先の参議院選挙後初めてとなる国会が召集された。
東日本大震災の復興をはじめ、内外に多くの政治的課題が山積しており、新しい政治体制のもとで活発な論戦が始まると期待していれば、今回も会期は6日間のみで、10月の臨時国会まで休会だという・・・
テレビでは、開門前から新人議員が相次いで登庁していたが、国民の期待に応えてしっかりと決めるべきことを決めて欲しいところ・・・
ねじれが解消して「決められない政治」から「決められる政治」への転換を期待した国民の判断をしっかりと受け止めて、重要な政治課題に論議をつくして決めていくべきである。
先の通常国会では、重要法案が廃案になったり議論すらされていなかったが、今の我が国日本の危機は、一刻の政治停滞は許されない状況である。
報道によれば、副議長選挙では、二重投票の疑いがあったようで異例の再投票が行われるハプニングもあり、ねじれ解消した参議院であるが、何ともこれが国会の実態かと驚いた状況からスタートである。
社会保障や財政再建、経済成長、消費税増税、TPP、など重要法案の早期解決は、今の日本の最大の政治課題であり、国民は我田引水の要求ばかりではなく、痛みを分かち合うことが、この国の危機を救う道であると考える。
債務残高が対GDP比 220%という天文学的数字で他に例のない世界一の日本である。
今こそ国力の強化に向けて全国民が意識を持って取り組むべきで、政府はその改善へのプログラムを示して欲しい。
野党も批判ばかりではなく、建設的な対案を示して国難に向かって立ち向かって欲しいと願う国民が多い・・・・