行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

モズ

2014-12-21 20:00:13 | 
MOZU(モズ)という少し怖い人気刑事ドラマがありました。
原作は逢坂剛の小説「百舌の叫ぶ夜」だそうです。
もちろん百舌は鳥のモズ、
小鳥ですが、嘴は猛禽類のように鋭く曲がり、
その嘴で昆虫や両生類などの動物を捕まえて食べます。
少し獰猛に写ります。
これがドラマの題名として使われた理由でしょうか。


(モズ♀1)
縄張りを持ち、
雌雄ともに繁殖期以外は単独行動、
藪から飛び出してきて木の枝にとまりました。
背景の草木の枯れ色がきれいです。


(モズ♀2)
眼の横の帯状の線、過眼線が茶色です。
メスの個体です。


(モズ♀3)
雌の過眼線は上のように茶色か
角度によってはこの個体のようにほとんどわかりません。
そのせいか雌は雄に比べるとやさしい顔に見えます。


(モズ♀4)
冬には住宅街にもやってくるモズです。
我が街のメインストリート横の
看板にちょこんととまりました。


(モズ♂1)
後ろ姿を少し斜めから、
顔の過眼線がはっきりした黒色です。
オスの個体です。


(モズ♂2)
雄のモズ、藪の中でバッタを捕まえ、
得意そうにくわえています。
12月中旬、まだ餌のバッタがいるようです。


(モズ♂3)
電線にとまった雄モズ、
オスにしてはやさしい顔をしています。
まだ若いオスでしょうか。
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樹木のある景色

2014-12-20 20:00:31 | 花,植物
12月中旬、
初冬の青空の下、樹木を撮ってみました。


多摩川の河原に自生しているセンダンの木、
たくさんの実がついていました。
センダンの本来の自生は四国以西といわれていますので
多分、公園や庭に植えられたセンダンが元の自生と思われます。


稲城中央公園の小さなセンダンの木
葉を落とすとたくさんの実がついていました。


多摩川河原土手横のメタセコイア、
樹形の美しい木です。
すっかり紅葉し、落葉が始まっていました。


マユミの木です。
11月に見たときに比べ果実は一層赤さを増し、
葉はすっかり紅葉しています。


山道を歩いてみると、
秋に実が美しく紅色に染まるゴンズイですか
初冬の今もきれいな実がついていました。
周囲の木々はすっかり枯れ色、
しかし、このゴンズイの葉はまだ緑を残しています。
紅い実、空の青色、枯れ葉色そして緑色が
美しいコントラストを見せてくれていました。


ときどき来る場所ですが
ここにキリの木があるとは知りませんでした。
真っ青な空に伸びた枝先に今年の果実と
来年5月ごろに咲く花の蕾ができています。


枯葉色の木を背景にしての
ナンキンハゼの木と白い実を写したつもりですが
小さい白い実、よく見ないと存在がわかりません。






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紅い果実(12月編)

2014-12-19 20:00:56 | 花,植物
12月初旬に見つけた木の紅い実を集めて見ました。


モチノキ科タラヨウ、
クロガネモチの実に似ていますが
肉厚の葉が違いました。
この葉に文字を書いて残したところから「葉書の木」、
「郵便局の木」と呼ばれています。


モチの名がつきますがバラ科のカナメモチの実です。
モチノキに似ていて、
材が硬く扇の要に用いられたのが名の由来だそうです。
紅い若葉が美しく、垣根によく用いられています。
この葉もタラヨウと同じく傷つけると茶色に変色し、
文字がかけるそうです。


大きな葉を落としたイイギリ(飯桐)に
たくさんの実がついていました。
葉が桐に似て大きく、握り飯を包んだのでこの名ですが
実はあまりおいしくないのでしょう
この時期にはまだ鳥も食べないようです。


マンリョウ、
葉の下にたくさんの実が
正月に向けすっかり赤くなっていました。


マンリョウと同じく
サクラソウ科ヤブコウジ属のヤブコウジです。
マンリョウやセンリョウに比べて
木が小さく、実が少ないところからジュウリョウの別名があります。


ミズキ科のサンシュユです。
グミに似た紅い実が来春の花芽が成長するなか
まだ残っています。


ニシキギ科のマユミです。
一月前に比べ葉もすっかり紅葉し、
実もますます赤さを増しています。


これは木本でなく草本になりますが
野菜のアスパラガスの実です。
あのアスパラ、こんな実(種)をつけます。
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紅葉と小鳥

