子ども達のための自然学校・イエティくらぶ

NPO法人ねおすが主催する「子ども達のための自然学校『イエティくらぶ』」の活動報告をアップしています。

イエティくらぶ東川校 はっちゃけ隊12月「標高1100mで初雪遊び!」

2015年12月13日 21時37分17秒 | 東川校

11月の忍者修行キャンプに続いては、雪遊びのはっちゃけ隊です!

市街地では一度どかっと雪が降り、雪遊びシーズンだ!!!!!

と喜んだのもつかの間

雨が降ったりあたたかくなったり…とうっすら雪の残る春みたいにな景色です。

完璧なスキーウエア装備で集ったみんなで

今日は、標高1100mの旭岳温泉街まで繰り出します★

 

道路や田んぼの土が見えていたキトウシ森林公園周辺から

旭岳温泉街まで登っていくと、徐々に雪が多くなっていきます。

旭岳ビジターセンターまでたどり着くと

標高1100mは、ちゃんと冬でした。

ふかふか雪が積もっています!

が、例年ならスキーコースがオープンする頃なのに

今年は雪不足のためコースは準備中でした。

とはいえ、下界のくらべものにならないパウダースノー!

思い思いに雪遊びスタートです。

穴を掘ったり、穴を掘ったり、穴を掘ったり、穴を掘ったり…

 

雪を切ったり…

 

 

雪玉作ったり…

 

雪合戦してみたり…

 

雪プールにダイビングしてみたり…

 

雪山作ってみたり…

あっという間に午前中おしまいです。

おひるごはんは旭岳ビジターセンターにて。

帽子やゴーグルなどなど、雪まみれとなった小物たちを

ストーブの前に並べて、午後に備えて乾かします。

 

 

おひるごはんを食べて、おやつも食べたら、午後の活動そり遊びへGO!

スキーコースの圧雪具合が絶妙!

みんな腕を使ってソリをコントロールしながら

びゅんびゅん斜面を下っていきます。

そして、何度も何度も登ります…

滑るためだから何度も何度も登れちゃいます。

 

 

最初はあぶなっかしくすべっていたけれど

帰る頃になると、すいすいと長距離すべられるようになっています。

何度も何度も繰り返しているうちに

ソリの上でのバランスを身に着け、身体で雪を捉えられるようになります。

安全に、アクティブにソリ遊びを楽しむために大切なちからは

何度も繰り返す体験から身に付けるものだと、改めて感じさせられました。

 

今年のはっちゃけ隊も、これで最後。

みなさま、よいお年をお迎えください♪

 

年明け1/8(金)~11(月祝)は、冬の大雪山&日本海キャンプです。

東川校と札幌校の合同キャンプとなります。

忍者キャンプメンバーも再集合!

みなさんのご参加、お待ちしております!!

 

東川校 木村恵巳

 


イエティくらぶ東川校 はっちゃけ隊5月「ベースキャンプ キトウシたんけん!」

2015年05月10日 23時00分09秒 | 東川校

イエティくらぶ東川校のはっちゃけ隊もはじまりました!

5月のキトウシ森林公園は

寒いか?暑いか?いつも微妙なところですが

今年は、晴れているのに肌寒い天候となりました。

 

今年度1回目のはっちゃけ隊には

去年から参加のメンバーに加え、1年生メンバーも増えました。

どんなお友だちが集まっているのが知るゲームをしたり

じゃんけんやおにごっこで思いっきり身体を動かしたりして

これからいろんなことに一緒にチャレンジするメンバーと仲良くなっていきます。

気温は低いのに、走り回ると一気に暑くなります。

みんなと仲良くなったら

本日の本題「キトウシたんけん」スタートです。

まずは、下界の森のたんけんから!

池の中や小川、サクラ林・・・キトウシ森林公園には多様な環境があります。

もちろん、それぞれの環境で見つけられる生き物も違っています。

カエルやエビ、ドジョウなどなど、みんなキトウシの池の生き物たちに夢中です。

 

 

森の方では綱渡りをしたり、ハンモックに揺られたり…

 

落ち葉を集めてたき火ごっこが始まったり…

思い思いに森を楽しんだら、大雪山自然学校にておひるごはんです。

寒かったので、室内で食べるチームと屋外で食べるチーム!

