子ども達のための自然学校・イエティくらぶ

NPO法人ねおすが主催する「子ども達のための自然学校『イエティくらぶ』」の活動報告をアップしています。

遊んで学ぶ防災キャンプ

2013年03月30日 18時25分56秒 | 東川校

 

今年も大雪山自然学校で、防災キャンプが実施されましたよ。

東日本大震災をきっかけに始まったこのキャンプ、今回で2回目の実施です。

それにしても今年は雪が多いですね。まだまだ雪で遊べます。

というわけでまずはそりすべりに出かけます。

低い場所で滑る子もいましたが、最初からキトウシ山の山頂を目指した子もいました。

山頂からの大滑降はそれはそれは気持ちよかったことでしょう。

春は気温も高く、水分補給が欠かせません。ついでにおやつも補給です。

普通のそり遊びに飽きると、どんどん次の遊びを展開していきますよ。立ち乗りは定番!

ここは3人で何かを作っているようですが…

何とお風呂とのこと!雪はいろいろ楽しめますね。

これがもしかしたら今シーズン最後の雪遊びになるのでしょうか。

 

今日は気温が上がってみんなのウェアはびしょびしょです。

防寒靴をはいてきた子は、中まで濡れてしまいました。乾燥室を作って全力で乾かします。

お風呂で汗を流してきて、時間が空いたら自由遊び。

馬跳びもやってます。

明日からは防災キャンプですからね。そろそろ準備を始めましょう。

今日の夜プログラムは、「段ボールスリッパづくり」です。

自分の足に合わせて、自由に作る活動です。

物がないなら工夫して作る!!そんな気持ちにあふれた時間でした。

中にはスリッパ以外にもいろいろ作っていた人も…。

 

2日目、防災キャンプスタートです。

昨年と同じく「なんでこのキャンプをやろうと思ったのか。」スライドでみんなに説明します。

「僕らの仲間が被災したのがきっかけ。」

今も頑張っている仲間のためにも、北海道でできる防災活動をしたかったのです。

 

今回は昨年12月に登別市で起きた、停電をイメージしました。

冬の北海道で、電力が3日間来ない間、多くの人が避難所で生活をしていました。

つまり冬に電気が止まると、北海道はどこでも被災してしまいます!

 

特に東川町は全長井戸水ですから、ポンプが止まれば水も使えません。

今回は東川町の旭岳源水だけでなく、美瑛町の忠別湧水にも出かけました。

冬は雪に閉ざされていますが、水はこんこんとわき出ています。

飲み水が手に入る環境というのは、本当にありがたいことです。

 

お昼ご飯は野外で食べました。

天気がいいので気持ちが良いのですが、何せ風がまだまだ冷たいです。

こうやってアスファルトに寝転ぶと、なかなかの暖かさでした。

ちなみにこれは閉鎖された公園道路です。車の心配はありません。

なんか、調子に乗って遊んだりしてます。

 

午後は森に柴刈りへ出かけました。

停電時、LPガスで煮炊きをしていれば安心ですが、オール電化の場合はお湯も沸かせなくなります。

木に引っ掛かっていて、よく乾燥した枝を集めます。

雪に落ちているものは湿っていてなかなか火が付きません。

これだけあれば、十分に火が起こせますね。

さらに森の奥へ進んでいきましょう。狙うは立ったまま枯れている細い木です。

 

途中で頬の実を見つけました。アイヌはお茶にするそうですね。

拾っていくかい?と提案しましたが、子どもには不人気のようです。

その後無事に細めの木を手に入れました。さてこれで今日はご飯を作ります。

東川町は米どころ。というわけで、農家さんからお米を購入します。

 

帰ってきたらいよいよ本格的にスタートです。

コミセン内にテントを張り、まずは寝床を確保。そして料理にとりかかります。

こちらの班はダッチオーブンでいも、にんじん、肉を料理します。

こちらはキャベツのスープとお米担当。においをかいで、焦げていないかチェックします。

はたして、おいしい料理が出来上がりました。

しかし暗いので光を当てないと良く分かりません。

夕食はろうそくの光でいただきます。なかなかいい雰囲気になりました。

このころから室温が下がり始めます。

室内に張ったテントはこんな感じです。テントの中は人の熱で暑いくらい。

みんな防災も忘れて大騒ぎしていました。

 

