
花がヤマブキ(山吹)に似ていて,
草なのでヤマブキソウ,
林の縁などの比較的明るい場所に自生する山野草です。

群落を形成して見られることが多いと記されていますが,
自生のものは減少してきており,
自治体によっては絶滅危惧種に指定されてもいます。

写真は城山公園の野草園にて,
ここでは保護されていることもあり,毎年増えてきています。
柵の外にはみ出して,道にも花を咲かせていました(4/13)。

よく見れば,ヤマブキは5弁花,
ヤマブキソウは4弁花と花の形か違います。
またヤマブキはバラ科ヤマブキ属,
こちらはケシ科クサノオウ属です。
似ているのは花色だけのようです。

こちらはケシ科クサノオウ属の本家,
クサノオウ(草の王)です。
ヤマブキソウと違いまだ道端などにも見られます(4/13)。
当然のことながら,4弁花の黄色の花で
ヤマブキソウによくています。
有毒ですが,花や葉などの地上部を乾燥させてものが,
薬草として白屈菜の名でよく知られています。
また瘡の王,草の黄の別名があります。