子ども達のための自然学校・イエティくらぶ

NPO法人ねおすが主催する「子ども達のための自然学校『イエティくらぶ』」の活動報告をアップしています。

黒松内校_冬のうたげキャンプ☆_2日目

2014年12月14日 20時07分06秒 | 黒松内校

うたげキャンプ2日目は朝のお仕事からスタート!

コケッツにごはんをあげたら、みんなで雪をかきかき

朝ごはんを食べたら

いよいようたげの準備にとりかかります。

ケーキ作りを教えてくれたのは、自然学校のご近所さんで、イエティの先輩でもあり、調理師のNG。

 

いくつかある砂糖の種類の違い、雪をつかって生クリームを泡立たせる方法、ふわふわホットケーキの焼き方等、

いろいろ教えてくれました。ありがとう!

まずはホットケーキチームとホイップチームにわかれて作業。

NGに教えてもらいながら、慎重にとりかかっています

 

 

生地ができたら、ホットケーキをやきやき。

なんと、難易度の高い空中返しに挑戦!見事成功した瞬間をパチリ。カメラマンもナイスです

 

ホットケーキチームが焼いたケーキに、ホイップチームが作ったクリームを使ってデコレート

真剣な顔で乗せるフルーツの種類や位置を考えながら作り・・・

満足のいくケーキが完成!

 

と、その傍らでは大阪のおばちゃん、ではなくお兄さんがお好み焼きを作っています。

 

クッキーも作り、食卓にずらっとおいしそうなケーキ達が並びました!

 

ケーキができたら、あとは昨日作ったリースとしめ縄

そして飾りつけを使ってキッチンまりこもうたげ用にデコレート。

なかなかとっても宴っぽく華やかな感じになりました。

さて、準備が整ったらいよいよ宴のはじまりはじまり。

司会は皆からの推薦でKくんに。

トップバッターは北星学園の実習生3人。

「皆さんお電話ですよ!」 

某番組の人気コーナーに、みんなが挑戦。「お正月」「サーフィン」等のお題に、

「えぇ~!」「かけないよ~」と言いながら、みんな上手に描けました。

お次は「ロシアンルーレット」

4つのクラッカーのうち、1つにだけ謎の物体Xがはさまっています。

くじ引きで選ばれた4人のなかで、誰がXを食べたかを当てるゲーム。

前の4人は、ポーカーフェイスを貫いてみたり、当たってないのに当たった顔を演技してみたり。

ちなみに、物体Xの正体はWASABI.大当たりを引いたのは、なんとわさび好きなKくん。

盛り上がってきたところで、HRKの「マジックショー」タイム。

トランプを使って、JETTもびっくりのマジックを何個も披露してくれました。

昨日から練習を重ねてきたHRK。うまくできなかったときも、「失敗したまま終わりのは悔しい!」

と、何度も挑戦する姿は、立派なマジシャンでした。

そして途中で地域のSHGさんもお得意のマッチ棒マジックを披露。

 

まだまだ出し物は続きます。

お次は、今度別の場所で披露する為に練習していた

千と千尋の神隠しの主題歌、「いつも何度でも」をTKがアカペラで歌ってくれました。

歌詞も全部頭に入っていて、20弱の観客のまえで、堂々と綺麗な歌声を披露したTK,すごい!

出し物の最後は再び北星学園組が、今度は「全世界のクリスマス◯☓クイズ」をしてくれました。

チームにわかれて、答えを話し合って決めます。

ジングルベルはクリスマスの歌じゃない?ロシアにいる奇跡を起こすおじさん、サンタの服が赤い理由、サンタがいない国がある?…などなど、

海外のクリスマス事情について、クイズのなかでみんな新しい事を教えてもらいました。

子ども達よりは多くのクリスマスを迎えてきたスタッフ達も知らなかった事がたくさん。

クリスマス、奥が深い・・!

さて、ひとしきり盛り上がったら、いよいよご馳走をいただきます。

と、ここで明日誕生日を迎えるJETTたかぎぃに、みんなが作ったクリスマスケーキが渡されました。

飾りつけのクッキーにも、たかぎぃが好きな動物サイや、年にちなんだデコレーションがしてあります。

ボリュームたっぷりのケーキに嬉しい悲鳴をあげながら、みんなもりもり食べていました。

途中、たつみが用意してくれた今年のイエティの写真を。

「あ、これあれしてたときの写真!」「髪の毛がまだ短い!」「このときぼく参加してたっけ?」

と話ながら振り返ります。

そしてこの宴の後、Kくんの身体も大人へとまた一歩近づきました。

 

さて、掃除もきっちりした後は12月ということでこれまでのイエティのなかでそれぞれ印象に残ったキャンプ・出来事を発表。

そうそう、そんなこともあったね!みんなでいろいろやってきました。

楽しい時間はあっと言う間にすぎ、お別れの時間です。

またね!

