暘州通信

日本の山車

◆35670 山車の人形

2010年01月23日 | 日本の山車
◆35670 山車の人形
 山車は、江戸時代になって、風流、練物、などから大きく変化したものが多いが、そ
の淵源をたどると、古代に山上や丘陵などに立てて神を迎えた「柱」に起源があること
が理解される。世界中に柱を起源とする祭は、ヨーロッパ各地に行われる「五月の柱(メイ・ポール」、インドのジャガンナートの山車祭、これもコナーラクの巨大石造神殿も全体が車輪上に乗る山車である。スリランカの仏教山車、リオ・デ・ジャネイロに代表されるの謝肉祭で曳かれるキリスト教の山車。ネパールの柱祭、生き神クマリの乗る山車。エジプトの赤色花崗岩でつくられた柱、オベリスクは、エジプトから運び出され、イタリア、イギリス、フランス、アメリカなどに見られ、ルクソールではお船祭が行われ、古い時代のものが神殿のレリーフに描かれる。モアイ像で知られるイースター島にも山車が曳かれる。北アメリカ、カナダには何種類かに分化したトーテム・ポールが立てられる。
 世界の山車を見てくると、日本の山車ももとは渡来文化ではないかとさえ考えられる。 巨石信仰に起源を持つ、ストーン・ヘンジ、ストーン・サークル、ドルメン、メンヒルなどの文化はわが国でも歴史のうえで重畳をなして伝来し遺存している。
 山車は世界中にひろがるが、その起源はやはり一本の柱に始まると考えられる。日本の山車もおなじように古代祭祀の柱、鉾が起源と考えられ、それは当然神社制度以前に遡る。つまり、神社もまだなかった時代に神を迎える柱が立てられていて、それが次第に移動神座へと変化している。
 日本の山車は多くは神社の祭で曳かれる。京都市の祇園祭、滋賀県長浜市の曳山祭は古い歴史があるが、山車の本座人形は神社とは直接関連を持たない。このような傾向は他の多くの地域で曳かれる山車でも見られる。

□外部リンク
「日本の山車」を執筆している一人閑(ひとりしずか)と申します。早速ですが、貴方のブログ記事を「外部リンク」として紹介させていただきましたのでお知らせします。もしご迷惑でしたらお申し出ください。削除いたします。
◇日本の山車 ブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/ypjcd447/
◇日本の山車 ホームページ
http://hiyou.easy-magic.com/

◇名古屋の山車
2007/7/19(木) 午前 7:54
... 名古屋の山車は、元和八年(1622)~寛文年間の江戸時代前期に、 東照宮祭、若宮八幡宮祭に出た山車がその起源とされ、万治元年(1658)に現在の形になりました。  江戸時代後期には、那古野神社での「三之丸天王祭」に、明りを灯して祭を盛り上げる ...
 http://blogs.yahoo.co.jp/hotsuma816oari/13524265.html



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