行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

上臈の女郎となりしジョロウグモ

2014-11-25 20:00:52 | 昆虫
10月から11月の散歩、
赤、黄色、黒と鮮やかに彩られた女郎蜘蛛(ジョロウグモ)が
あちらこちらに目につきます。
そんなジョロウグモの姿を撮ってみました。


春に孵化し、7回から8回ほど脱皮を繰り返して
10月ごろにやっと成熟するジョロウグモなのです。


そのころになるとメスは赤、黄色、黒と
美しく彩られ、よく目立ちます。
昆虫の世界では多くはオスが美しいのですが
ジョロウグモはメスがきれいなのです。
ジョロウグモはもともとは身分の高い女官である
上臈(ジョウロウ)になぞらえ
上臈蜘蛛と雅の名だったそうです。


青空に巣を張ったジョロウグモのメス、
11月になると腹部が大きく膨れてきます。
卵を抱えているのです。


巣の修復をしているジョロウグモ、
下腹部のこんな場所から糸を出しています。


写真で上の方にいる小さな蜘蛛が
ジョロウグモのオスです。
美しさもありませんが、
大きさもメスの半分もありません。


一つの巣の一匹のメスにオスは複数いることが多いそうですが
一番大きな、一番強いオスがメスの近くにいて、
交尾のチャンスを待つそうです。
交尾を終えても、オスは側にいて他のオスからメスを守るとのこと、
写真、メスの腹部が膨れていますので、
直ぐ側にいるオスがメスを守っているものと思われます。


11月22日のジョロウグモ、
11月も中旬過ぎるとメスの腹部が再びすっきりします。
産卵を終えたようです。
産卵を終えても生き、12月の初旬まで命をつなぐようです。



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