今回は1日目に行なった雪遊びの他は室内での活動になりました。

リースや飾りつけ、ケーキづくりをしている最中も、「みんなでやると楽しいね」

という声が聞こえてきたことが嬉しかったです。

完成したリースやケーキも、それぞれの味がでていてとても素敵なものになりました。

海遊び!40kmウォーク!山菜とり!と、身体を目一杯動かすのが楽しいのは経験してきましたが、

静の活動も楽しい!とあらためて感じた今回のキャンプでした。

少ない人数だからこそ、みんなで手伝いあいながら、みんなで考え、みんなで準備し、みんなで楽しんだ宴は

とても素敵なものになりました!

次は2月に、今度は全開雪遊び!それまでに雪合戦で最後まで攻めきる体力をつけなければ・・・!

  (黒松内ぶなの森自然学校 ちこ こと 大類幸子)


札幌まるやま校合同プログラム「みんなでお泊り」

2014年12月14日 17時40分03秒 | 札幌まるやま校

 12月は幼稚園児も小学生も大人も

みんな集合の札幌まるやま校合同プログラム「みんなでお泊り!」

 

総勢35名で手稲山のパラダイスヒュッテで過ごします。

まずはヒュッテの中でお昼ごはんを食べて、

山小屋の中を探検です。

1Fは食事を食べるところ

2Fは寝るところ

地下1階はトイレ

薪ストーブもある山小屋にみんなのテンションも少し高め。

外で遊ぶ準備をしたら早速雪遊びへ!

自由に遊んで少し発散したところで

雪積み競争

 

遠いところから雪を運んでくる人間ブルドーザーや

どう見ても雪の中をクロールしているようにしか見えない子どももいましたが・・・

続いては雪山からの掘り出し競争

各チーム目印を掘り出してカツオのところまで届けます。

作戦会議を開き、カツオの動きを把握する子ども、掘り出す子どもなど役割がそれぞれ与えられました。

 

中には相手を邪魔する悪知恵も。

体が温まったところで自由雪遊び開始

雪合戦

雪合戦を影で支える雪玉宅配便

ひとしきり遊んだところでおやつ休憩、

ココア、紅茶、ホットジンジャーエールに大人はホットワイン。

 

おやつ交換をしたりと子どもたちの距離はどんどん縮まっていきます。

一方大人は食事の手伝いや、

かまくらやづくりや雪合戦の相手になったりと大奮闘。

 

おやつを食べたら3つの中から選んでの活動です。

1,食事作り

2,山小屋の中で遊ぶ

3,雪遊び(テントたて、かまくら作り)

 

食事づくりでは包丁やピーラーを使って野菜や果物を切ったり、すりおろしたり。

こちらは女子が頑張ってくれました。

 

寒さで中に逃げ込んだチームはトランプや戦いごっこなど山小屋を所狭しと暴れまわっています。

外ではテントで眠ると言った男の子たちでテント建てです。

他の遊びが気になりながらも1年生と年長、年中さんの4名で何とかたてました。

あたりが暗くなってくるとかまくらも完成!

中で眠れそうな出来栄えに年長さんの男のが「かまくらで寝る!」と張り切っていました。

スノーキャンドルも点灯

夕食はカレーライス、コールスローサラダ、フルーツポンチ。

たくさん遊んでお腹が空きました、もりもり食べています。

「おかわり」と元気のいい声が聞こえます。

おしゃべりに夢中で箸が止まっている子どもも残さず完食。

 

食事が終わったらリピーターの子どもたちからゲーム「忍び足」のリクエストが。

山小屋の2Fは歩くと「ミシッ」と音がなるのですが、

それを鳴らさずに忍び足でお菓子を取りに行くゲームです。

 

待っている間は1Fでみんなは耳を澄ませて審判をします。

19人中ミッションをクリアしたのは2人!

