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行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ウラナミシジミ

2013-10-19 20:00:15 | 昆虫
多様な生き物を見つけて,
自然の恵みと地域の暮らしとのつながりを探す街歩き,
「Bセンスさんぽ」というそうです。
生物多様性(Biodiversity)の頭文字と感性(センス)の造語とのことですが,
「四季折々,花や鳥の囀りにハッとし,気持ちよく思うこと」
こんなこともBセンスであると,10月18日の朝日新聞の記事にありました。
考えてみれば,晴れた日には,
自宅(東京稲城市)近くをそんな「Bセンスさんぽ」をしているようです。
今日は9月から10月,そんな散歩中に撮った蝶です。


多摩川の土手の草原,
アレチノウリやヤブツルアズキの草に
夏には見られなかったシジミチョウを見つけました(9/14)。


ウラナミシジミです。
春に暖かい南の地方で発生し,
繁殖を繰り返しながら徐々に北上してくるのだそうです。


このシジミチョウ,翅裏の波模様そして
後翅の後端にはオレンジ色の中には2つの黒い斑点,
この斑点の間には細い尾状突起が見られ,
なかなか姿のきれいな蝶です。




10月9日,多摩川の同じ草地に行ってみると,
今度はコセンダングサの花に何匹ものウラナミシジミが
行ったり来たりしていました。


そのなかの一匹,
他のものとは体色が違っているのがいました。
後翅のオレンジ色が消え,尾状突起もなくなっています。
波模様も薄くなっているように思えます。
末期の熟成個体でしょうか。


よく探すと,多摩川だけではなく,
公園の花壇にも他の蝶に混じり,花の蜜を吸っています。
つい一月前にはいなかった蝶です。


この蝶,東京でも秋にはたくさん見られるようになるのですが,
寒さに弱く,この地では冬は越せません。
みんな死滅してしまうようです。
コメント
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