行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

金属光沢のニホンカワトンボ♂

2024-06-22 20:00:17 | 昆虫
4月18、19日の両日、
谷戸の小川で羽化して間もないニホンカワトンボを
マクロレンズでねらって見ました。
何枚も撮れたので、2回に分けて掲載します。
今日は金属光沢の美しい、青緑色のオスを集めて見ました。


美しい青色の個体がいました。
羽化して間もない未成熟個体はメタリックな青緑色をしています。


この個体は青緑色、
濃橙色の翅も傷みがなく、鮮やかです。


ニホンカワトンボには翅が橙色型のものと透明型のものがいます。
橙色型のものは全てオスで、
透明型のものにはメスが多いのですが、オスもいます。
雌雄は翅の縁紋で判別でき、
縁紋が赤褐色であればオスで、白色ならばメスです。


緑色の透明型がいました。
縁紋がきれいな赤褐色、オスの個体です。


オスは成熟するにつれて白い粉を吹いて青灰色になっていきます。
クレソンの葉にとまったこの個体、
金属光沢が少なくなり、白が混ざり緑灰色に見えます。


この個体は胸部に緑色が残りますが、
腹部が白く粉を吹いています。
成熟していく途中です。


ニホンカワトンボ。
カワトンボ科の中型のトンボ、移動するのはあまり得意ではないようです。
東京都区部では絶滅種、多摩地区でも絶滅危惧種となっています。
私の行動範囲ではこの谷戸の小さい流れにしか見ませんが、
それも、個体数が毎年少なくなっているように思います。
コメント
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