 

ごはんもおやつも食べておなかいっぱいになったら

キトウシたんけんの後半戦「キトウシ山のぼり」へ出発です。

 

展望閣からの眺めは、絶景でした!

東川町の田んぼには、どんどん水が入り、鏡みたいに空を映します。

こんな風景を見られるのも、今、この瞬間だけです。

眺めを見たところで、城壁ボルタリングが始まりました。

この岩の隙間を伝って、城を一周しよう!というゲームです。

 

今日の目的地である山頂に行く途中に

先輩はっちゃけから、「ニセウの森へ行きたい!」とリクエストが挙がったので

続いて、森の奥にたたずむ森へ向かいます。

山道からちょっと奥まったところに「ニセウの森」があります。

シイタケ刈りをしたり、枯れ枝で船ごっこをしたり、木登りしたり、アリの巣をほじくったり…

とひとりひとりが自由に遊びを広げていきます。

 

 

ニセウの森でたっぷり遊んだら、ゴールである山頂を目指して登ります!

展望閣よりもひらけた素晴らしい景色が待っていました。

下山途中にもフキノトウを見つけたり、ヨモギを摘んだり

キトウシ山を遊びつくし、キトウシ山の恵をいただきました。

一日かけて、キトウシの山を探検し尽くした、はっちゃけ隊メンバーの

パワー残量はこんな感じ↓↓↓となりました。

次回のはっちゃけ隊6月は…

6月13日(土)「川、陸、空の生き物探し!」です。

キトウシの森の生き物も、さらに元気になる6月。

もっともっとたくさんの種類の生き物に出会えるはず。

さらに、ちょっと遠征して川まで繰り出す予定です。

じっくり身近な生き物たちと向き合う一日となります。

みなさんのご参加、お待ちしております♪

 

イエティくらぶ東川校 木村めめ


イエティくらぶ東川校 はっちゃけ隊3月「最後の雪遊び+報告会」

2015年03月08日 20時11分16秒 | 東川校

すっかり春の陽気続きの東川町ですが

本日ははっちゃけ隊今年度最終回「最後の雪遊びと報告会」でした。

どろどろ雪となった街を後にして

天人峡温泉の手前くるみの沢へお出かけです。

今日のベースキャンプのカツラの木に到着したら、一斉に雪遊びスタート!

しなくちゃいけないことは、なんにもない!

自分のやりたいことをトコトン楽しむ最後の雪遊びです。 

雪へのダイビングから始まり…

 
 

カリカリの雪の表面クラスト層を切り出してみたり、

 

そこから駅舎づくりへの発展していたり

 

地面まで掘り出せるのか?とひたすら雪堀りも始まり

細かな彫刻へのこだわりや

倒木の隙間を活用した秘密基地や

雪玉をスノーソーで切割るという荒業まで登場し

生きているのか心配になる狭さのトンネルがいくつも開通し

 

いつの間にやらソリすべりも勃発

 

雪堀りもいつの間にやらトンネルづくりと合体していました。

誰とではなくて、何をしたいのかに集中しているはっちゃけ隊たちの姿が印象的でした。

小学校1年生の女の子の穴掘りが

中学校1年生の男の子のトンネルづくりと合体したとき、

いつもなら想像できない組合わせに驚いたと同時に、

この1年、一緒に遊んで、一緒に仕事して、一緒にごはん食べて

はっちゃけ隊に参加している人とは、誰と一緒になっても大丈夫、

という信頼関係を築いてきたからこそ、と感じました。

ときには、ひとりぼっちで遊んでいることもあります。

お互いを認め合って、尊重している関係だから、安心してひとりぼっちで遊べるんです。

遊んでるだけじゃもったいない!

このメンバーで仕事したら、きっとすごい成果に繋がるかも…と考えてしましました。

 

さあ!遊んだ後は、お日さまの下でのおそとランチとなりました。

ちょっと寒かったけど、日差しはあったかい!