2人とも忍者キャンプに参加していた子どもでした、さすが修行の甲斐がありました。

 

夜はナイトハイクにお出かけ、片道15分の距離をラッセルしながら夜景を見に行きました。

ふかふかの雪にゴロンと寝転がっていたら雲が晴れてきれいな星空も。

 

山小屋に戻ったら寝る準備です。歯を磨いて寝袋に入ります、山小屋は雑魚寝。

テントで眠ったのはスタッフけいたと1年生の仲良しコンビ!

かまくらで眠ったのはカツオと年長の男の子

雪遊びで相当消耗したのか山小屋で眠った子どもはあっという間に寝息を立てていたそうです。

一方テントとかまくらで眠ったチームは

寒さと格闘しながら眠ったり起きたりを繰り返しながら朝を迎えました。

正直途中で「山小屋に戻る」と言うかなと思っていましたが、

3人とも朝まで眠る根性を見せてくれました、感動的でした。

早朝テントから戻ったら薪ストーブの前で暖を取って温まります。

 その他の子どもも徐々に目を覚ましてきました。

寝ているおじいをを添い寝で起こす子どもも。

 昨日は良く眠れましたか?のチェックではあまり眠れなかった子どもが多かったようですが、

元気いっぱいです。

半日過ごすためのエネルギーをつける朝ごはん。

メニューは、ごはん、大根と油揚げの味噌汁、きんぴらごぼう、スクランブルエッグ、ウインナー

切り干し大根、納豆、つけもの、温泉卵

食事が終わったら自分の荷物をお片づけ

時間があったので山小屋のお掃除も

身支度を整えたら今日も3つに分かれて遊びます。

1,食事作りチーム

いろんなおにぎりを握ります

 2,外あそびチーム

テントを片付けます、一晩お世話になりました!

雪合戦

今日も雪玉宅配便が活動中

雪にまみれて楽しんでます。大人を埋めちゃった!

 そりすべり。立ち乗りにもチャレンジ!

 3,室内まったりチーム

迷路づくりや絵の当てっこから始まり

トランプ、ヒグマかるたと白熱の勝負が続きました。

途中で帰らなくてはいけない子どもをお見送り。

荷物を一生懸命引っ張りました!?

 楽しい時間はあっという間、最後の食事の時間です。

メニューはおにぎり(うめ、しゃけ、しょうが、しお)、芋煮、白菜の松前漬け、つけもの

たくさんあった芋煮はほぼ完売。

3食作ってくれた、くまちゃんありがとう!美味しかったです!

そしてスタッフのように台所に入りっぱなしだったお母さんたちにも感謝です。

 おなかがいっぱいになったら山小屋の掃除をします。

ゴミを集めて綺麗にしたら最後は全員で記念撮影!

(写真に入っていない方もいます、すいません)

 

二日間過ごした手稲山パラダイスヒュッテをあとにしました。

例年になく雪が少なくてこちらは「どうしようかな~」なんてヒヤヒヤしていましたが、

子どもたちはそんなこともお構いなく全力で楽しんでいました。

外あそびをたくさんしたい子ども、

山小屋でゆっくりしながら自分の時間を過ごしていた子ども、

お手伝いや料理づくりに夢中になっていた子ども、

お父さんやお母さんと一緒に過ごすのがとっても楽しかった子ども

みんなの笑い声としゃべり声が今も頭のなかに響いています。

 

年齢が違ったり、体力が違ったり、理解力が違ったり、

これだけの年齢差の中で一緒に過ごしているのだから、

時にはイザコザがあったりします。

それでもきちんと謝ったり、許したりすることができる。

体力や運動が苦手だったりする子どもや

どうしたらいいかわからない子には知っている子が教えてくれる、

いろんなサポートをし合える子ども同士の関係、子どもと大人の関係、大人と大人の関係

そんな多様なコミュニケーションを宿泊という

子どもたちにとっては少しハードルの高い環境の中でたくさん見せてもらいました。

成長をたくさん感じた2日間でした。

 

最後にいつも食事づくりや自分の子ども以外のお世話をしてくれる保護者の皆さん、

痒いところに手が届くように自分の役割を見つけて積極的に動いてくれる学生ボランティアのみんな、

スタッフとしていい意味で安心しきっている社会人ボランティアの方々にたくさんの感謝を送ります。

今年一年もありがとうございました!

また来年も宜しくお願いします!良いお年を!

 

カツオこと高野克也

みんなでお泊り!~札幌まるやま校全員集合~


黒松内校_冬のうたげキャンプ☆_1日目

2014年12月13日 21時01分46秒 | 黒松内校

黒松内校12月キャンプは、冬の「うたげ」キャンプ!

