子ども達のための自然学校・イエティくらぶ

NPO法人ねおすが主催する「子ども達のための自然学校『イエティくらぶ』」の活動報告をアップしています。

夏休み最後のよくばり水あそびキャンプ 2日目

2013年08月19日 15時52分40秒 | いぶり校

8月17日(土)

おはようございまーす。

すやすやと眠っております。そろそろ起きる時間だよ。

 

 

荷物の準備が終わったら、川あそびの準備ためにシュッシュッとゴムボートを膨らまします

お昼ごはんのおにぎりも握ってと。いろいろ準備することがあるね。

 

朝ごはんはオープンサンドとコーンスープ。いっただきま~す

 

食べ終わったら、水遊びの服装に着替えて、出発の準備にとりかかります。

と、そのとき水着がない・・・ ん?よ~く探してみると、かばんに大切に閉まってありました。

着替えて出発しよう!

 

カヌーポートに到着しました。

今日は苫小牧を流れる美々川でボートに乗って川下りではなく、川上りにチャレンジです。

流れがとっても穏やかな美々川は、風下となる南から風が吹いている場合、

風の影響を受けやすく下るの方が大変です。

という訳で、道路から見える旗がはためいていたので、川を逆送、上るぞ~!

みんなもやる気満々です。

 

子どもゴムボート出発!まずは、カヌーポートで漕ぐ練習。

なかなか行きたい方向に進まない模様。上級生が「右漕いで、左漕いで!」と声を

かけながら、なんとか進みそうな雰囲気にはなってきたかな。

ゴールに向かってしゅっぱ~つ!

乗る順番を変えたりしたけど、思うように進まず。

一旦作戦会議をした結果、引き続き、ボートでゴールを目指すチーム

大人と一緒に下るチームに分かれて出発することになりました。

 

子どもボートチーム。なかなかまっすぐ進まず、ジグザグしながら進んでおります。

 

本当にまっすぐ進まないようです。心折れそうになりながら漕いでおります。

ゴールの橋の街頭が見えてきたよ~。といっても、漕ぐ手が止まっています。

ここまで来るのに、がんばる力を使い切ってしまったようです。

あと、もう少しというところで、カヌーにつないでゴールを目指し、とうちゃ~く!

私たちよりもたくさん漕いでやっとのゴール、ボートチームがんばったね。

 

 

道の駅でおひるごはん。いっぱい漕いだからお腹すいたよね~。

おにぎり、くだもの、おやつをモリモリ食べていました。

 

終わりの会では、

夏休み最後に湖と川の両方で遊んだ2日間で楽しかったこと、頑張ったことは?

生き物探しが楽しかった、ボートを頑張った、お泊りがドキドキしたけど楽しかった

と2日間をふりかえりました。

 

思いっきり水あそびで始まり、ボートで川を上ったよくばり水あそびに参加してくれた

みんなありがとう。この度キャンプに送り出していただいた保護者のみなさま、そして

キャンプのサポートをしていただいたみなさま本当にありがとうございました。

2日間の水あそびを通して、雨が降っても、外で遊ぶ楽しさや仲間と思いやり、協力する

大切さを感じてもらえたらうれしいです。

 

夏休みも本当にあとわずか。

また、よくばって、みんなでいろんな遊びをしたいな~。

 

いぶり自然学校

山田 由美子(やまちゃん)


夏休み最後のよくばり水あそびキャンプ 1日目

2013年08月18日 18時17分04秒 | いぶり校

8月16日(金)

夏休みも残りあとわずか。

北海道の夏休みは本州より短いのです。

夏休み最後に思いっきり水遊びをしようという2日間、

「よくばり水あそびキャンプ」が始まりました!!

 

札幌からは、大きなにもつを背負ってJRで苫小牧へ。

 

苫小牧駅にとうちゃ~く。メンバーが揃いました。それでは、しゅっぱ~つ!!

 

着いた場所は、いぶり自然学校です。

学校?ふつうの家だね~。

そうなんです、いぶり自然学校はまちなかにあります。

これからの予定、持ち物が準備できたら本日の水あそびポイント支笏湖へ行こう!

 

支笏湖へ到着。どのぐらい水が冷たいかを確認中。。。

 

水あそびスタート!生き物探し、今日は少し波があり、生き物探しに苦戦しております。

  

雨が降ったり止んだりしている中、生き物を探しつつ浮かんでみたり

 

箱メガネを使って水かけ合戦が始まりました。

 

お昼ごはんを食べてパワーチャージしてから、

  

遊ぶポイントを変えて、水あそび再開!

生き物探しをしていると、辺りがどんよりしてきましたよ。

大粒の雨がザァ――っと降ってきました。

まあ、すでに濡れているので、生き物探し続行してます。

生き物を探していると、ようやく一匹目、生き物ゲットです!

 

ひとりが何匹も見つけはじめると、周りでも生き物探しがヒートアップ。

雨が止んで、太陽が出てきました。

 

途中経過はこんな感じ。

ヌマチチブやハナカジカ、トウヨシノボリ、午前中に捕まえたエゾウグイさんがいらっしゃいます。

 

 こちらでは、水かけ合戦、水のキャッチボールがはじまりました。

 いいかまえだね。

水あそび終了~。何匹見つけたか、カウント中。30匹以上いたよね。

午前中は、生き物をなかなか見つけられませんでしたが、

後半はみるみる上達し、道具を駆使して、たくさんの生き物を見つけました。

 

 

思いっきり湖で遊んだあとは、銭湯で温まりましょう~

お風呂からあがったら、マッサージ機にてくつろいでおります。

そして、本日はなんと!駄菓子30円分サービス期間中だったのです。

みんな好きなお菓子を選んで、ラッキー!

