行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

現の証拠・風露草

2010-10-03 18:23:46 | 花,植物
竹林の端の草地,ドクダミの葉陰に,
たくさんの白い風露草が可憐に花をつけていました(9/26)。
現の証拠(ゲンノショウコ)です。



雄蘂の紫と花弁に入った薄紫のラインがとてもきれいです。
ゲンノショウコには赤花と白花があり,
赤花が鮮やかできれいといままでは思っていましたが,
白花のほうが,雄蘂が映えて,美しく,そして清楚であるように思えてきました。

ゲンノショウコの根,茎,葉,花を干して煎じたものは,
下痢止め,整腸目的に古くから現在まで使われている薬草です。
日本薬局方にもゲンノショウコとして掲載されているものです。
見目もよく,役にも立つ,
こんな草が,何百年もの間,毎年自然と生え,花を咲かせる。
こんな自然,いつまでも残って欲しいものです。





ゲンノショウコはフウロの名がありませんが,
フウロソウ科フウロソウ属の代表選手です。
写真中と下は先日,霧ヶ峰で見つけた風露草2点,
花色はいずれもピンクですが,その濃さが多少違っていました。
中は八島湿原,下は富士見展望台でのものです。
ハクサンフウロとタチフウロと思っていましたが,
あらためて見ると葉の形が同じです。
両方ともタチフウロかも知れません。
アサマフウロなども含め,フウロソウの見分け方よく分かりません。
ハクサンフウロやタチフウロは高原や山地に生え,
ゲンノショウコは低地にも生えるようです。

白花の現の証拠やなお清楚
コメント
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