 

3日目

6:30にようやく起きてきました。

寒さのせいか、ボーっとしている子が多いです。

やはり朝は寒かったようで、目覚めはいまひとつといったところ。

室内では作ったスリッパが大活躍です。これをはくだけで意外な温かさがあるんですね

今日も室内調理から、屋外火起こしの流れで作業が進みます。

豚汁班は切るものが多くて大変だ。

お米班は昨日若干焦げた失敗を今日は修正します。

しっかりとおいしいお米が炊けました。

キトウシ山からとってきたわずかな薪で、2食分の熱量をいただくことができました。

すべての人がこんな生活はできませんが、自然の偉大さを感じられます。

 

朝ご飯が終わって、防災モードは終了。暖かくなった室内で片づけを始めます。

宿泊のキャンプは自分のことを自分でやるのがルールですが、防災キャンプでもそれは一緒です。

あたたかく寝る。

作って食べる。

しっかり出す。

いつでも何かあった時でも、健康で過ごす基本を積み重ねることが、

本当の防災なのかもしれません。

 

普段の生活に戻っても、基本とちょっとした工夫の心を持ち続けてもらえたら嬉しいです。

送り出していただいた保護者の皆様、ありがとうございました。

 

遊んで学ぶ防災キャンプ

 

大雪山自然学校 小林峻(しゅんちゃん)

 


イエティくらぶ東川校 「キトウシ×旭岳 最後の冬のよくばりデイキャンプ」

2013年03月23日 18時02分37秒 | 東川校

東京の桜は満開で、本日はお花見日和らしいです。

いっぽう東川では…真冬日予報となっておりました。

春休みですが、最後の雪遊びに出かける

「キトウシ×旭岳 最後の冬のよくばりデイキャンプ」の開催です。

なぜによくばりか、というと

普段ならキトウシはたまた旭岳温泉街のどちらかにしか出かけません。

今日は両方のフィールドで最後の最後の雪遊びなんです。

 

ちなみに東川の市街の標高は200mくらい

本日これから出かける旭岳ロープウェイの姿見駅の標高は1600m

つまり

一日で1400mも登ってしまおう!

という強行突破のよくばりプログラムなのです★

 

というわけで

まずは東川町の下界・キトウシキャンモアスキー場に繰り出すと

エゾユキウサギの痕跡が…

フンと木の皮を食べた跡を発見です。

サッと横切った真っ白なウサギも目撃しました。

どうも小さな林の中を動き回っている様子です。

 

続いては、しこたまソリすべり。

 

 

キトウシの雪を堪能したら、旭岳へ登っていきます。

途中、ダムの管理事務所でおひるごはんタイムとなりました。

さっそくロープウェイの窓口に駆け上がりましたが

なんと本日は強風のためロープウェイが運休していました…

がっかりのはずなのに

切り替えのはやいよくばりチームは

すぐに雪遊びをする気満々でずいぶん笑顔です。

旭岳ビジターセンターに寄り道すると

なんと顕微鏡で雪の結晶が見られるらしい…

ビジターセンターのスタッフの方にセットしてもらいました。

画像があまりよくないのですが

実際に顕微鏡で見ると、本当にきれいな雪印マークやお花の模様などなど

結晶によっていろいろなかたちをしています。

キトウシ周辺ではかなり雪がとけてきているのですが

旭岳温泉街なナンノソノ。

雪がすっかり壁になってしまっています。

ちなみに手元の温度計で-10℃。

帽子からはみ出した髪の毛が凍り始めました。

どんどん斜面を登っていって、大きな木の下でひとやすみ。

ところで

林は「生やし」という言葉から

森は「守り」という言葉から

来ているという説があります。

ここ旭岳周辺の森には200年程にもなる木々が存在します。

守らなければいけない「森」が旭岳周辺には広がっているんです。

今日はそこで、遊ばせていただきます!

