今年のツール・ド・フランスも今朝、ゴールのパリ・シャンゼリゼ通りに最終ゴールして、3週間約3500Kmの長い長いレースが終了した。
サイクルレースファンの一人として、初日から連日テレビのLIVEや録画を見ながら楽しんできたが、今年も恒例の最終ステージのパリ・ゴールの様子をLIVE放送に釘付けとなって観戦していました。
この日のパリは、雲一つ無い絶好のツール日和となっており、美しいシャンゼリゼ通りには、大観衆が見守っており、興奮のルツボと化していたようです。
今年のツールの総合優勝(マイヨ・ジョーヌ)争いは、あのアルベルト・コンタドールがドーピング疑惑で昨年よりその名も消えており、昨年の覇者のエヴァンスか?ウイギンスか?Fシュレックかと戦前には名前が挙がっていたが、その期待は早々に消えていた。
スタート後 第6ステージまでは、カンチェラーラがマイヨジョーヌのイエロージャージをキープしていたが、第7ステージ以降は、ウイギンス(SKY)が一度も譲ることなく、個人タイムレース(TT)でも1位となり、圧倒的な強さを見せており、マイヨ・ジョーヌ争いは、早々に決定していたようだ。
我々の興味は、山岳ステージや長距離ステージなど各ステージにおける途中の逃げ集団とメイン集団(プロトン)との駆け引きで、毎日のステージ優勝争いと各ポイントにおけるポイント獲得に移っていた。
また、コースとなるアルプスなどの山岳の絶景やフランスの田舎・古い城郭の光景は、レース以上に興味をそそりますね。
コースの沿道で見られる住民などが演じるパフォーマンスも素晴らしく、家畜の演技や車文字など何ともユニークでフランスのサイクル文化の奥深さを感じます。
最終日は、恒例の4賞ジャージ(総合・ポイント賞・山岳賞・新人賞)の選手が先頭を引いてのパレード走行から始まり沿道のファンに手を振って応えていたが、この日はお祭りムード一色だったようだ。
最後は、シャンゼリゼ通りの周回コース(6KM×8周)に入ると、この日のステージ優勝を狙って逃げ集団が出来て、俄かに騒がしくなっていたが、その中に我が新城幸也選手も加わり面白い展開が見られていた。
あの凱旋門に向けて進み・折り返すコースを走るのは、プロのライダーにとっては夢の舞台だそうで、我がユキヤが手を振って凱旋する姿には、心を打たれました。
レース終了後は、各賞の表彰が行われマイヨ・ジョーヌ(総合優勝)のイエロージャージは、文句なくウイギンス(SKY)が獲得し、2位にはフルーム(SKY)、3位にニーバリ(リクイガス)が晴れの舞台に立っていた。
我がユキヤも、第20ステージでは、32位、総合では84位、ポイント賞では32位、山岳賞で25位と素晴らしい成績だったようで、沿道には日章旗を振るパリジャンの姿も見られていた。
いよいよ10日後には、ロンドンに舞台を移してのオリンピックで、新城選手や別府選手が世界の一流と競い合うが、活躍を期待したい・・・
寝不足の日は、まだまだ続きそうである
【添付写真は、テレビ画面から】