子ども達のための自然学校・イエティくらぶ

NPO法人ねおすが主催する「子ども達のための自然学校『イエティくらぶ』」の活動報告をアップしています。

イエティくらぶいぶり校「和みの森・のこぎりと電気ドリル」

2010年11月03日 17時51分16秒 | いぶり校
(動画があります。携帯電話でも再生できますが、パケット代などご留意ください)


秋も深まってきましたね。

今回は、なんと大工仕事、いや土木工事プログラムです。
こんなのに、みんな来るのかなあと思ったら、意外や意外、みんな興味があるようです。

今回のフィールド、苫東・和みの森は、
思いっきり遊ぶことと、働かなければならない、というオキテがあります。

①木道づくり
②枯れ枝を引っ張り出してくる
③薪づくり
④たき火
⑤どれもやる
⑥どれもやらずに、あそぶ

こんなメニューの中から、活動を選びました。

ということで、木道づくりはこんな感じ。
電気ドリルでドリドリします。





最初、1分ぐらいはスタッフに教えてもらったけど、
あとは自分たちでどうにかします。
あとから来た子は、最初からいた子に教えてもらいます。

その次は、のこぎり。
これも、最低限の使い方と安全だけ確認したら、
ひたすら、ヒタスラのこをひきます。
のこぎり地獄だ! いや天国か?



ぼくは、小学校低学年のころ、親父の庭の手入れ道具を勝手に物置から引っ張り出して、
勝手にのこぎりとか、かなづちとか使っていました。
だから、こういうものを使うことって、ごく普通のことだったのだけれど、
それって、実は特殊だったんですね。それに気が付いたのは、けっこう最近です。
まあ電気ドリルは別かもしれないけど、のこぎりとかかなづちとか、
普段は子どもたちはあんまり使わないんですね・・・。そうなんだな・・・。
なので、みんな最初はおっかなびっくりでしたが、
道具の理屈を自分で理解して、そこからはどんどん自分で進めていきました。

和みの森では温まったり、お湯を沸かしたり、いもを焼いたり・・・と
何台もある薪ストーブが大活躍。


だからたくさん薪が必要なのです。森の中から枝をかごに集めたり、
倒れている長い枝もえっちらおっちら引っ張り出してきます。
ノコギリを使って、薪ストーブに入る大きさに切ってもらいました。
何本も薪を作って、ノコギリ使いも手馴れてきました。
ノコギリの切り口が美しい。
雨が降っていたので、今日の巻きは燃えるようによく乾かしてから
使わせてもらいますよ。


お昼に食べるお芋とココアの準備。
おいもを洗って、お鍋に牛乳を入れて沸かしましょう。
そんな準備をしながら、ストーブの薪が燃えつきないように
火のチェックもしますよ。そしてお芋をひっくり返してと。
ひと働きした薪作り隊も温まってひと休み。。。
蒸しあがったじゃがいも、さつまいもとってもおいしそう~

ランチはこんな感じです。





森づくりコンテナで、一休みです。

今回は、焼き芋が出てきました!



昼からも、働きたい子は働き、遊びたい子は遊び、
自分の興味の赴くまま、好き勝手に動き回っていました。
昼からは、丸太の皮むきとか、そんな仕事も入ってきました。
子どもにしてみれば、仕事というよりも遊びですね。
自分のやっている遊びが、誰かの役に立つなんて、ちょっといいですよね!

道具の手入れもちゃんとしますよ。
皮むき棒の刃を研いでくれています。
薪も、うずたかく積み上げてくれました。

で、今日は木道を大小合わせて3枚作りました。
みんなでえっちらおっちら運んで、敷設します。
出来栄えは、大人が作るものと変わりません。
それぐらい、丈夫でよいものができました。

子どもでも、自在に動かせる手足を駆使すれば、
大人が作るものと同じものができます。
そして、誰かの役に立つわけです。
彼らが作った木道のおかげで、
車いすユーザーの皆さんが、森に入って森を楽しめるのです。
でも、子どもたちは、遊び、なんですね。
森の作業は、いろんな人たちの、いろんな思いを満足させてくれます。

なので、また今度、森に行こう!
(うえだんな)



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1 コメント

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Unknown (おひなさま)
2010-11-03 20:32:12
前回に続き弟のみの参加でしたが、だいぶイエティにも慣れてきたようです。本人はあまり多くを語ってはくれませんが、泥だらけの軍手やカッパが今日の出来事を物語っていました。またしても貴重な体験をさせていただきありがとうございました。
来月はカムイヌプリに挑戦させてみようと思ってます。姉が去年参加して楽しかったらしく今年も行きたい!とのこと。またよろしくお願いします。
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