ふかふか雪でのおしりすべりです。

 

休憩スポットも穴掘りで完成。

よくばりチームは、あっという間に帰る時間となりました。

山を登っては下り、登っては下りを繰り返した一日。

帰りの車内はしーーーーーーーーーーんと静まり返っています。

春休み入りたてでの「よくばりデイキャンプ」

本当にわたわたと最後の雪で遊びつくした一日となりました。

キトウシと旭岳のふもとの環境の違いを

雪遊びを通して体験することができました。

 

硬くしまった雪とふわふわのパウダースノー

穏やかな風とロープウェイも運休する強風

汗をかくような気温と髪の毛が凍る気温

 

東川町にいながらにして

標高900mの差が生み出す

こんなにも違った環境を身をもって知ることができます。

算数では学べない、実物の900mと

自然のスケールの大きさを実感させられた

「よくばりデイキャンプ」となりました。

 

東川校 めめ

 


イエティくらぶいぶり校報告会

2013年03月21日 14時30分00秒 | いぶり校

いぶり校は、苫小牧市サンガーデンにて、そして喫茶店えちおぴあさんの

デッキをお借りして一年間をふりかえる活動報告会を行いました。

温室なので、葉っぱも緑色、花も咲いています。

 

報告会の前にに、子ども達は公園でひと遊び。

みんなでゲームをしたあとは自由遊び。

いつもは川で歩けない場所をどこまで歩くことができるか確かめたり、

そりすべり。この時期は、雪がしまっているのでものすごく滑りますね。

トンネルの下の氷に着目。

 

何とか渡ろうとしています。さて、そこからどうする?

こちらは、水の中の紅葉を棒で釣っています。

橋の下では、氷を割り始めました。

割れたら、どうやって脱出するかイメージしておいてね。

 

遊んだ後は、スライド上映会。

春から冬まで、いろんなところへ出かけて、仲間と様々な活動をして過ごしてきたね。

どのキャンプが思い出に残っていたかな。

お母さん達からもアイデアやご意見を頂くことができ、充実した報告会となりました。

お越しいただいたみなさま本当にありがとうございました。

 

1年間、本当にありがとうございました。

次年度もいろんなところへ出かけて、人と出会い、仲間と過ごし、本物に触れる、

そのような活動をみんなと過ごしたいと思っています。

また、一学年大きくなったみんなに会えるのを楽しみにしています。

 

いぶり自然学校 

山田 由美子(やまちゃん)


イエティくらぶ札幌まるやま校&黒松内校合同報告会

2013年03月20日 17時25分45秒 | 札幌まるやま校

今年度の活動をふりかえる黒松内校と合同の報告会を行いました。

今回は単なる報告だけではなく、

外あそびや調理体験も実施する感謝企画です。

まずは全員集合してポトフと蒸かしイモをダッチオーブンで作ります。

料理ができるまではみんなで外あそびへお出かけ

木のぼりしたり、坂道を転がります。

今日のテーマは「春探し」

ちゃんみんが「春が来た」を楽しい振り付きで歌ってくれました。

みんなも見よう見まねで歌って踊ります。

森の春を探します。

何か聞こえるぞ!

イタヤカエデの樹液をいただきます。

ホットケーキのシロップの味!

ご飯ができるまでハンモックに揺られて待ちます。

ダッチオーブン料理の出来上がり!

ご飯の後はスライド上映!

活動報告と来年度の予定をお話しさせていただきました。

最後はまだ遊び足りないってことでしり滑りへ!

雪が柔らかく滑りづらかったですが、何度も何度も滑っていました。

 

今回の報告会はプログラムを組んで進行させてもらいました。

保護者の方にも日頃どんな風に子どもと活動しているかを知ってもらいたかったからです。

黒松内、札幌と興味があればどちらとも参加してくれると嬉しいと思います。

 

4月以降の活動でまたお会いできたら嬉しいです。

一年間ありがとうございました。

 

札幌まるやま校

カツオこと高野克也

黒松内校

佐藤ふたみ


イエティくらぶ東川校 イエティーズ3月「おしりすべりようちえん」

2013年03月16日 22時30分39秒 | 東川校

おそとで子育てイエティーズも

今年度最後の活動日となりました。

どんどんと日が長くなり、日差しだけ感じるともう春みたいですね。

それでも

キトウシ森林公園にはまだまだたくさんの雪が残っています。

 