 

 

ごはんの後は、作り上げたトンネルや穴を埋めていきます。

ここで遊んだり、散策したりしているのは、はっちゃけ隊だけじゃないんです。

後から使う人たちがケガしないように、穴を戻すのがマナーです★

自然学校に帰ってきたら大騒ぎでたき火の準備に取り掛かります!

3時になったらおうちの人たちがやってくる!!

 

 

最後には今年のはっちゃけ隊のふりかえりと来年やりたいことを話しました。

ちなみに今年の活動投票の第1位は…「ウチダザリガニ防除隊」

ちょうど3日程前に、旭川の防除隊の方と「今年もできたら…」と相談していたところ。

というわけで、来年度もザリガニ捕りましょう!

 

今年度もはっちゃけ隊にご参加いただき、本当にありがとうございました。

追って、次年度のご案内をお送りさせていただきます。

みんなのやりたいことをかたちにしていけたら、と思っています。

これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

 

東川校/めめ


イエティくらぶ東川校 はっちゃけ隊2月「爆走ソリとイグルーづくり」

2015年02月08日 18時12分06秒 | 東川校

毎日毎日とにかく寒い日が続いたかと思ったら

今朝は、あたたかく感じるくらいの気温でした。

空には雲が浮かんでいて、お布団のように街をあためてくれています。

はっちゃけ隊2月は…

東旭川の21世紀の森へソリ・チューブすべり+イグルーづくりへGO!

 

まずは

キトウシ森林公園にてソリとおしりすべりの練習からスタートです。

 

練習が完了したところで、東旭川へ移動。

何ともにぎやかな車内となりました。

こっちに着くと、いいお天気に!

やまもりにチューブが積まれていたので、やっぱりチューブすべりから。

はじめはイベント用に作ってあったコースを使っていましたが

スリルを求めてすぐそばの急斜面のジャンプコースを開拓したり、ながーく連結して滑ったり…

自分たちが楽しいようにどんどん工夫していきます。

 

一方ではトンネル掘りチームが。

ざくざく雪が積もっていて、意外に簡単に穴を掘り進めることができちゃいます。

そんな風に過ごしていると、お昼ごはんの時間となりました。

ログハウスにて、べちゃべちゃに濡れたスキーウエアを乾かしながらのランチタイム。

しずかーにごはんを食べて、にぎやかなおやつの時間です。

 

午後からは、もちろんイグルーづくり!

まずは雪をしっかりと踏み固めて、

きれいなブロックのかたちで切り出していきます。

これが、なかなかむつかしい!

イグルーの土台の雪のかたまりは、ぐちゃっとしているのですが

後半になるにしたがって、かっちり四角いかたまりとなります。

土台がぐらぐらで、ちょっと心配ですが…

それでも、どんどん積み上げて、天井まで覆い尽くしてしまいます。

最後の最後に入口を開けて、イグルーの完成です。

みんなに隠れて見えなくなってしまいましたが。

さあ帰るぞ!となったら

はっちゃけ隊のいつものお約束。

「作ったものはバラバラに」

 

かまくらやイグルーが作ってあると、入って遊びたくなるものです。

でも、もしも入っているときに壊れて、人が閉じ込められたら大変!

そんな事故予防のために、作ったものはバラバラにして帰ります。

悲しいような気もしますが、壊すのも結構楽しいです。

 

いつもよりも急斜面でのソリやチューブだったので、

滑り始はおっかなびっくりだったはっちゃけ隊ですが

すぐに慣れて大騒ぎに!

自分なりにチャレンジを広げていきます。

そうやって、

自分がかんたんにできること

スリル満点で楽しいと感じること

これ以上は怖いと思うこと

を身体で感じて、学習していきます。

たかがそり遊びに見えますが

実は、みんな自分の限界に挑戦しているんです。

去年よりも、自分の限界は広がったかな?

