2日目をむかえた黒松内ぶなの森自然学校でのイエティくらぶ「森のかくれ家づくり」。
空模様は予報通りのしとしと雨ですが、隠れ家づくりのしあげと2日目メインのお外ごはんはどうなるでしょうか。
ワクワクどきどきの2日目スタート!
起きても良い時間の6時になると自然と起きだしたみんな。
まずは寝袋・ふとん・毛布をたたみます。
初めて寝袋をたたんだ子、袋にいれる難しさをあらためて感じた子、共同作業で取り組む2人。
昨日の晩から作業してきた看板づくり。
朝仕事までの時間も使って最後の仕上げに入ります。
朝のお仕事はろうか・体育館の掃除とグラッチェ・コケッツのえさやり。
コケッツのごはんをいれていたお鍋洗いまでがお仕事です。
朝ごはん前の自由時間に頭脳戦の囲碁に挑戦する男子2人。
キッチンまりこで朝からもりもりご飯を食べたら、
2チームに分かれて作業開始!
たつみ食堂でお昼ごはんの下ごしらえチームは野外調理がスムーズにいくよう、
材料を切ったり、デザートづくりの下準備。
お家でもお手伝いをしているのか、上手に包丁をつかっています。
そして焚き付けづくりチーム。
野外調理の肝心要、薪ストーブで火をおこす為に使う細かい木を、ナタを使ってつくります。
小雨だったので早速隠れ家の屋根の下で作業。
木の節により数々のアート作品も登場しました。
充分な量の焚き付けができたので、焚き付けチームはそのまま外で隠れ家のしあげに入ります。
いよいよ看板も設置(隠れ家の看板なので、場所がすぐにバレないような工夫もしてあります)。
キッチンチームも材料をもって合流!このアルミホイルには何が入っているのかな?
壁に使うためのイタドリあつめ。背よりも高い!鹿さんも発見!?
ブロックや木の板でテーブルや椅子も作ったら、
イタドリを使った武器工房も出現。
他の作業をしている間にお湯がわいたので、具材投入!
隠れ家のかざりつけ(もちろん自然素材でカモフラージュもばっちし!)や
イタドリで闘いをしたり、
思い思いに隠れ家での時間を過ごしています。
イタドリの決闘では相手の身体に当ててしまったら負けというルールつき。
上手に力を加減しながら闘っていました。
雨が強まってきたので屋根の下に避難。
すると丁度よくご飯の準備ができました。
お昼ごはんはとろとろあんかけうどん、焼き魚肉ソーセージ、そしてたつみが薪ストーブから取り出したのは
ホイルにくるまれた焼きリンゴ!
あっという間にみんなの口の中に。
うどんもおかわり続出でした。
さて、ここで隠れ家をちらっとご紹介。
玄関以外から出れないようロープが張って有り、雨よけもついた通路
よくみると笹の葉デコレーションや矢印看板(たきつけ作りの副産物)付きです。
本来であればみんなで解体するところまでが自然のなかで活動するときのオキテですが、
今回はスタッフが翌日さらなる居心地を確認するため、特別に残してもらいました。
さて、お腹がいっぱいになったらまずは食器あらい。みんなで使ったお鍋達も洗います。
荷物をまとめて、宿泊部屋掃除。
掃き掃除と拭き掃除でピッカピカに。
そしてあっという間にかえりの会。
1泊2日を振り返り、楽しかったことアンケートでは おいしかった! 楽しかった! 通路を工夫した!
など、いろいろな声が聞こえました。
最後は楽器の演奏つきでぶな森の校歌をみんなで歌い、11月のイエティくらぶは終了です。
現地解散組はお迎えにきてくれたお父さん・お母さんに隠れ家を案内。
がんばったところをそれぞれ説明していました。隠れ家との写真ではとても良い笑顔。
別れを惜しみながらも、笑顔でまたね!
今回は、前々から予報されていた2日目の雨をしのぐ為の屋根を中心に設計した隠れ家づくりでしたが、
条件のあるなか、力をあわせて見事みんなで座ってお昼ごはんを外で食べることができました。
私達大人からはあくまでも子ども達の「やりたい」ができるようアドバイスや、質問に答えるアドバイザー。
設計案や内装、通路や看板だったり、ほぼ全てが子ども達から出てきたアイディアです。
年中さんから小5まで、と年齢も幅広いメンバーで、
上手に役割分担もしてそれぞれができる形で関わっていました。
自然のなかの材料を上手に使ったり、道具の使いかただったり、
今回上手にできたいろいろなことが、今後みんなの生活や遊びに活きることを願って。
子ども達の笑顔も輝いていましたが、
やはり隠れ家づくりは幾つになっても楽しい!
来月12月のイエティくらぶ黒松内は、「ぶな森工房でものづくり」です。
また黒松内で会えることを楽しみにしています!
(ちこ こと 大類幸子)