夜のうちにふわふわの雪が降ったおかげで

森の木の枝には雪が積もって真っ白です。

新雪を超えていくと…

クローズになったキャンモアスキー場の斜面に到着です。

本日のおしりすべりようちえんのメイン会場は

こちら!だだっ広いスキー場でたっぷりすべります。

 

小さな点になるくらいまで、ずーーーーーーーーっとソリは滑っていきます。

おーーーーい!

と叫んでも何とか声が届くくらいです。

とまれません。

こうなると上まで登ってくるのが一苦労です。

おしりすべりとソリすべりを満喫したら

先月に引き続きスノーソーを使っての活動が始まりました。

ここでは、露天風呂づくり。

こっちはテレビの部屋を作っています。

内風呂と露天風呂をつなぐ通路作成中。

はじめは個人でつくっていたおうちですが

渡り廊下が長くなり

セクションがくっついていきます。

最後には長屋の完成です★

大雪山自然学校へ戻って、おひるごはんを食べたら

今年度のイエティーズもおしまいです。

 

この1年、キトウシ森林公園・東川町を中心にイエティーズの活動を実施してきました。

おそとで遊びを楽しめる仲間が集まることで

自分だけでは気付けない発見ができます。

自分だけでは思いつかない遊びが体験できます。

イエティーズの仲間たちと一緒に

来年も、これからも

発見と遊びの幅を広げていきたいと願っています。

 

この1年間ご参加いただき、本当にありがとうございました。

今後とも

どうぞよろしくお願いいたします。

 

東川校/木村恵巳

 

イエティくらぶ札幌まるやま校~おそとで子育てイエティーズ3月~

2013年03月10日 17時58分48秒 | 札幌まるやま校

今年度最後の活動は「ロングすべり台ようちえん」

前日からの天気予報もうそのように集合した直後は晴天でした。

青空の中、荒井山へ!

それぞれ滑りたい道具を持って何も言わずに登っていきます。

大人だって遊びたいイエティーズ!

保護者の方が率先して頂上からコースをつくってくれます。

子どもたちもさっそく滑ります、前日に積もった雪が重くてなかなかうまくいきません。

ジャンプ台のコースを見つけてそこをひたすらに滑ります。

何回も滑る事を繰り返すとようやく滑るようになりました。

カツオをはじめ大人達が豪快なジャンプを決めて一番楽しんでいました。

子どもたちは思い思いに

・チューブ

・新しいコースづくり

・転がり遊び

などをひろ~い荒井山のフィールド使って行っていました。

お昼に近づくに連れて天気予報通りの吹雪が・・・

お腹もすいてきたしお昼を食べに一度ねおす事務所に戻ります。

戻っても子どもたちは元気いっぱい!ようやくエンジンがかかってきたとも言うかな?

きっぺが作ってくれたお味噌汁で体を温めながら、お昼ご飯です。

お昼の後はおやつタイム、おやつを食べながら遊びの相談をします。

1、外あそび

2、バードコールづくり

3、白玉お汁粉づくり

みんな全部やってみたいけど・・・外あそびにいく事に決定!

遊びたい事リストに出ていたスノーフラッグで対決!

何本取れたか?本数で競います。

そのあとはロープ遊び

色を付けた雪でおふろごっこ、

そしていつでも人気の戦いごっこ!

ぽっぽとしーたが全力の相手です。

今日はスペシャル、バードコールづくりも駆け足で行っちゃいました。

今年度の活動は最後だから思い出にもって帰ってもらいます。

ちょっと時間を過ぎましたが

最後は保護者の方が白玉団子を作ってくれたのでお汁粉を食べました。

甘くておいしい!疲れが吹き飛びます。

 

今日のイエティーズはこれで終了、帰りの帰りまでもっと遊びたいと言う声が強かったですね。

きっと体力もついてきたので遊び足りなくなってきたのかな?