 

これにて、はっちゃけ隊2月の活動はおしまいです。

来月は、最終回。

最後の雪あそびツアーへ出掛けます。

来週には案内書を送付予定です。

 

東川校 めめ

イエティくらぶ東川校 はっちゃけ隊2月「爆走ソリとイグルーづくり」

イエティくらぶ東川校 はっちゃけ隊12月「旭岳のふもとで初雪遊び!」

2014年12月07日 18時54分35秒 | 東川校

11月にの忍者修行キャンプに続いては、初雪遊びのはっちゃけ隊です!

市街地ではやっと雪が降って来たな…という印象ですが…

完璧なスキーウエア装備で集ったみんなで

今日は、標高1100mの旭岳温泉街まで繰り出します★

 

道路や田んぼの土が見えていたキトウシ森林公園周辺から

旭岳温泉街まで登っていくと、徐々に雪密度が上がっていきます!

いつも旭岳ビジターセンターまでたどりついたところで

山の上でも雪が少ない、ということに気づきます。

いつもの看板がすごく高いから。

毎年来ていても、いつも違ってる。

年ごとの季節の違いを、実感するはっちゃけ隊たちです。

トハイエ、雪を目の前にすると、じっとしてられません!

ふわふわと雪を漕ぐ感じ

雪を投げると舞っていく感じ

雪玉を握るきゅって感じ

スコップがすっと入っていく感じ

ダイブですっぽり受け止められる感じ

ひとつひとつの雪の感触を確かめていきます。

 

 

  

 

おひるごはんは、毎年お世話になっている旭岳ビジターセンターにて。

帽子やゴーグルなどなど、雪まみれとなった小物たちを

ストーブの前に並べて、午後に備えて乾かします。

 

おひるごはんとおやつをおなかいっぱい食べたら、午後の活動です。

スキー場でのソリすべりへGO!

ここでも、雪の少なさにびっくりです。

ところどころササがまだ見えています。

 
 
 
そんなスキーコースですが、

地面から飛び出たササを避けるようにコース取りしながら

やっぱりあきらめることなく、おしりすべり・そりすべりのスタートです!

 

 

 

 

ササを避けながらのコースなので、カーブ多数のコース取りとなりました。

そんなちょっとむつかしいコースを

途中で止まることなく、できるだけスムーズに滑るには

勇気とバランス感覚が不可欠です。

失敗してコースから外れる…と思うと

思い切りが悪くてスピードが出なくてつまんない。

手を使って操縦しようとすると、

摩擦でスピードが出なくてつまんない。

そりの上で体重移動して、全身のバランス感覚を駆使して

ソリすべりに挑んでいます。

大げさに聞こえるかもしれませんが、結構本気です★

 

最初はあぶなっかしくすべっていたのに

帰る頃になると、みるからに上達しています。

何度も何度も繰り返しているうちに

本当に上手に身体で雪を捉えられるようになります。

安全に、アクティブにソリ遊びを楽しむために大切なちからは

何度も繰り返す体験から身に付けるものだと、改めて感じさせられました。

 

今年のはっちゃけ隊も、これで最後です。

よいお年をお迎えください♪

 

年明けには、「大雪山 冬山キャンプ」です。

東川校と札幌校の合同キャンプとなります。

忍者キャンプメンバーも再集合!

みなさんのご参加、お待ちしております!!

 

東川校 木村恵巳

イエティくらぶ東川校 はっちゃけ隊12月「旭岳のふもとで初雪遊び!」


イエティくらぶ東川校 はっちゃけ隊7月「ウチダザリガニ防除隊!」

2014年07月13日 19時32分55秒 | 東川校

数日前まで台風到来するのでは…

そうなったら増水して、川に入れない…

と心配していましたが

みんなの日頃の行いのおかげか、いいお天気となりました!

 

いつものはっちゃけ隊の7月は、ノカナンで川遊びなのですが

今年は、「ウチダザリガニ」という特定外来生物の防除活動に参戦です!!

