子ども達のための自然学校・イエティくらぶ

NPO法人ねおすが主催する「子ども達のための自然学校『イエティくらぶ』」の活動報告をアップしています。

理念明快へ

2008年08月21日 09時18分23秒 | イエティくらぶの理念

雨が降り、とたんに涼しくなった黒松内からです。イエティくらぶの集大成ともいえる長期プログラム「長期自然体験村」が終了しました。最終局面で、ギックリ腰で離脱してしまいましたが、おかげで・・いろいろと考えることができました。

長期村は10周年でした。ここを大きなターニングポイントと位置づけていたのですが、今日、やっとそのポイントに立てたと実感しています。

私のブログに 今日の思いを書きました。 ぜひ、お読みください。

http://blog.goo.ne.jp/haruneos/e/dedc8e02f659a9cfcb2ec734fef1c137

NPO法人ねおす 代表 高木晴光

イエティくらぶのぼりべつ「かわあそびキャンプ」3日目

2008年08月13日 17時52分51秒 | いぶり校
◆かわあそびクライマックス!!

さあ、最終日もかわあそびです。
なんといっても「かわあそびキャンプ」ですから。
最後までひたすらかわあそびです。

ここまで、いろんな様子の川に行きましたが、
今日はそれらをすべてごちゃまぜにして、
さらに水の量を一気に増やしたような場所に行きました。

そこは、やや危険度が高いので、
普段は小さな子たちがいるときは行かない場所ですが、
子どもたちの様子やモチベーション、身体能力を把握し、
「行こう!」と決断した、スタッフたちも気合の入る場所です。

最初はとっても心地よい川の様子なのですが、
あれ、だんだんと流れが強くなって、岩を噛むようにゴウゴウと音を立てています。「え?こんなところいくの…」と子どもたちもスタッフたちも不安な様子。



でも、うえだんなの後をついていくと…。
あら、ぽっかりと穏やかなプールのようなところがあるではないですか。
そうか、ここだったんだ。みんな、一気に水に飛び込みます。



足がつかない所でも、みんな平気で泳げるようになりました。そ
して大きな落ち込みに吸い込まれるように流れてみたり、
流れに逆らって泳ぎ、向こう岸にたどりついてみたりと、
今までの遊び技術を総動員して活動を展開しました。



スタッフも、最大限の集中力を発揮して、子どもたちの安全に気を配りつつも、
「まずは自分たちが楽しむ!」というスタッフの掟を破ることなく
大いに冷たい水と戯れました。

さあ、そろそろ時間です。
さっきの穏やかな河原に戻ろう。…と戻ったはいいのですが、
すさまじい流れの中で遊んだあとに浅くてとても穏やかな場所に来たら…。
みんな、なんかこうとっても穏やかな顔をしているんですね。



自分たちで安全な場所を選び、
自分たちで面白い場所を見つけ、
自分たちで面白い遊びを始めています。



だれかが遊びを促すでもなく、遊ばなければならない、という義務感もなく…。
心の赴くまま、あちこちで自由にわらわらと遊ぶ、
まさに「イエティくらぶ」らしい世界がぱっと広がりました。
こんな時間を待っていました。
こんな時間を、子どもたちは自然と作り上げました。
そして、
こんな時間を子どもたちと一緒に過ごすことができたぼくたちは、
とても幸せです。


ということで、お昼ごはんのうどんをあっという間に平らげたあとは、
荷物をまとめて帰る準備です。
3日間のワンダーランドは、残念ながらもう終わり。

でも、なんかとっても満ち足りた気分です。


イエティくらぶのぼりべつ・かわあそびキャンプ2日目

2008年08月12日 22時44分53秒 | いぶり校
◆あたたか度1+けわしい度5=不動の滝 あたたか度5+けわしい度3=川又温泉

2日目は、一日中かけて鉱山町の川の奥地に入っていきます。
朝ごはんを食べた後、あいねさんが炊いてくれたごはんをおにぎりにし、
ソーセージ、チョコ、アメ、お茶、コンソメスープをかばんに入れて、
忘れちゃいけないビニールで完全防水を施し、
ライフジャケットとヘルメット、川用の靴で身を包んで勇ましく出かけます。

今回は、なんと2つのコースから選ぶことができました。
大きながけ崩れに巻き込まれながらも、
お不動様の祀ってあるほこらは傷一つなく残っている、
という伝説の滝、不動の滝コースと、
これまた川を伝ってしか行くことのできない温泉、川又温泉のツアーです。
どちらも魅力的ですが、どちらか一つを選んで、
それぞれのグループをリードするスタッフと一緒に車に乗り込みました。

