YS Journal アメリカからの雑感

政治、経済、手当たり次第、そしてゴルフ

Pawn Stars

2010-04-30 06:44:03 | アメリカのテレビ番組
最近めっきりテレビを観なくなり、眠気を催す為に寝酒の様にちょっとだけ観る位になっている。短時間なのでチャンネルサーフィンでさえもピッキィになり、ニュース番組を数チャンネル、ゴルフチャンネル、そして Discovery Channel や History Channel と選択肢も限られている。

でも思わず見入ってしまうのが、 History Channel の Pawn Stars だ。アメリカ人が発音しても思わず「ポルノ スターズ」と間違えそうな番組名なのだが、ラスベガスに実存する"Pawn Shop"(質屋)を舞台としたリアリティー番組である。質屋に持ち込まれる様々な品物の査定と値決めのやり取りといった内容である。1話30分完結で、3点くらいの商品が登場する。

持ち込まれるものは、アメリカの歴史絡み、建国してからの歴史が浅いので、普通の人が何気に持ってたりする。古い銃刀類も多く、大砲、ライフル、ピストル、ナイフ、中世の鎧と何でもありである。大砲などは、実射出来るものが価値があると言う事で、ネバダの砂漠で試し打ちしたりして、下手な歴ドキュメンタリーより面白かったりする。

クラシックな車やオートバイ、ジュークボックス等、レストアが必要なものも興味深い。いつも登場するレストア屋が、ガラクタ同然のものを見事に蘇させる。楽器では、ギターが多いのだが、レスポールやテレキャスターの蘊蓄が増えたりする。後は、ゲテもの、ボート、熱気球等、何が持ち込まれるか予想が出来ない。

質屋といえば、やはり外せないのがフェイクであろう。家宝の様なものが思い切り偽物だったりするのも、ややギルティープレジャーではあるが、持ち込んだ顧客の反応に笑える。

これまでで記憶にある商品は、オランダ東インド会社所有の船のベル。顧客がインドネシアで買ったもので、難破船からの曳き上げたにしてはきれいであったので偽物くさかったのであるが、アジアでの難破船は座礁しているものも多くて、難破後直ぐに金目のものはとられて、保存の物も多いそうである。もう一つは、アメリカでは署名の代名詞にもなる、John Hancock 直筆の債券というのもあった。

ラスベガスも15年も行っていないが、次回は是非この質屋も立ち寄ってみたい。番組放映開始以来、来客が10倍増えたそうだ。


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2 コメント

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イチロク銀行 (ChicagoKoi)
2010-05-01 02:37:09
それは面白そうな企画ですね。是非みたいといいたいところですが当方Cable Channelをみれないので、PBS(シカゴでは11チャンネル)の Roadside Anitique Showがそれと似ている感じの宝鑑定物を見ますが時々とんでもない掘り出し物(国宝級だったり)がありなかなか興味深い番組です。

確かにベガスの裏通りに行くと貴金属買います!のサインを掲げた質屋が目立ちます。Vegasの質屋は、Casinoですっからかんになった人(なぜか男が多いそうです)が身につけた最後の財産、指輪や時計の貴金属を二束三文で売るところから始まったんだろうと思います。RolexのSubmarinerをPawnしようとしたら頑として$50しか出さない質屋を映画(Trading Places)をみたことがあります。






Rolex (ysjournal)
2010-05-01 11:57:35
ChicagoKoiさん
やはりRolexは多いそうです。イチロク銀行、懐かしい響きですね。実は、日本で質屋にいった事が無いので、機会があれば覗いてみようかと思ってます。

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