ウチダザリガニはもともと日本にいなかったザリガニですが

食用として外国から入れられました。

日本全国に入れられたのですが

様々な湖や川に離され、今その数が増えてしまっています。

北海道の涼しい気候がウチダザリガニにはあっているようで

特に北海道で多くなっているザリガニです。

そんな

ウチダザリガニを捕ることで

今いる日本の生き物を守ったり、環境を守ったりすることができます。

 

ベテラン先生方として

「旭川ウチダザリガニ防除隊」のメンバーや

旭川市環境部の方が登場してくれました。

そのため

今日のはっちゃけ隊はとっても大所帯となりました。

  
 
じゃんけんチャンピオン探しにも、一苦労。
 
 

みんなと仲良くなったところで、いざ川へ!

罠にはすでにたくさんのウチダザリガニがかかっていました。

ザリガニの取り方、つかみ方のレクチャーを受けたら

今度は自分のたも網でザリガニ捕りへGO!

続々と捕まえていきます。

先月やったカジカ捕りとやり方は、結構似ています。

川の中にぽつんといるザリガニを捕まえるポイントとしては…

ザリガニはバックで逃げるので、後ろに網を構えること。

 

 

ウチダザリガニは、捕まえて終わり、ではありません。

オスメスに分けて、何個あったのかチェックをしていきます。

よーくよーく見ると、オスかメスかを見分けられます。

それ以前に

つかむのにビクビクだったりもしましたが…!?

 

同時に、川に入った時に着たウェダーや網、ネット袋などを消毒します。

ウチダザリガニは個体によってはザリガニペストがあり

道具を消毒しておかないと

次回違う川で使うとその病気をばらまいてしまうかもしれないからです。

数を数えられたザリガニは、鍋の中へ。

特定外来生物に指定されているウチダザリガニは

生きたまま持ち運ぶことはできません。

残念ながら、殺してしまうことになります。

 

ゆでたザリガニは、もちろん食べます★

ここで、ザリガニむきの先生が登場。

食べられるところを教えてもらい、さらに剥き方指導です。

おいしいようで、黙々と剥いては食べ続けておりました。

コツをつかむと、剥くのも早い!

今頃、おみやげザリガニをおうちで食べている頃かな???

 

 

 

最後は、ウチダザリガニ勉強会。

ウチダザリガニはどこから来たのか

今、どうなっているのか

どんな問題があるのか

今日捕って、しこたま食べたザリガニについて、改めて学びました。

 

勉強会の〆は

ウチダザリガニ防除隊児玉さんによる

スタッフ大爆笑のザリガニ踊りとなりました。

今月のはっちゃけ隊は

「ザリガニを捕って食べる」という、とてもシンプルな活動でした。

今日一日で、本当にたくさんのウチダザリガニを捕まえていました。

捕っても捕っても、取りきれないんじゃないか???

と思うくらいです。

 

でも

旭川ウチダザリガニ防除隊のみなさんと一緒に活動し、学んだことで

ひとくちにザリガニといってもいろんな種類がいること

外国から連れて来られたウチダザリガニによって、いろんな問題がおこっていること

わたしたちに、できることは何なのか

そんなひとつひとつを知り、考えることができました。

 

ウチダザリガニって悪いヤツじゃないんです。

外国から連れてきて、いろんな場所に放してしまった

人間が悪いヤツなんです。

ウチダザリガニに限らず

外国から連れてきたその他の昆虫や動物・植物についても

同じことが言えるはず。

みんながウチダザリガニについて学んだことで

これからの未来に

わたしたち人間が同じ失敗をしないようになれたら、と思っています。

さて

8月のはっちゃけ隊はお休みで、夏キャンプとなります。

今年は大雪山キッズワークキャンプ

大雪山の自然と人に関わる仕事人と出会うことで

多様な自然への関わり方と持続可能な利用について考える体験を積みます。

みなさんのご参加、お待ちしております!

 

イエティくらぶ東川校 めめ


イエティくらぶ東川校 はっちゃけ隊6月「ひがしかわ生き物さがし」

2014年06月16日 10時55分41秒 | 東川校

猛暑を思わせる日々の後

寒くて雨続きとなっていましたが

それでもはっちゃけ隊はいつもどおりスタートしました。

もちろん、いつものキトウシ森林公園にて。

鬼ごっこで走り回ると、あっという間に暑くなります!