来年から一年生にあがる子どももいましたからね。

イエティーズは子どものやりたい事に寄り添いながら、

自然の中で多くの事を感じ、時には不思議に感じたり、驚いたり、

発見したりと言う場面を多く作ってきたつもりです。

もちろん純粋に体を動かすことも重要な要素ですので、本当に毎回全開で遊びました。

たくさんの思い出と笑い声がよみがえります。

また年度が替わってそれぞれ学年もあがる事と思います、

新一年生はイエティで会える事を楽しみにしています。

そして幼稚園や保育園のみんなにはまたイエティーズで会いたいと思います。

 

この一年プログラムに参加していただいた方、ボランティアで協力してくれた方、

裏の仕事を手伝っていただいた方本当にどうもありがとうございました。

また来年度のイエティーズもよろしくお願いします。

 

カツオこと高野克也


いぶり・黒松内校3月例会「防災サバイバルキャンプ」2日目

2013年03月10日 16時16分54秒 | いぶり黒松内校

 昨日は体育館泊。
マイナス9度まで夜は気温が下がった様子。
黒松内の寒い寒い夜。
みんなの調子は、
「手足が寒くて死にそうだった~」という人もいれば、
「あったかかったよ」という意見も、
「足が冷たかったけど、まぁ眠れたよ」という人も。
電気、ガス、水道のない半日でした。


スキーウェアを着こんで眠っていました。


朝には、自然学校の設備が復旧していたので、
おいしい朝ごはんが待っていた!これは、うれしい!


もちろん、朝仕事もちゃんとこなします。


朝ごはんを食べたら、昨日のふりかえりをみんなでしました。


それが終わったら自由時間。

 
一年間の締めくくりとして、山村留学生と引越してイエティに中々来れなくなる人たちが、
一言感想を述べました。

 


いぶり・黒松内校3月例会「防災サバイバルキャンプ」1日目

2013年03月09日 22時05分02秒 | いぶり黒松内校

東日本の震災から丸二年が経とうとしています。

今回のキャンプでは、「いつ起こるかわからない災害」に対応出来るように、

ちょっとだけ体験してみようという入門編のキャンプ。

 

① ガスがない → 空き缶でお米を炊こう

② 電気がない → 空き缶でランタンを作ろう

③ 水がない → 残った水を効率的に使おう

の三本立てです。

 

シチュエーション。水なし、電気なし、ガスなし。

普段は気にしないけど、水はとても貴重だ。

昼間。明るいうちに、一日を過ごせるように準備をしなくちゃ。

ろうそくがあるので、その台作り。

お米は空き缶で炊きます。

たき火を起こして、おや、昼寝かい? お米の加減は大丈夫?

夜の食卓は、空き缶で作ったランタン。

夜は体育館でみんなで「避難所生活」です。もちろん、暖房なし。


イエティくらぶ東川校 はっちゃけ隊3月「大岩山*最後の雪遊び」

2013年03月09日 21時25分02秒 | 東川校

低気圧の通過によって、ちょっとお天気は崩れていた東川。

本日のはっちゃけ隊は、今年度最終回です!

 

テーマは「大岩山登山と最後の雪遊び」というわけで、車に乗り込んで移動です。

出かける前には、すっかり冬の定番となった手首グルグル★

手首から雪が入ると、すごく冷たいのです…。

準備が整ったら、さっそく大岩山登山のスタート!

木に降り積もった雪を落としながら歩いていきます。

途中にはため池も発見。

濡れてぐちゃぐちゃしているのですが、ぼっこでつついてみると

硬い氷が張っていることがわかります。

岩山のふもとでおひるごはんとなりました。

時間はぴったり12:00!

「もー登れない!!!」という悲鳴もありましたが、全員到着です。

新雪が降り積もったあとだったので、もこもこだったはずが

寒くなってきて

あったまるために歩き回った道が固まり

おしりすべりのコースとなりました。

これが、滑れべ滑るほどいいコースになっていくのです。

最後には危険なスピードになったので、閉鎖となるほどでした。

 

せっかくなので、大岩山のまわりの散策です。

ミルフィーユのように平たい岩が積み重なっています。

回り込んで、この岩山の上に上陸!