冬を祝う回、1日目をお送りします。

 

いつもと同じく、イエティは昼から始まります。

黒松内組は札幌組が到着するまで、体育館でスポーツ。ラグビー、バスケ、アメフト、なんでもござれです。

 

今回は参加者とボランティアを含め、総勢15名程度。

なので自己紹介にも余裕がたっぷり。笑いが絶えません。

二日間の流れをざっと紹介して…

 

早速外へ!

雪が積もっているのに遊ばない手はないですよね!

onちゃん争奪雪合戦の開催です。

玉を作って投げて、避けて走って。寒さなんて何処へやら。

 

2回戦行った後は、みんな息も絶え絶えです。

休憩しながら、雪山を作ったり、のんびりと雪と遊びました。

 

 

さて、お次はクリスマスリース作り。

材料を取りに、ワタナベ農場まで向かいます。ほっしーから、材料の取り方、選び方を説明。

良さそうな材料が取れました!

 

ぶな森に戻った後、それぞれ材料を選び、思い思いに作っていきます。

真剣。

 

藁も用意してあるので、しめ縄も作っちゃいます。これはなかなか難しい!

出来たものを並べます。

飾り方、使う道具、見せ方、みんな違って、みんないい。

 

一日目のメインプログラムは終了です。

ご飯を食べて、お腹を満たしました。

 

さて、しかし「うたげ」は明日が本番。

何をして祝うか、打ち合わせです。

なかなか楽しそうなプログラムが決まりました。明日が楽しみです。

 

さて、残りの時間で、明日の「うたげ」の飾り付け作り。ツリーも飾ります。

輪飾りも作りました。長い!

ん、飾り付ける所間違ってないかい?

 

こうして、今日が終わっていきました。

外遊び、ものづくり、明日の準備。

やることをやった、そう感じる冬の宴キャンプ、一日目でした!

 


いぶり校12月月例・目指せ!未来のお茶の水はかせ☆ロボット作りに挑戦

2014年12月08日 11時39分05秒 | いぶり校

雨は夜更け過ぎに雪へと変わるだろ~♪なんて歌がありますが、朝起きてカーテンを開けたら一夜にして世界が変わっていました苫小牧です。

すっかり雪の世界になりました。

これは一部、根雪になるのかしら~?と思いながら久しぶりの雪道運転にドキドキしつつ、活動場所へと向かった次第です。

12月のイエティくらぶいぶり校は『ロボット』×『自然体験』という異色のコラボレーション企画☆

ロボットをつくることを通して、人間が無意識のうちに使っている機能について気づく一日となりました。

雪遊びに始まり、夢中になったロボットの組み立て、試運転などの様子をお伝えいたします。

 

2014年12月7日(日)天気:朝から雪雪雪!

やってきました、冬将軍。

雪の世界を前にウキウキ顔の子どもたち。次から次へと降り続く雪に心踊っている様子です。

まずは何はともあれ外に行こう!と活動場所の近くにある公園までやってきました。

「もう遊んでもいい?」と聞かれスタッフが「いいよー!」というのが早いか遅いか一気に駆け出していきます。

滑り台に積もった雪。こんなに積もったんですねー。

雪だるまを作りたい、雪合戦がしたいというリクエストにお応えして、雪だるま合戦を行うことになりました。

各チーム、勝利の女神となるべく雪だるまを作成。そこに自分のチームのお宝を置きます。

雪合戦が始まり、相手チームの雪玉が当たったら、自分のチームの雪だるまのところまで戻り、勝利の女神にタッチすると復活ができるというシステムです。

そんなルールで攻防を繰り広げながら、相手チームのお宝を狙いあうというゲームです。

まずは雪だるまを作り、攻撃用の雪玉を作り、準備が整ったところで開戦!!

かなり白熱した戦いとなりました。

2回勝負をした結果、両者1勝ずつの引き分けでゲームセット。

ひと汗かいたところで、活動場所に戻り、ロボット博士からロボット講義をしてもらうこととなりました。

本日のゲスト講師①ロボット博士の元由勝人さんの登場です。

元由さんが作ったバグウェイという乗り物と共に、ロボットとは何ぞや??ということを教えていただきました。

バグウェイというこの乗り物を作るにあたって、まずはバランスが取れなければなりません。

「人は両足で立つとき、特に何かを意識するわけではないのにバランスを取って立つことができているよね。でも、実際には脳がちゃんと働いていて、体の動きをコントロールしているんだけれど、こうしたロボットはそれがないんだ。だから、その人間の脳になる部分をプログラムとしてつくって、機械の中に組み込んで動くというのがロボットの仕組みです」

