12月に入りどこもクリスマスムード一色となるが、横浜山手の西洋館も世界のクリスマス飾りが始まっていた。
この日に合わせてスケッチ仲間と今年最後のスケッチ会が行われて、快晴の『山手西洋館めぐり』を楽しんだ。
この日は、雲ひとつ無い快晴で風も殆ど無く、石川町から山手に坂道を登ると、すでに多くの人々で賑わっていた。
「外交官の家」や「ブラフ館」では、すでにスケッチを始めておられる方もいて、冬の日差しを受けてみなとみらいの眺めは最高である。
山手の丘をすばらしい景観を眺めながら散策して、「ベーリック・ホール」に移動すると、ここでは「祝祭のスペイン」をテーマに、キリスト教創生の苦難の歴史を表現しているそうで、マリア像が紅色で飾られていた。
さらに、エリスマン邸も多勢の人で賑わい、ここでは「オーストリア」のクリスマスが演出されており、白銀の世界での優雅な食卓が見事であった。
このエリアは、いつ出かけても多くのスケッチファンが筆を走らせる場所であるが、『えの木てい』が、陽を受けてすばらしく輝いていて、今日のスケッチポイントに決めて約1時間で早描きをした。
珍しい画法で、ペン彩画を描いておられる画家も居られて、しばし、画集を見せてもらい交流を楽しんだ。
さらに、時間を惜しんで山手の丘の景観を眺めながら、「イギリス館」、「山手111番館」を見てまわったが、ここでは、イギリスおよびフランスの家庭のクリスマス光景が演出されいて、ロマンチックムードが一杯で、訪問者の多くの方が、カメラに収めていた。
「みなとの見える丘」からのレインボーブリッジなどの眺めは、空気も澄んでいて事の外最高の眺望である。
思わず早描きスケッチする仲間もいて、陽が落ちてきた光と影が美しい。
異国情緒を満喫したが、イルミネーションが輝く時間を待たずに、次の予定地中華街へ歩を運んで今年のスケッチ会を打ち上げた。
中華街でも、中国風のクリスマスだろうか、赤色に塗り飾られた中華街中央通りも忘年会客で賑わいを見せていた。