途中で見られたへばった表情とは大違いに、元気です。

いつもとは反対側から見下ろす、キトウシ山はどうかな??

岩のケーキにも登ってみます。

一見するとガラガラと簡単に崩れそうな感じがするのですが

やっぱり岩です。

登ってもびくともしません。

下山途中には倒木を発見。

この倒木を下に落ちることな渡り切るチャレンジです。

木の幹が凍って、みんなが歩くほどにツルツルになっていきます。

どんどん難易度がアップです。

しがみついても、ゴールまでいけない程に!?

いったいどこまで行ったんだ??

という景色ですが、

こちら間違いなく旭川市内です。

前日の防風で、雪原に模様が走っています。

 

ちなみに

昨日の最高気温は6度。

本日の最高気温は-6度。

というわけで、12度もの気温差がありました。

そのうえ

今日の活動は丸一日野外での活動…。

それでも

それぞれ冬の野外を快適に過ごすために

濡れないように気を付けたり

身体が寒くないように歩き回ったり

と工夫ができるようになりました。

冬の厳しい環境で、楽しむテクニックをばっちりと身に付けました。

とても、たくましく思えました。

 

今年度のはっちゃけ隊も、無事に一年を終了することができました。

ご参加いただき、本当にありがとうございました。

来週末17日(日)は報告会を予定しています。

ぜひ、ご参加ください。

 


イエティくらぶいぶり校・3月『そうべつ・秘湯キャンプ』

2013年03月05日 22時21分30秒 | いぶり校

2013年3月2日(土)天気:吹雪きのち快晴のちちょこっと地吹雪

卒業、進級が近づく3月。

イエティくらぶいぶり校月例会も今年度の活動の締めくくりを迎えました。

が、締めくくりの寂しさからか天気が大荒れ。

前日の夜から続く暴風雪警報を考慮し、予定していた活動を繰り下げて午後からスタートとなりました。

 

今月のイエティくらぶいぶり校は、秘湯を探しに胆振地方の西の端・豊浦町&壮瞥町へお出かけです。

(9時頃には警報も解除となり、出発時間12時頃にはさっきまでの吹雪はどこへ??と思うほどの青空が見えていました。良かった、良かった!)

苫小牧から出発し、今回はちょっとばかり長旅になります。

元気を出していくためにもおやつは必須アイテム☆

途中、伊達市のスーパーで恒例のおやつ購入タイムです。

セルフレジでピピっとね。

車で走ること3時間。豊浦町にある本日の宿泊先に到着。

今日は元ねおすスタッフ・まむとたーぼのお宅に民泊なり。

荷物を置いて、さっそく外遊びに出かける準備です。

準備の途中、ふと少年の背丈に注目。おや?背、伸びた??

スタッフと背比べをしてみますと、いやはや同じくらいではありませんか。

少年、齢9歳の小学3年生。あっという間に抜かれていくんだろうなぁ。これからが楽しみであります。

さぁ、外に出て今シーズン最後の雪遊び!

おうちの裏手にある傾斜でそりすべりを満喫。

    

番犬・門狼(もんろー)も一緒に遊んでくれました。

とっても人懐っこいわんこで、みんなともすぐに仲良しに。

こちらはつららをゲット。

雪の上にダイブしたり、

かまくらを掘ったり、

定番の雪合戦も。

胆振中部に位置する苫小牧・登別あたりはこんなにたくさん雪が積もっていないので、みんな夢中になって雪遊びを楽しんでいました。

その後はおうちの中でご飯づくりのお手伝い班とまだまだ雪遊びをしていたい班に分かれました。

食事のお手伝い班…かと思いきやにゃんこ・蔵の助(くらのすけ)にメロメロ。

遊んであげているのか、遊んでもらっているのか、どちらでしょうね?

(もちろん、ご飯づくりのお手伝いもちゃ~んとしてくれました。ありがとね!)

外遊びチームは雪の壁登りに挑戦。

簡単そうに見えて、これが案外登れない!

何度も何度もチェレンジします。

えい!ひょい!登れた!!

