江の島八坂神社の恒例の夏の祭りの「天王祭」が、江の島の八坂神社と腰越の小動神社の両神社で開催され、神輿の海上渡御や天王囃子などで、島中が大変な賑わいでした。
江ノ島神社の末社である八坂神社は、昔大波により腰越の小動神社が流された時に、ご神体を江の島の漁師が拾い上げて現在の江ノ島神社内に祀ったことが言い伝えられており、その後、八坂神社と小動神社のご神体が年に一度海を渡って行き交うことになったそうで、伝統のお祭りとなっている。
江の島神社辺津宮へ着くと、丁度、拝殿の前で神事が行われており、その後、神輿の周りを優雅な囃子やシャンギリ(錫杖)に乗って担ぎ手に担がれて宮出しとなり、参道を勇壮に青銅の大鳥居をくぐり弁天橋へと下り降りていた。
弁天橋際では、白褌に白足袋だけで身を固めた男衆が待ち、入水準備に追われていました。
丁度11時から太鼓の響きに合わせて、引き潮になっていた砂浜へと降り立ち、岸壁で鈴なりになって待ち受ける見物客が見守る中を、勇壮な掛け声で海上渡御へと移っていきました。
海上では、宮司が待つ船の上からお祓いを受けて、約50Mほど沖合へと進み担ぎ手の首すれすれまで海中に使っていたが、よく見ると小柄な担ぎ手は、ぶら下がって浮いているようにも見えました。
約30分弱でしたが、海上渡御を終えて陸に上がってきた時には、担ぎ手には、寒そうにブルブルの姿も見られいました。
神輿の周囲には、多くの船やヨットも近寄って花を添えていたが、その沖合にはキッズのカヌー教室やヨットセービングで、梅雨空の下で湘南らしい光景が拡がっていました。
午後からは、小動神社へと合同渡御がある予定でしたが、一足先に片瀬海岸を走り帰路についた。
鵠沼海岸では、発祥の地であるビーチバレーやビーチテニスの試合が行われており、ベテランや少年の部などで、夏の海岸風景が見られます。