あまりにもすごい滝に跳ね返されちゃった子、
そんな滝に果敢に入りこみ、30秒以上数えることができた子。









川又温泉になぜか飛び込んではいる子、
途中であやうく道をまちがえそうになるスタッフ…。









ロケーションも、そこに挑む子どもたち、
そしてスタッフにとってもまさに冒険旅行だったようです。

帰りつくと、温かいお風呂が待っています。
濡れた服のまま脱衣所に向かい、そこで服を脱いでお風呂に入ります。
そして、あらかじめ脱衣所に用意してあった乾いた服とタオルを使って体をふき、
服を着てひとごこち・・。
そんな流れを作って、スムーズに着替えを済ませています。
最初は、その流れの意味がわからず、
着替えやタオルを準備するのを忘れてしまい、
せっかく温まったのにまた濡れた服を着てタオルを部屋に取りに行ったり、
濡れたTシャツで体をふくような子がいましたが、
経験を積むと、慣れるものですね。
そういうミスはあっという間になくなります。
(と思っていたけど、案外そうでもない!?)

とても冷たい川ですが、
あっという間に体力を回復することのできるふぉれすと鉱山のお風呂は、
とても便利でありがたいです。


◆楽しい夜も更けていきます
2日目の夜は、昨日の夜スタッフと一緒に歩いた道を、
何と子どもたちだけで歩きます。
6人ほどのグループで、懐中電灯はひとつだけ。
しかも、その懐中電灯はくじ引きで決められてしまう、
というかなりコーフンする遊びです。
そして、道の上に立っているスタッフ8名から、
それぞれスタッフの名前が書かれているカードをもらってくるだけ、
という実にシンプルなお散歩であり、
ぼくたちも必要以上のことは一言も言っていないのですが…。

子どもたちは、もんもんと妄想を膨らまし、
期待と不安がぐわぐわと心の中に渦巻いています。

終わった後も、なぜか全員のカードが集まっていなかったり、
「きたじまこうすけ」と書かれていたカードが書かれていて
「こんな人いたっけ?」と言ったり、
スタッフのなっちゃんはついぞ見つからず、
かわりに「ハムスターのお守り」を見つけたり(なんだそりゃ)と、
とにかくハイテンションな夜を過ごしました。

最後は遊び会議。子どもたちの思いを聞き出しながら、
明日の川遊びの場を決めます。そんな話をすすめるなかで、
「ここは学校とは違うから、みんなは、朝起きた瞬間から遊んでいいんだよね」
という場面があったのですが、
その瞬間「うわ~、いいなぁ~!!」と実に嬉しそうな声を
張り上げた子がいました。

そう、ここはイエティくらぶ。
大いに遊ぶ場所なのです。
ここまで遊び倒して、やっとそのことに気づいたみたい。
そして気がついた瞬間、
遊びエネルギーが切れて一気に眠くなってきたようです。

さあ、寝ましょう。そして明日も全開に遊びましょう!

イエティくらぶ登別・かわあそびキャンプ

2008年08月12日 00時16分37秒 | いぶり校
お待ちかね、かわあそびキャンプが始まりました!
みんな、ずいぶん前から楽しみだったようですね。荷物の準備もOK!
鉱山町の川を、まるごと楽しみますよ。

◆今日は水が多いかも!?
今回は、登別・室蘭・苫小牧・札幌・そしてなんと東京からも
子どもたちが集まってくれました!
このかわあそびキャンプも、
多くの方に知られるキャンプとなりつつあります。



ということで、かわあそびキャンプですから、
午後はずっとかわあそびをしました。
先週の大雨のおかげか、いつもと違って水量がやや多めです。
でもそのおかげでかなりダイナミックな遊びをすることができました。



岩を噛むような激流に流されるだけではなく、
その激流にさかのぼっていくのです。
自然界のエネルギーを体いっぱいに感じる瞬間。
こわいけど、たのしいけど、でもこわい、そんないろんな感情が入り混じります。



さらに、普段は行かない、さらに下流側の足が立たないような
深みにも行ってみました。
これも、普段の生活の中にはない不思議な感覚。
体も心も、一気に川遊びモードへと変換されました。

そんなんだから、もうおなかが減って減って…。
いつもより、みんなよく食べましたね。
今日は親子丼だったのですが、おひつがあっという間に空になりました。



さて、明日はいよいよ終日川。がんばりましょう!