人間の言葉を話さない「生き物」を探す今日。

言葉を使わずにアイコンタクトでやり取りをする

オニの動きを読んで動く

気配よみゲームへと続きます。

だんだんと気温が上がってきて

キャンプサイトをチョウが飛び交い始めました!

ので、さっそく生き物探しタイムです。

 

今日のキトウシ森林公園はエゾシロチョウフィーバー。

黙々とエゾシロチョウだけを追うメンバーも現れました。

 

池の中、池の周りも生き物だらけ。

ゲンゴロウやドジョウ、カエル、ゲンゴロウの仲間などなど

たくさんの水生昆虫が見つけられます。

 

森へ遠征すると

エゾハルゼミ、ゾウムシ、ハサミムシなど

また別の生き物たちと出会えます。

クリの木の下には、まだまだ毬栗も!

 

おひるごはんの時間には雨に打たれて大騒ぎとなりました。

雨に濡れないように、迅速に避難!

生き物探し道具もリヤカーに乗せて移動!

午後は雨が降る中、小川の生き物探しの旅です。

カワゲラ、トビケラ、カゲロウなど流れのある水辺の生き物が見つけられます。

ちびカジカからでかカジカまで、今年はたくさんのカジカが…!!

 

 

6月といえども、気温の低い一日だったので

はたして生き物と出会えるのか!

と心配していたはっちゃけ隊の6月でしたが

予想と反して、たくさんの生き物を見つけることができました。

たくさんの目で探すからこそ

自分だけじゃ見つけられないような

多様な生き物の発見がありました。

 

今月のはっちゃけ隊は、生き物さがしでしたが

来月は、「ウチダザリガニ」に特化します。

特定外来生物にしていされているウチダザリガニの防除活動です。

ザリガニってどんな生き物なのか?

特定外来生物ってなに?

どんな問題があるのか?

わたしたちに何ができるのか?

そんなことをザリガニ捕りと遊びをとおして学ぶ一日です。

 

イエティくらぶ東川校 めめ


イエティくらぶ東川校 はっちゃけ隊5月「はっちゃけ 春山たんけん」

2014年05月11日 21時05分05秒 | 東川校

イエティくらぶ東川校のはっちゃけ隊もはじまりました!

5月のキトウシ森林公園は

寒いか?暑いか?いつも微妙なところですが

今年は、快晴!

予想最高気温25度!

夏のようなお天気予報となりました。

 

今年度1回目のはっちゃけ隊には

去年から参加のメンバーに加え、1年生メンバーも増えました。

まずは…シュールだけど桜のはなびら拾いからスタート。

じゃんけんやおにごっこで思いっきり身体を動かして

これからいろんなことに一緒にチャレンジするメンバーと仲良くなっていきます。

どんどん気温もあがり、走ると汗だくです!

 

 

みんなと仲良くなったら

本日の本題「春山たんけん」です。

まずは、下界の森のたんけんから!

池の中や小川、サクラ林・・・キトウシ森林公園には多様な環境があります。

もちろん、それぞれの環境で見つけられる生き物も違っています。

カエルやエビ、コオイムシ、エゾシロチョウ、ハムシ・・・

みんなキトウシの生き物たちに夢中です。

 

 

あっという間におひるごはんタイムとなりました。

青空の下、ブルーシートを広げておべんとうです。

すぐそばの桜の木から、ときどき花吹雪が届いては、歓声が上がります。

 

ごはんを食べ終わると

まわりの木々で木の登り勃発。

ひとりひとりが

自分の登れる木を選び、どこまで登れるかも考えます。

人それぞれ登れる高さはもちろん違っていますが、それでいい。

身長も、運動能力も、高所恐怖症度も、木登り楽しい度も、ちがうから。

「木登り」というチャレンジを通して、みんなそれぞれ自分のできる範囲を学んでいきます。

自分のことを知って、受け入れていくことにつながっていきます。

 

ひとしきり木登りを楽しんだら、

春山たんけんの後半戦「キトウシ山のぼり」へ出発です。

いつもの富山神社で、安全祈願のためお参りです。

このあたりでは、富山県からの移住のため「富山神社」と名付けられています。

お参りを済ませたら、山道をどんどん登っていきます。

 

