道路交通法の改正により、1日より安全基準を満たした自転車に限り、6歳未満の幼児2人を乗せて運転できるようになった。
サイクリストの一人として、日頃 三人乗り自転車の危険性を見てきたので、ようやくここまで来たかと安堵している。
これまでの報道を見ていると、3人乗り規制に対して母親族の反発が多く、生活が成り立たないとか、苦情が殺到したそうな。
子どもの送り迎えが必要である事は、今の生活環境から理解できるが、その代償が大きい事を考えていないのでは?
もともと自転車の2人乗りも、原則 道路交通法では禁止されていることである。
朝の通学時の安全ボランテイア活動中も、相変わらず3人乗りで、メットも着用しないお母さんたちを見かけるが、
注意しても、今のママさん達には、全く安全や罪意識がない方が少なくないのである。
それの延長線上に、高校生などの二人乗りや傘さし、携帯使用、無灯火、イヤホーン使用などがあるように思えてならない。
また、転倒しない安定性・強度やブレーキ性能などの安全基準を満たした自転車は、それなりの費用が掛かっている。
母親の意見は、高価であることに集中しているようであるが、安全にはコストが掛かる事は避けられないと思う。
もともと安全基準にも満たない安物のママチャリと比較して考えることに無理があるのでは?
試乗経験のあるママさんに聞いたところ、安定性が向上して乗り心地もよく、止むを得ないと言われている。
さらに、高いから自治体で補助して欲しいとか、規制を緩めて欲しいとかの意見もあるようであるが、情けない。
これまでも自転車の事故は、いろいろな悲惨な例を見てきたが、自分だけは安全だと思い込んでいるとしか思えない。
幼児だけではないが、自転車に3人の命を乗せていると自覚して、取り組んで欲しいと願うばかりである。
むしろ、改善が望まれるのは、自転車そのものよりも、自転車を安全に走行したり、駐輪できる環境を早期に整備してほしい。
エコサイクルとして、急速に自転車利用者増えており、待ったなしである。