2014-12-18 20:00:54 | 
11月下旬から12月、
自宅近くを散歩がてらにカメラを向けた小鳥たち、
紅葉とその小鳥たちを集めて見ました。


シジュウカラ、
真っ赤なオオモミジの前でポーズをとっていました。


エナガ、
十分な紅葉していませんが
ミネカエデの仲間の木に集団できていました。


メジロ、
まだ薄緑の葉があるイロハモミジに
隠れるようにいました。
保護色のようです。


カワセミと紅葉、
なかなか撮る機会がありませんが
モミジを後ろにしてとまってくれました。


ヤマガラ、
黄葉のケヤキにとまりました。
黄葉と腹部の毛色が同じ色です。
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12月のメジロ

2014-12-17 20:00:20 | 
黄緑色のきれいな体色、
目の周囲の白いリングが特徴、
庭にもよくやってくるかわいらしい12月のメジロを撮ってみました。


すっかり葉を落とした木に数個残る柿の実、
そこに2羽のメジロがやってきました。
仲良く順番に実を突きます。


左のメジロ譲が
「早くして、さっきから待っているのよ」と
言っているようです。


「うるさいのがいなくなり、
これでゆっくりと食べられる」と言っています。
残柿はメジロたち小鳥の
晩秋から初冬の重要な食糧のようです。


初冬の枯葉の中ではメジロも枯葉色です。


緑の葉の中から緑色の顔をのぞかせていました。


寒空の下、庭木にやってきました。


こんな場所にゆっくりとまってくれると
しっかりと写るのですが、
たいていは木の枝をせわしく動きまわります。
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捕ったぞーその2 カワセミ編

2014-12-16 20:00:10 | 
上谷戸の小さな流れを縄張りとするカワセミ君、
あまり餌が豊富と思われないこの場所、
岩の上からいつも餌を探しているので
魚がいるのか、獲ることができるのか心配していましたが
心配は無用、無事小魚をゲットしました。


水の上を低空で飛んでいったカワセミ君、
後を追ってみると、
小魚をくわえ、岩の上にとまっています。


厳しい表情で魚と格闘です。
魚も尾をばたつかせ、水しぶきを飛ばし、
盛んに暴れます。


嘴を上手に操り、
魚を移動させ、魚の頭から飲み込みます。


飲み込んだ後は消化、
喉や腹をときどき動かしながら、
なにもなかったようにお澄ましのボーズです。


この日は上より少し大きい魚をゲットしました。
頭の毛や羽を乱して大奮闘の結果です。


嘴で上手に操り、
やはり魚の頭から喉に入れ飲み込みます。

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12月の花、華

2014-12-15 20:00:44 | 花,植物
散歩中に見つけた
12月の花そして華です。


寒木瓜でしょうか、
淡いピンク色の花がたくさん咲いていました。
葉も柔らかい緑色、
まるで春のような彩です。


落ち葉の中に咲いたこの花、
蕾が下を向いているものがありますので
ハルジオンと思われます。
春、4月~5月にヒメジョオンによく似た花を咲かせるので
この名がありますが早くも初冬に咲いたようです。
この花も薄いピンク色、
葉も春のものより柔らかい緑色です。


こちらはそのヒメジョオン、
日本中どこにても見られる北アメリカからの帰化植物です。
6月ごろから11月までが開花時期とありますので
もう終わり、葉も細くなり、最後の一花です。


河原に見つけた12月の華、
センニンソウの綿毛と果実です。
逆光に綿毛がより白く輝いていました。


少し前まで花をつけていた
セイタカアワダチソウがいつのまにか
こんな綿毛となっていました。


これも晩秋から初冬の野の華、
オギとススキの区別が難しいのですが
これはオギのようです。
逆光に綿毛が白く輝いていました。


小穂にノギが見られますので
こちらはススキです。



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木に絡まるナツヅタ、フユヅタ

2014-12-14 20:00:03 | 花,植物
12月、木々の黄葉、落葉が盛りです。
そんな中、木々に絡まり、存在を主張する紅葉のナツヅタ
そして青々とした葉をいっぱいにつけたフユヅタを撮ってみました。