今日のゴール、展望閣からの眺め。

東川町の田んぼには、すっかり水が入りました。

鏡みたいに、空を映します。

こんな風景を見られるのも、今、この瞬間だけ。

苗が育つと、鏡のようにはなりません。

東川町内では、田んぼに水が入ると

気化熱が奪われ街の中の気温が下がるとも言われています。

水のちから、です。

先輩はっちゃけから、「ニセウの森へ行きたい!」とリクエストが挙がったので

続いて、森の奥にたたずむ森へ向かいます。

大きな看板が立っていますが…コブシの花が満開でした。

冬に来た時に、花芽が多い!と感じていたのですが、今年のコブシは見事です。

杖にちょうどいいぼっこがたくさん落ちていたので、みんな杖探しに夢中です。

ツリーデッキで遊んだり、シイタケの榾木から収穫したり、ベンチでおやつを食べたり。

やりたいことを見つけては、遊びにしていきます。

 

すっかりニセウの森でゆっくり過ごしてしまったので

帰りはスキー場の斜面を直滑降です。

杖をゲットしているので、思いのほかスムーズに下山できました。

 

一日かけて、キトウシの山を探検し尽くした、はっちゃけ隊メンバーの

パワー残量はこんな感じ↓↓↓となりました。

 

次回のはっちゃけ隊6月は…

6月15日(日)「ひがしかわ生き物さがし!」です。

キトウシの森の生き物も、さらに元気になる6月。

もっともっとたくさんの種類の生き物に出会えるはず。

さらに、ちょっと遠征して川まで繰り出す予定です。

じっくり身近な生き物たちと向き合う一日となります。

みなさんのご参加、お待ちしております♪

 

イエティくらぶ東川校 木村めめ


イエティくらぶ東川校 はっちゃけ隊3月「最後の雪遊びツアー」

2014年03月09日 18時41分31秒 | 東川校

はっちゃけ隊も、今年度最終回となりました。

もう3月なので、行先は雪深い「江丹別峠」としたのですが

この1週間で冬に逆戻りでしたね…

ただ、下界でも雪の量。

峠まで足をのばしたらどうなるのか…??

 

車に乗り込んで、いざ、江丹別峠までGO!

 

たどり着いた江丹別峠は、のっけからすごい雪★

雪の壁をよじ登るようにしないと、森に入っていくことすらできません。

ひたすらひたすら雪を漕いで進みます。

これ、スノーシューを履いた大人が先頭を交代しながら

かわるがわる進んでいくのですが、かなりの体力を消耗します。

 

やっと開けた場所に着いたので

みんなで雪を踏み固めて荷物置き場づくりです。

先月のイグルーづくり準備で慣れていたのか、とっても手早い!

ちなみに、ここの積雪ってどのくらい??

峻ちゃんのゾンデ棒を雪に突き刺して測ってみると…

棒の長さが足りない…3メートルくらい!?

これは、いつも穴掘りばかりしているメンバーへの挑戦状のような深さ。

がぜんやる気が出てきます。

 

すでにおひるごはんの時間でしたが

やっぱり、まずは、遊びたい!

穴掘りやおしりすべりに駆け回ります。 

 

 

いつもならあったかい室内に入ってのランチですが

今日は全くのアウトドアでのおひるごはん!

 

「手が冷たいーーー!」

と言いながらあわただしくおひるごはんを食べて、おやつも食べて

みんないそいそと遊びに出かけていきます。

じっと座ってごはんを食べていると身体は冷たくなりますが

遊んでいると、身体はどんどんあったかくなります。

雲が流れて、日差しも入ってきて、森が明るくなりました。

 

おひるごはんの後

ひとり黙々と穴掘りをしていた峻ちゃんですが…

なんと、地面まで掘り進めていました。

覗き込んでみると、かなり深い。

それもそのはず、およそ3メートルです。

飛び込んだら、絶対ケガするでしょ!? 