お話の中には“ジャイロ”とか“加速度センサー”とかムズカシイ言葉も出てきましたが、子どもたちは博士のお話に興味津々で真剣に耳を傾けていました。

バグウェイの操作はなんとスマホで行うのだそうです。

「スマホで信号を送ると動くんだよ~」という言葉に「すごい!!」と目を輝かせていました。

そして、元由さんが「じゃあ、みんな一人ずつ乗ってみますか?」と実際にバグウェイに乗せてもらう&操縦させてもらうこともできました。

「まっすぐ力を抜いて、遠くの方を見るようにして乗ると上手に乗れるからね~」とのアドバイスをもとに一人ずつ乗せてもらいました。

緊張の面持ちの子もいれば、あっという間にコツをつかんで乗りこなしてしまう子も。

みんなとても楽しかったようです。

           

スマホで操縦も体験。

   

初めての乗り物に興奮冷めやらないところではありますが、お腹も空いたところでお昼ご飯タイムとなりました。

 

さて、午後からはいよいよロボット作りに挑戦です。

ここからはゲスト講師②安ケ平さつきさんに進めていただきます。

2人1組でチームを組み、お互いに協力しながら一つのロボットを組み立てていきました。

「まずは、箱を開けて中身を見て見よよう!」の声にみんなで箱をオープン。

なんと、今回のロボットの本体はレゴブロックなのであります!

  

中身を見てみるとロボットの心臓部となる部品が。

「電源をONにして、ちょっと耳に当ててみてください。何か音がすると思うんだけど」とのさつきさんの言葉にみんな耳を当ててみます。

本当だ!ジジ・ジジっと小さな音がします。

今回のロボットは虫型ロボットということで、虫の心臓音が出るようになっているそうなのでした。

どんな部品があるかチェックが終わったら、チームの中で作るパーツの役割分担をし、説明書を見ながら作業を進めていきます。

    

基本部分が完成したら、あとはカスタムメイド☆

羽根をつけてみたり、目をつけてみたり、ロケットランチャーまでついちゃったり。

みんなそれぞれに個性豊かなロボットができあがりました。

          

人間は五感から情報を読み取って障害物があれば避けたり、段差があれば躓かないようにしたりすることができます。

が、みんなが作ったロボットくんたちは、まだ自分ではその判断はできない状態です。

ただただ真っ直ぐ前に進む、障害物にぶつかってもただただ真っ直ぐ前進あるのみ!の状態です。

そこで、今度はこんなときにはこういう動きをする、というプログラムをロボットくんにインプットしていきます。

障害物にあたったときには、ちょっと方向を変えて進む!とか、まずは後ろに下がる!などを組み合わせてどんな動きをするロボットにするかも自分たちで考えました。

さぁ、ロボット完成!!でも、実際に動かしてみないと思い通りに動くかどうかはわかりません。

障害物を置いたコースや坂道を上り下りするコースで実験です。

動きを確認してイメージと違う場合はちょっと直したり、速さを上げるためのギアチェンジをしたり、工夫を凝らした改造をしていきます。

最後には1人1人自分がつくったロボットについて発表会をしました。

ロボットの名前、どんな動きをするロボットなのか、工夫した点などを発表しました。

そのあと、実際にみんなの前で動いているところをお披露目しました。

あっという間に外は真っ暗。

ロボットの魅力に夢中になって遊んでいた子どもたちですが、そろそろ帰る時間です。

これらのロボットは大学や高校の教材として使っているものをお借りしてきたものなので、残念ながらロボットくんたちとはここでお別れとなります。

名残惜しそうにいつまでもロボットを見つめる子どもたちがとても愛らしかったです。

最後に今日1日の活動をふり返り、ロボット作りの難易度、ロボットと人間どっちがすごいか、ロボット作りをしてみての感想などを子どもたちに聞いてみました。

その後、苫小牧イオン解散組は車に乗って移動。

現地お迎え組はお迎えに来てくれたご家族にも作ったロボットを見てもらいました。

「すごいねー!「こんなの出来たんだぁ」「面白かった?」など保護者の方の声に、子どもたちは1日の出来事を色々とお話していました。

 

ロボットと人間の違いはなんなんだろう?