クスノキの大木に絡まるナツヅタの紅葉です。
クスノキの木肌に紅い蔦がよく似合います。


木ではなく、石壁に枝を伸ばす紅葉のナツヅタ、
よく見る光景です。
ナツヅタはブドウ科ツタ属の落葉広葉樹 、
やがて落葉します。
単にツタ(蔦) というとこのナツヅタを指します。


こちらもクスノキ、
周囲の木々の葉が黄色に染まる中
青々としたツタの葉が幹を覆うように伸びていました。
ナツヅタはブドウ科ですがフユヅタはウコギ科の木本、
常緑なのでフユヅタとも呼ばれますが
キヅタが正式の名です。


その葉と木に絡みつく枝をアップにしてみました。
葉には夏の痕跡、セミの抜け殻がいくつかついています。


周囲の木々がすっかり葉を落とした中、
この木だけはキヅタの葉を
着物のように全身に絡ませていました。
でも蔓のような枝で幹をしめつけられ、
日の光を奪われ、本当は迷惑なのです。


イヌシデでしょうかこの木も落葉樹、
本来の葉は落ちてしまいましたが
青々としたキヅタの葉がびっしりとつき、
常緑樹のように見えます。
ここまでキヅタに征服されると木も弱ってしまうことでしょう。


最後に道端にて、
まだ若いイヌシデの木にまだ若いキヅタを見つけました。
キヅタの葉は若いうちはモミジのような分裂葉になるようです。


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今冬初撮りツグミ

2014-12-13 20:00:38 | 
シベリアなどから渡ってくる冬鳥ツグミ、
当初は山地の森林などで集団で木の実を食べて生活しますが
木の実が少なくなると徐々に里に姿を見せます。


里の林を「ケッケッ」と鳴きながら飛びまわっていたツグミ、
その一羽が枝振りの立派な松の大木にとまりました。
今冬初撮りのツグミです。


真冬になると地上で餌を探すようになるツグミ、
こんな木にとまる姿は見られなくなります。


野の残り柿にもやってきました。
怖いような顔つきで真剣に実を突いています。


これはだめだとそっぼを向きました。
さすがに、すっかりしぼんだこの実は食べる気がしません。


一見ツグミに似たヒヨドリが残り柿にやってきて、
ツグミを追い払いました。
最近は一年中定住しているものも多くいますが
冬季、北海道などの雪国から移動して来るのもいます。
両者が合わさって、冬になるとより多くなるヒヨドリです。


ヒヨドリも柿の実は大好物のようです。
おいしそうに実を食いちぎりました。


ヒヨドリやツグミの間隙をぬって
スズメも柿の実を突いていました。
穀物や草の実を食べることの多いスズメですが
柿の実はビタミン補給でしょうか。
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アオジ(青鵐)

2014-12-12 20:00:22 | 
本州中部以北の山地、北海道の林や低木林などで繁殖するアオジ、
冬には関東以西の積雪のない平地にやってきて、
低木の生えた薮、葦原、林などで生活します。
平地に来たばかりの11月ころは警戒心が強く、
すぐ姿を隠してしまうのですが、
今年ははやばやとその姿を撮ることができました。


藪の中から「チッ、チッ」との鳴き声、
待っていたら、姿を現し、
かわいいポーズを見せてくれました。
若い雌のように思います。


日の暮れかけるころ、
公園の低木の葉陰からちらっと顔をのぞかせました。


珍しく木の枝にとまったアオジ、
葉や枝の邪魔しないところにしばらくいてくれました。


アオジはホオジロ科、
同じホオジロ科のカシラダカと同じく、
緊張したりすると頭の冠毛を少し逆立てます。


この個体を含め、
今回の写真はすべて雌のアオジですが
アオジの名は雄の頭部が暗緑色をしているから、
鳥では青色はルリ、
緑色がアオとして名がつけられることが多いようです。
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