高齢化が進む社会となり、地域の包括ケアシステム推進の一つとして、地域の中学校の特別授業として、学校と行政の推進室と共に地域の課題を確認し、世代間で一体となって現状を認識し今後の取り組みについて考える勉強会を地域を支える地域づくりの一員として参加しました。
この日は、中学の3年生約200人を対象に、75歳の梅蔵さんの様子を演じる「寸劇」に始まり、生徒達がグループになってどのように対処すべきかを考える「グループワーク」を実施しました。
寸劇では、一人住まいの高齢者が朝から食事やゴミ出し、買い物などに苦労する様子が10分間に亘って演技し、生徒たちに高齢者の生活ぶりを理解してもらう機会となっていました。
寸劇の後には、高齢者の生活の中で悩みや困り事を確認し合いましたが、高齢者と一緒に住む生徒も少なく、どんな問題が多いのか実感する機会となったようです。
6人毎にグループを作り「グループワーク」で、主な問題として
①一人暮らしで不自由が多い
②脚が不自由で買い物や外出が大変
③災害時の対応
④認知症の発症
⑤話し相手が少ない
⑥相談相手が居ない・・・など
問題点を整理確認し、どのように対処したらいいのか?取り組み方を整理し、相互に色々な実例を挙げて約1時間のワーキングを行い、9つの対応策の順位付けしていました。
具体的例を挙げて自らが対処する方法なども議論し合って、グループごとの順位は夫々でしたが、高齢化が進む中で実態を確認しあい、子供から高齢者、障がい者など一人一人が地域の一員として包み支え合う健康で住みよい地域を創ろうと確認し合う貴重な機会となっていたようです。
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