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MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

相模国府祭 (こうのまち)

2014年05月08日 | まち歩き

今年も大磯町で開催された伝統のまつり「相模国府祭」に行ってきました。

「相模国府祭」は、大磯町の国府に平安時代から続く相模の国の一之宮、二之宮、三之宮、四之宮、平塚八幡宮と総社の六所神社など6社が集う珍しい奇祭で、非常に興味が湧く祭でした。
この日は、大磯駅からJR東海道線に沿って走り城山トンネルを抜けて会場の神揃山に到着した時には、六社の御神体石が鎮座する山中には、多くの神社関係者や行楽客で賑わっていました。

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既に各神社の神輿が神揃山に勢ぞろいする御成りが済んで神事が行われていました。

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天下泰平を祈る神事の後には、チマキが撒かれて奪い合いも見られ、新緑萌える山中では、各社の関係者の交流が和やかに行われていました。

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狭い山中ですが、その後に行われる「座問答」の執り行われる一角には、早くからカメラマンなどの場所取りとなっており、何とか最上部から眺めていました。

「座問答」の神事は、案内によると、「相武」と「磯長」の二つの国が合併して「相模国」が出来た時に、それぞれの最大の神社である寒川神社と川勾神社のどちらを相模國の一之宮にするかの論争が起きたそうです。
この際に、三之宮の比々多神社の宮司が仲裁して円満に解決したと伝えられており、現在もその様子を再現して神事として行われているのが「座問答」だそうです。

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神事は、無言劇のように行われ、神の座を表す「虎の敷き皮」を交互に祭壇に進めて、我こそは一之宮であると訴えていました。
相互に三回づつ行い、三之宮の仲裁で神事が終わりましたが、この儀式が千年の昔から続けられているんですね。

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神事が終了して五社の白木の神輿が順次参道を下山しますが、参道下には川勾神社の大神輿が待っており、下山してくる白木の神社から神移りが行われるようです。

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下山した各社の神輿は、大矢場公園の祭場まで露店が並ぶ狭い道を渡御しますが、祭場では五社の山車が並び神楽太鼓を打ち鳴らして神輿を待っていました。

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大矢場祭場では、このあと六所神社の神輿の来場を待って舟形の舞台で、鷺の舞や龍の舞が奉納されるそうですが、それを待たずに六所神社での儀式を観るべく六所神社へと走って向かいました。

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六所神社へ向かう途中、総社(六所神社)を宮立した大神輿と出会いますが、 「ドスコイ、そ~れ・・ドスコイ、そ~れ・・」の威勢良い掛け声を響かせて進んでいます。

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六所神社に到着してしばらくで、神揃山から五社の奉迎使の「七度半の使い」が到着し、迎神の儀が執り行われました。

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神揃山から五社の神輿が山下りをする頃に、小雨が降り出してきたので、六所神社を後にして旧東海道をジョグって大磯駅に向かうと、国府本郷には江戸から17番目の一里塚があり、江戸から68Kmですね~。

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さらにステップを踏むと、城山公園を過ぎて約10名のジョガー軍団とすれ違いエールを交換していました。

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さらに旧東海道の松並木を走りますが、今も「関東ふれあいの道」として、多くのウオーカーには親しまれているようです。

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大磯には、旧吉田茂邸跡や多くの文化人の別荘など歴史的遺産があり、ジョグやお散歩には魅力的ですが、この日は雨の予報もあったので、またの機会にして帰路に着いた。

コメント
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