ひとつは、感覚なのではないでしょうか。

バグウェイの解説のときにもありましたが、人間は多くの場合、無意識のうちに、でも、確実に脳の判断で体の動きをコントロールしています。

触れる・見る・聞く・嗅ぐ・味わうといった感覚を持っていて、それらから受け取る情報をうまく組み合わせて体の動きができていくんだと思うのです。

ロボットの場合、それらをセンサーなどで感知し、信号に変わり、動きに反映するプログラムを組み込んでいくんだということを知ることができました。

漠然とロボットって何でもできる!というイメージがあったのですが、やはり人の知恵などの考えるチカラや感覚からわかることって大事なんだと思います。

ロボットの開発は今後ますます発展を遂げていく分野でしょう。しかし、そこには人の感覚が前提にあってこそなのかなぁ、と今回の活動を通して感じました。

『ロボット』×『自然体験』という両極にあるモノ同士異色のコンビネーションでしたが、違うからこそ気づくことが多いプログラムとなりました。

 

さて、もう間もなく2学期の授業も終わり、楽しい冬休みが始まりますね。

いぶり校では楽しい冬休みキャンプを用意してお待ちしております。

寒い冬だからこそ、外に出て思いっきり雪遊びを楽しみましょう!

 

 

いぶり自然学校 山田由美子(やまちゃん)上道和恵(うえちゃん)


イエティくらぶ東川校 はっちゃけ隊12月「旭岳のふもとで初雪遊び!」

2014年12月07日 18時54分35秒 | 東川校

11月にの忍者修行キャンプに続いては、初雪遊びのはっちゃけ隊です!

市街地ではやっと雪が降って来たな…という印象ですが…

完璧なスキーウエア装備で集ったみんなで

今日は、標高1100mの旭岳温泉街まで繰り出します★

 

道路や田んぼの土が見えていたキトウシ森林公園周辺から

旭岳温泉街まで登っていくと、徐々に雪密度が上がっていきます!

いつも旭岳ビジターセンターまでたどりついたところで

山の上でも雪が少ない、ということに気づきます。

いつもの看板がすごく高いから。

毎年来ていても、いつも違ってる。

年ごとの季節の違いを、実感するはっちゃけ隊たちです。

トハイエ、雪を目の前にすると、じっとしてられません!

ふわふわと雪を漕ぐ感じ

雪を投げると舞っていく感じ

雪玉を握るきゅって感じ

スコップがすっと入っていく感じ

ダイブですっぽり受け止められる感じ

ひとつひとつの雪の感触を確かめていきます。

 

 

  

 

おひるごはんは、毎年お世話になっている旭岳ビジターセンターにて。

帽子やゴーグルなどなど、雪まみれとなった小物たちを

ストーブの前に並べて、午後に備えて乾かします。

 

おひるごはんとおやつをおなかいっぱい食べたら、午後の活動です。

スキー場でのソリすべりへGO!

ここでも、雪の少なさにびっくりです。

ところどころササがまだ見えています。

 
 
 
そんなスキーコースですが、

地面から飛び出たササを避けるようにコース取りしながら

やっぱりあきらめることなく、おしりすべり・そりすべりのスタートです!

 

 

 

 

ササを避けながらのコースなので、カーブ多数のコース取りとなりました。

そんなちょっとむつかしいコースを

途中で止まることなく、できるだけスムーズに滑るには

勇気とバランス感覚が不可欠です。

失敗してコースから外れる…と思うと

思い切りが悪くてスピードが出なくてつまんない。

手を使って操縦しようとすると、

摩擦でスピードが出なくてつまんない。

そりの上で体重移動して、全身のバランス感覚を駆使して

ソリすべりに挑んでいます。

大げさに聞こえるかもしれませんが、結構本気です★

 

最初はあぶなっかしくすべっていたのに

帰る頃になると、みるからに上達しています。

何度も何度も繰り返しているうちに

本当に上手に身体で雪を捉えられるようになります。

安全に、アクティブにソリ遊びを楽しむために大切なちからは

何度も繰り返す体験から身に付けるものだと、改めて感じさせられました。

 

今年のはっちゃけ隊も、これで最後です。

よいお年をお迎えください♪

 

年明けには、「大雪山 冬山キャンプ」です。

東川校と札幌校の合同キャンプとなります。

忍者キャンプメンバーも再集合!

みなさんのご参加、お待ちしております!!

 

東川校 木村恵巳

イエティくらぶ東川校 はっちゃけ隊12月「旭岳のふもとで初雪遊び!」