東京の代表的な黄葉スポットである東京大学本郷キャンパスのイチョウの木の黄葉盛りとなり、ぶら散歩してきました。
キャンパスのシンボルである赤門は閉じられていましたが、構内には内田ゴシックと言われるゴシック様式の建築が見られ、例年イチョウの黄葉と共に美しい光景はスケッチのモチーフとなっており、コロナ禍の前はスケッチ散歩してきましたが、今回もスケッチではなく黄葉と建築がコラボした光景を見ながら散策してきました。
医学部1号館前の広場には、オブジェが設置されて1号館と融合した景観が創り出されています。
文学部3号館のアーケードの際立って光輝く姿
総合図書館の正面も内田ゴシックの代表する建築で関東大震災復興のシンボルとなっている荘厳な姿が見られます。
安田講堂前のイチョウ並木通りでは、黄葉真っ盛りとなってイチョウの葉の絨毯が敷かれた絶景が見られます。
工学部1号館前の広場では、樹齢200年の大銀杏が聳えるひと際目を引かれる雄大な姿が見られ、東京都のシンボルマークのT文字とイチョウの葉を連想する姿で光り輝いています。
法文1号館と2号館を通じるアーケード通りには、左右対称のデザインと彫刻が飾られた列柱も見られます。
三四郎池(心字池)周辺でも、イチョウやモミジの黄葉がス面に映り込み、現在も絶景のお休み処となっています。
御殿下グランド近くの内田ゴシック建築とは異なる寺院のような姿の七徳堂は、純日本式の御殿造りの洋式建築の武道場となっています。
御殿下グランドの向かい側の附属病院の建物の壁には、多くの彫刻のレリーフが飾られて威風な雰囲気を醸し出しています。
本郷キャンパスから弥生キャンパスへ向かうと、こちらでも本郷キャンパスと同様な農学部のレトロ建築やイチョウ並木が見られます。
弥生キャンパスの農正門には、木曽のヒノキ材で作られた扉に妙な金属の紋模様が飾られています。
本郷キャンパスの正門から安田講堂を望むイチョウ並木
この日も閉じられていたキャンパスの歴史が刻まれたシンボルの赤門は、今も創建200年近い江戸時代の加賀藩の御守殿門の風格ある姿が保存されて貴重な国の重要文化財となっています。
晩秋の青空の下でのイチョウ黄葉風景やレトロ建築に気持ちも心も真っ黄色になった散策でした。