でも

下から見上げると、すっぽりときれいな青空。

 

あっという間に、帰る時間となりました。

大慌てで雪遊びで使った道具を片づけ

いろんなところに掘られた雪穴を埋め、撤収です。

帰り道は、楽ちん★

行きでしっかり踏み固められているので、楽に歩けます。

雪で強風予報だったので

スタッフとしては少なからず心配していたはっちゃけ隊最終回。

でも、最後の最後は、お日様と青空に恵まれました。

車の移動があったり、車を降りてからも森へのリーチがあったり

実際に遊べる時間はいつもと比べると短いにも関わらず

みんなは「自分のやりたいこと」に集中していた姿が

とても印象的でした。

 

江丹別峠は、何にもない場所です。

そして、みんなにとって初めての場所です。

そんな環境に放り出されているのに

誰も「どうしよう?」なんて迷わない。

そこで自分のやりたいを達成できるのは、とてもすごいことです。

最終回にして、改めてみんなの「ちから」を実感しました。

 

今年度も1年間

はっちゃけ隊にご参加いただき、本当にありがとうございました。

来週末、16日(日)は報告会を予定しています。

イエティくらぶの活動について、お家の方と色々なお話しできたらうれしく思います。

一方子どもたちは…

クローズしたキャンモアスキー場でロングロングソリすべりの予定。

みなさんのご参加、お待ちしております。

イエティくらぶ東川校/木村恵巳(めめ)

 


イエティくらぶ東川校 森つく2月「マイ木製食器づくり」

2014年02月16日 21時10分32秒 | 東川校

森つく今年度の最終回は…ニセウの森のお手入れと「マイ木製食器づくり」。

 

コツコツと遊びやものづくりでお世話になってニセウの森まで

まずは山登りです…

目的は、ニセウの森のツリーデッキの雪おろし!

スコップ片手に登っているので

途中にある、穴という穴を埋めながら。

なぜかヘトヘト。

ニセウの森に到着したら、さっそくツリーデッキの雪おろし作業に入ります。

長いこと、雪おろしされていなかったので

雪が固くしまって苦戦を強いられます。

それでもスコップの使い方に慣れてくると、大きなかたまりで割り出していけます。

大きな雪のブロックが山積みとなったところで

「この雪のかたまりがあったら、でっかい落とし穴つくれるんじゃない??」

と仕事の後は落とし穴づくりとなりました。

雪のブロックをスコップや手で薄くしていって

木の枝を渡した上に並べていきます。

 

最後に隙間をきれいに埋めて、完成!

冬の間はほとんど人の出入りのないニセウの森…いったい誰が落ちるのか??

希望としてはキツネらしいのですが!?

帰りはお約束のおしりすべり。

今日は、スコップに乗って滑り降りていきます。

勢い余って、コースアウトも多々発生しましたが…。

 

おひるごはんの後は、お皿づくりの時間です。

自分の好きな材を選んで、お皿に中心部分をひたすら削って、カタチを整えていきます。

ノミ、木づち、彫刻刀を駆使して、自分の思う形にしていきます。

最初は使い慣れた彫刻刀を使っていたものの

ノミも使い続けていくうちに使いこなせるようになっていきます。

ずっと作業が効率的になって、仕事が早く進みます。

 

初めての道具は、どんなときも試行錯誤です。

どんな風に握るのか

どんな風にちからを入れたらいいのか

どんな風に使ったら刃物を木に差し込むことができるのか

どんな体勢で

どんな風にバランスを取って作業したらいいのか

どうやったら、もっと力を使わずに作業ができるのか

実際にやりながら、身に付けていきます。

なので

今回の森つくでも、終盤の作業スピードはものすごく速くなっておりました!

ただの木のかたまりから、自分の思うかたちを作り出す。

そのために

ひとつの新しい道具の使い方を身に付けた森つく最終回となりました。

今年度の森つくは、これでおしまい。

3月には報告会を予定しています。

どなたでも参加可能です。

最後の最後の雪遊びとたき火おやつを楽しみます。

 

また

来年度もニセウの森をフィールドにした活動を予定しています。

ちびっこも、大人も一緒に楽しめるような場にしていきたいと思っています。

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします!

 

東川校 木村恵巳 めめ