先日、横浜新港パークにある「国際協力機構(JICA)横浜」を訪問して、JICAの事業展開や海外移住の歴史など興味深い話題に触れてきました。
JICAとは、かってインドネシアからの研修生を受け入れなどで多少縁があったが、今回初めてJICA横浜を訪れてみて、あまり一般には知られていないその事業の奥深さと意義を学ぶ機会となった。
政権交代により始まった事業仕訳や行政刷新会議などで、多くの指摘が行われたそうで、改めて世界の大変革の中での日本の役割が問われているそうである。
今回特に興味があったのは、横浜港開港以来、多くの日本人がこの横浜港から旅立って海外へ移住しており、その歴史は140年以上の永い歴史を刻んでいるのである。
「移住資料館」には、アメリカやブラジルなどへと夢を抱いて移住された移民の方々の『移民の暮らし』が、遺品や写真などで紹介されており、異文化社会のなかで想像を超える苦労を重ねながら日系社会を造り上げてこられた経緯を見聞することが出来る。
資料館の入口には、アメリカ・ポートランドにおける当時の日本人農家の皆さんの生活ぶりを凝縮したローズフェステイバルの「野菜山車」が展示されていたが、色鮮やかに大根・キャベツ・白菜・サツマイモ・赤カブ・ネギ・南蛮などで飾られており、目を魅かれます。
また、館内には、横浜港を出港するときの荷物や移民の七つ道具を詰め込んだ柳行李やトランクなど、水盃を交わし見送られたであろう光景が伺えて、釘付けとなって見入っていた。
現地入りしてからのコーヒー栽培や野菜づくり、コショー栽培、鮭漁など、その移住の道程やふるさとを離れての苦労ぶりが生々しくモデルや映像で生活ぶりも見られ改めて深くて重い歴史を感じていた。
JICAからは、かってインドネシアやハイチなどへ国際緊急援助隊を派遣したそうですが、今度は、東日本地震・津波被害地へと援助隊を派遣するそうで、「がんばろう・日本」としてどんなに大きなパワーを発揮されるだろうと期待が大きい。
訪れた直後に、JICAもCloseされてしまい、その被災地での活動に期待したい。
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