので参考にはならないが、あれだけ縦に大きくバックスイングするにもかかわらず、遅れ気味の腕を体を開く事で、独特ながら安定したインパクトを向かえ、フォローが横に取れる最大の要因はアドレスの左つま先の開きにあるのは間違いない。下半身で引っ張れるから上体も腕も戻ってこれるのだ。

傍証ついでにもう一つ。阪神藤波のクロスステップ。賛否両論あるようだが、本人が安定しない原因として上げていた。投手は打者との駆け引きがあるので、リリースを見え難くくする利点はあるだろうが、コントロールと球威が安定しなくなる。左足を開かずにゴルフスイングするのと同じ理屈であろう。

インパクトまでクローズの感覚を保てれば、左サイドを思いっきり開ける事で上体が立ち上がり、左足が右肩の回りを邪魔する事がなくなるので、大きなフォローですっくと立ち上がったフィニッシュが取れる。

右肩の動きから始まったのだが、アドレスでの左つま先45度開きからのチェーンリアクション理論の完成をみたのである。

技術的は、左腕の引く方向、左手首のリリースの感覚等、細かな調整が必要である。但し、スイングプレーンを引きで作れるので、打ちにいった時の右サイドの悪さを最小限に出来そうだ。


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