桔梗咲きの朝顔

朝顔

アサガオ，日本人に親しまれ，なじみの深い花である．
日本で数多くの品種が生み出されている．
日本で最も発達した園芸植物である．
江戸時代には園芸朝顔の大ブームが数回あったそうである．
時代劇の江戸の町には小道具としてアサガオがよく使われている．

毎年7月の6，7，8日に行われる入谷鬼子母神の朝顔市は，
7月の9，10日に行われる浅草のホウズキ市と並び，
古くから東京下町の夏を告げる風物である．
しかし，7月の初旬ではふつうには朝顔の花は咲かない．
朝顔市の朝顔は，早めに花が咲くように工夫してある．
朝顔の花の盛りは８月になってからであり，俳句では秋の季語である．

最近は西洋朝顔といわれるペチュニア
およびその改良種が好まれ，朝顔はあまり見ない．
写真は先週，通院の待ち時間に，隣接の老人ホームの前で撮った朝顔の花，
多分，入居者が育てているものと思われる．
少し変わった品種で，花に角があり，桔梗咲き朝顔と呼ばれるもののようである．

　朝顔が　やっぱりいいと　母のいう