こんなに暗くなるまでたくさん遊びました。

たくさん遊んでお腹はペコペコ。

みんなでご飯です。

ご飯のあとは明日の予定の確認。

明日はいよいよ秘湯“おさるの湯”へ向かいます。

おさるの湯というくらいですから、きっとそこにはおサルさんが温泉につかってふぃ~となってる姿が見られるのでしょう。

みんなの期待も膨らみます。

おさるの湯にむけて準備するもの・何時に何をするかみんなで予定を綿密に企てます。

楽しく遊んでお腹もいっぱい。ぐっすり休んで明日に備えます。

 

2013年3月3日(日)天気:雪、ときどき晴れ間

6時起床。

民泊でお世話になったお礼として朝はみんなで雪かきに。

昨日の雪で埋まった道路までの道や車の周りの除雪です。

一宿一飯の恩義、みんなしっかりおつとめを果たすことができました。

朝ご飯を食べて、身支度を整え、荷物をまとめたらいざ秘湯に向けて出発!

壮瞥町に向かいます。

 

車で走ること約1時間。

近くには来ているはずなんだけど…とあたりをキョロキョロしてみると地元の人と思しき人を発見。

勇気を出して聞いてみます。

「“おさるの湯”を探して来たんですが…」

「“おさるの湯”はそこのカーブをちょっと曲がると工事のスーパーハウスがあって、そのスーパーハウスから少し左奥に入ったところに川辺に降りていける道がありますから、そこから降りるといいですよ~」

との情報をゲット☆

とっても親切な方でした。ありがとうございます。

案内されたとおりに歩いていくと、工事の人の休憩室になっているスーパーハウスが。その左側にあった、道が!

そこをみんなでとことこ降りていくと…川の周りの雪が解けている!

近づいてみるとほのかに温かい!

触ってみるとあったかい!!

ここがどうやら“おさるの湯”と呼ばれる秘湯の様子。

でも、あたりを見回してもおサルの先客はどうやらいないみたい。

と、いうのもおサルさんが来るから“おさるの湯”なのではなく、隣を流れる川の名前が“長流(おさる)”なのです。

 

さすがに全身ジャボンと浸かるには水量が少ないので、今日は足湯。

みんな靴下を脱いで服がぬれないようにうまく工夫をしながら入浴します。

熱い!けど気持ち良い!

    

美脚になったかな?

その後、近くのふれあいセンターという公衆浴場でしっかり全身体をあたため、お昼ご飯を食べて帰路につきました。

この日は朝からたくさん働き、たくさん遊んだので移動の車内はこの通り。

 

今回のイエティくらぶでは、現在は就農を目指して卒業していった元ねおすスタッフのおうちに民泊したり、イエティくらぶのOGが今や大学生&専門学校生になってイエティくらぶのお手伝いに来てくれたりと、過去からのつながりにふれる機会となりました。

イエティくらぶという活動を通じて、こうしてつながっていけるということがとても嬉しかったです。

この子たちが大人になったと木、イエティくらぶのことをどんなふうに思い返すんだろう?

大きくなってイエティくらぶを卒業した後も、どこかでつながっていったら素敵だなぁ、と子どもたちの寝顔を見ながら未来を想いました。

 

この3月のプログラムを持ちまして、H24年度のイエティくらぶいぶり校の月例活動は終了です。

この一年、大きなけがや事故もなく過ごしてくることができました。

支えていただいたみなさま、お子さんを送り出していただいた保護者のみなさま、そして、一緒にたくさんの体験をした子どもたちに改めてお礼を申し上げます。

本当にありがとうございました。

また、3月20日(水・祝)にはこうした感謝の気持ちを直接お伝えし、お子さんがどのようにイエティくらぶで過ごしているかをちょっとした体験を交えてお伝えする報告会を苫小牧市・サンガーデンにて開催を予定しております。

お時間がございましたらこちらの方へもぜひご参加ください。

よろしくお願いいたします。

 

さぁ、新年度に向けても色々なプログラムを現在、絶賛企画中☆

また春からも一緒に楽しい旅に出かけましょう!

 

 

NPO法人ねおす・いぶり自然学校  上道和恵(うえちゃん)