MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

品川大森歴史散策(2)

2019年05月22日 | まち歩き
品川歴史散策の後半は、品川歴史館を訪れて品川の歴史資料やシンボルの茶室「松適庵」を見学し、旧東海道の歴史スポットを巡っていました。
歴史館では、東海道一番目の宿場として栄えた品川宿などの古代から近世への歴史資料が観られました。
品川宿の宿並みが復元された模型では、本陣や旅籠屋が並び旅人の姿が再現されています。




大森貝塚など縄文時代から古墳時代にかけての遺跡が確認された品川の歴史として、貴重な貝塚の貝層も多く見られました


歴史館の庭園は、安田財閥系の安田善介邸宅の跡地だったところで、広い庭園には茶室「松適庵」が保存されています。
茶室は、にじり口と言われる入り口や床の間などこだわりのデザインの落ち着いたたたずまいの空間となっています。


松適庵の周りの庭園には、他では見られない石灯籠や石畳の回廊、縄文時代の竪穴式住居跡、水琴窟が保存されており、ノスタルジック気分になっていました








歴史館から旧東海道へ向かう途中の来迎院の前には、「来迎院石造念仏講供養塔三基」が設置されており、江戸時代の貴重な念仏講の様子が伺える文化財でした。










第一京浜に出て鈴ヶ森刑場跡へ向かいます。
約10分で鈴ヶ森刑場跡に着くと、小さな三角地でしたが、由井正雪の乱に関わった丸橋忠弥と恋人に会いたい一心で放火した八百屋お七の火炙りの鉄柱や礎石が残されており、江戸の刑制史上の貴重な史跡となっています。






刑場跡から旧東海道を立会川へ向かいます。

立会川に架かる浜川橋(泪橋)は、かつて処刑される罪人が運ばれてきて見送る親族たちと涙を流しながら別れを告げた所で、その名が付けられた橋です。

橋を渡り立会川河口の運河には、ペリー来航の黒船の光景と共に龍馬の壁画が描かれ坂本龍馬が住んでいたゆかりの地のようです。


近くの公園には、ペリー来航に備えた浜川砲台のレリーフが置かれています。


立会川駅へ向かう龍馬通りには、坂本龍馬像が立ち、若き日の龍馬の足跡を感じていました。


品川宿や大森貝塚など東京有数の史跡が残る大森界隈をぶらついて改めて古代からの深い歴史を実感する貴重な機会でした。

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