行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

蓮にとまる蜻蛉

2008-08-10 19:29:43 | Weblog
ハスにとまるトンボ

シオカラトンボ

昨日と同じところで撮った写真です.
十数匹のトンボが蓮の周りを飛び回っていました.
私の住む多摩地区でも,最近は赤トンボ以外のトンボは
ほとんど目にしなくなりました.
ちょっと前までは,たまにシオカラトンボやムギワラトンボは庭で目にしました.

そのトンボが蓮の周りを飛び,蓮の蕾に留まり,
たかが4~5坪程度の池(湿地)から離れようとしません.
多分この池から孵化したものと思われます.
自然繁殖ではなく,環境ボランティアによる
卵あるいはヤゴの放池によるものかもしれません.
不思議なことに少し小粒な気がするシオカラトンボばかりでした.
シオカラトンボのメスといわれるムギワラトンボの存在はありませんでした.
ひょっとしたら違うトンボかなとも思いましたが,
やはり色はシオカラトンボです.

下の写真は先月,湯布院の金鱗湖のほとりで撮ったシオカラトンボです.
こちらの方は少し大柄で,トンボ独特の緑の複眼を見せてくれています.
蓮池のトンボは孵化したばかりの若トンボなのかもしれないと思い,
蓮とトンボにお別れをしました.

 社会に飛び立ち遊べ若蜻蛉

どうも蓮池にいた上の写真のトンボはシオカラトンボではなく,
シオヤトンボというシオカラトンボ属のトンボのようです.
ネットでいろいろ見て知りました.
またシオカラトンボの幼生はムギワラトンボと同じ色で,
大人になるに連れて,胴体が青っぽい灰白色に変化していくことも知りました.
シオヤトンボもまったく同じように変化していくようです.
シオカラトンボとシオヤトンボの違いは,
シオヤトンボが小柄でずんぐりしていること,
胴体の色がシオヤトンボ♂は,ほぼ全部が青っぽい灰白色だが,
シオカラトンホは半分が灰白色で,尻尾のほうは黒であることのようです.
上下の写真を見るとそれは納得です.
しかし,蓮池にいたのがなぜ♂だけなのが不思議です.
また,若トンボではなく成熟したものということになります.

今日は地元の里山を歩いてみました.
ギンヤンマのメス,それにオニヤンマが飛んでいるのをみました.
頭上を行ったりきたりしていました.
最近は家のまわりでは赤トンボ以外のトンボをみることもほとんどなく,
家の近くでヤンマなどをみることなどはないと思っていましたので,
感激です.残念ながら,写真には撮れませんでしたが.



コメント
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