暘州通信

日本の山車

◆24228 愈伯牙

2009年09月23日 | 日本の山車
◆24228 愈伯牙
 周代のことだという。愈伯牙は世にまれな琴の名手として知られていた。伯牙には鍾子期(しょうしき)という無二の親友があって、伯牙の弾く琴をよく聴いてくれた。伯牙が雲がかかる高山を思いながら琴を弾けば、「ああ、峩々たる山が目の前にあるようだ」といい、またあるときは、「ああ、涼しい夏木立ちの下を吹く清風のようだ」といい、「ああ、森々と降りつむ雪景色がみえるようだ」といった。そのことごとくが伯牙の演奏そのものにこめられていたので、伯牙にとって鍾子期はなくてはならない友だったのである。 あるとき鐘子期が訪ねてきて、しばらく故郷に帰ることになった、もし気が向いたら訪ねてきてくれたまえといって、鍾子期は去ったのだった。しばらくは辛抱していた伯牙だったが、我慢できなくなり、はるばる鐘子期を尋ねたのだが、そこには世を去った鍾子期の墓があるだけだった。これを知った伯牙は、天を仰いで嘆息し悲しんだ。そして、持参した琴を割ち、以後二度と琴を弾くことはなかった。
 「伯牙断琴(はくがだんきん)」といい、無二の親友を「知音(ちいん)」という。
 京都祇園祭には、いままさに琴を断たんとする綾小路通新町西入の「伯牙山」が曳かれる。

□外部リンク
◇感謝祭の客/トルーマン・カポーティ 訳)村上春樹
2009/9/9(水) 午後 11:40
... バディーは無二の親友である老婆ミス・スックからの愛に包まれながら、これを乗り越えて成長していきます。 精神的な幼さから無償の愛を注ぐものの存在に気付かず、あるときは卑怯な手段に逃げることがあるかも知れません。それでも人間は最終的には年月を ...
 http://blogs.yahoo.co.jp/ktyj2002/6804840.html

◇ハンディーを克服し
2009/6/16(火) 午後 9:31
辻井伸行さんのハンディーを乗り越えての快挙は私も感動した 私の無二の親友は先天性の病気で片足が不自由である 小学校のころ彼はスポーツ万能で ... 彼の代走者でいわば彼の片足役であったが嬉しかった あるとき彼は突如泣きだした その日は小六の球技大会で ...
 http://blogs.yahoo.co.jp/marasann/58309543.html

◇詩 二回目
2007/10/25(木) 午後 9:08
ある二人の子供がそこにいた 二人は無二の親友で、誰よりも信頼しあっていた。 あるとき二人のうち一人が、捕らえられた。 もう一人が行けば助かり、こなければ親友は死ぬ。 だが、自分が行けば、自分が死ぬ。 子供は親友を裏切った。死への恐怖を拭い切れ ...
  http://blogs.yahoo.co.jp/ruffy30000/26001303.html

◇一枚の写真
2007/1/10(水) 午後 2:57
... 幼い頃の二人は無二の親友だった。 小学校に入って、早生まれのあいつは僕を慕っていた。 その頃、学校の先生に撮ってもらった写真である。 ... あいつは、あるときまでは可愛い奴だった。 しかし、小学校高学年になると ...
 http://blogs.yahoo.co.jp/heitarou5963/26476420.html

◇わたしちゃんのひみつ~~~~! ( N.A.E.T. )
2006/10/31(火) 午前 2:46
... 西洋の医者にも尊敬されている治療法なのかもしれない)でも、わたしの無二の親友、タウン アンド カントリーのカバー ガール ルックスのアメリカ女性(9月21日の She Looks ... あるとき、ひょいな事から、アレルギーの医者へいってみて、その頭痛が ...
 http://blogs.yahoo.co.jp/soho_new_york/22749003.html

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