お風呂で温まって気持ちよかったし、おやつも頂いたし、

じっとはしておられず、写真がブレブレです・・・

 

自然学校に戻って、濡れた服を洗って、干したあと、「やりたい、やりたい!」とみんな

積極的にご飯作りのお手伝いをしてくれました。どうもありがとう~

 

 

夜ごはんのできあがり!いっただきま~す!!

食べ終わったあと、大人vs子どもの腕相撲対決。

Ready Go! 

2日目の水あそび場所は川だ~!

川の場所やみんなでやってみようと思っている川下りもしくは上りのこと、必要な持ち物や時間の

確認をします。朝起きて、寝袋たたんだら、しっかり準備してくださいね~

 

 

いぶり自然学校には置いてあるダーツにみんな興味深々。

みんなでダーツ対決です。

 

さてさて、もう寝る時間。今日は苫小牧には珍しく蒸し暑い夜です。

朝も早いし、寝てくださいね~。といっても、なかなか眠れない雰囲気が伝わってきます・・・

おやすみなさ~いzzz


夏休みキャンプ【アウトドアに遊ぶ~はじめての山登りとアウトドアクッキング~】

2013年08月15日 10時40分38秒 | いぶり校

北海道の小学生に残された夏休みもあとわずか。

宿題、作文、絵日記、自由研究etc…終盤戦の追い込みをかけているころでしょうか。夏休みも子どもたちは大忙しですね。

チームねおすの夏休みキャンプのラインナップも残りわずかとなってきました。

1日いっぱい遊べる貴重な時間を思いっきり楽しんでいきましょう!

ということで、先日、実施しました登山&アウトドアクッキングプログラムの活動の様子をご報告いたします。

 

2013年8月12日(月)天気:曇りのちザザ振りのち晴れのち曇り

この日の活動は、登山&野外炊事でおやつ作りというアウトドアな遊びを楽しむプログラム。

午前中、苫小牧市にある樽前山という山に登ります。

車でびゅんと7合目の登山口まであがり、持っていく荷物と車に置いていく荷物を分けます。

雨がっぱ、お弁当、軍手、虫よけ、タオル、長袖の服。ちゃんとカバンにしまえたかな?

準備をしている最中、ふと顔をあげるとイエティいぶり校に時々登場してくれるボランティアスタッフさんの姿が!

私たちがちょうど登山口に到着したころ、ちょうど下山してきたところにばったり遭遇しました。

「山の上の方はけっこう風が強いから帽子とか飛ばされないように気を付けてね」というアドバイスをいただきました(ありがとうございました!)

荷物の準備ができたら、今度は体の準備。

1、2、3、4…5、6、7、8…

さて、準備が整ったところで、いざゆかん!樽前山!!

入山帳に記録をつけます。カキカキ。

どのルートをたどって、どこを目指すのかチェック、チェック。

今回は東山(1022メートル)のピークを目指します。

小さいパーティーですので、ちゃんとついてこれているか確認しながら、みんなで協力しながら登ります。

山を登りながらいろんな虫や植物にも出会いました。

ハンノキさんに

タルマエソウ

葉っぱの後ろが白いウラジロタデ

 

色んな発見もありながら楽しい山登り~♪

…と思ったのも束の間。うぅ、やっぱり登りは苦しい。階段が雨などで削られてハードルのバーみたいになっているところもありました。

気温は高くはないものの湿度がちょっと高めです。

こまめに水分補給&エネルギー補給をして山頂を目指します。

おやおや?登り始めたときにはうっすらその頂が見えていた樽前山。

途中、見上げると灰色の雲の中にかくれんぼしてしまいました。

おまけに、3分の2まで登ったところでポツポツリと体に感じる雨も。

涼しい風も吹き始めたので、カバンの中からカッパを出して着込みます。

 

まだ山頂は雲の中。

霧雨が降っていますが、とりあえず行けるところまで頑張る、ということで改めて出発です。

てくてく登ること1時間40分、ついに山頂が見えてきました。

みんなが山頂に近づくにつれ、それまで1メートル先も見えないほど真っ白けだった山頂の雲がすっと引いていきます。

「今がチャンスだ!」と山頂の看板前で記念撮影。

樽前山は火山なお山。あたりを見渡すと、溶岩ドームが姿を現しました。

 

そして、溶岩ドームの反対側には支笏湖が。

ちょっと雲が厚くて分かりにくいですが、支笏湖も確認することができました。

そして、再びあたりは雲の中へ。

本当は山頂付近でお弁当を食べる予定でしたが、天気が心配だったのでお弁当は下山してから食べることに決めました。

行動食のソーセージやお菓子でエネルギーを補給し、山を下ります。

下り始めると束の間、青空の穴がぽっかり。

お山の天気はころころころりと移り気です。

下山の最中、こんなゴミが。

たばこの煙じゃなくて、美味しい空気を吸えば良いものを。

ゴミはちゃんと持ち帰りましょう。

足元に転がる軽くて丸い火山岩はよく滑ります。

足を取られないようにゆっくりゆっくりおりてきました。

あんなところまで登ってきたんだね(山頂は雲の中でしたがみんなの目には山頂が映っていたに違いない)

休憩ポイントからさぁあともうひと頑張り、というところで雨脚の強いヤツが降ってきました。

幸いにも気の葉っぱが傘の代わりになり、びしょ濡れになることは避けられました。

木々の葉っぱに感謝です。

無事、下山!やったね!!

駐車場に戻り、お昼ご飯をどこで食べようか相談をしていたら、駐車場の管理をしている方が声をかけてくれました。

「上でも雨にあたったかい。お昼ご飯は食べたの?まだだったらヒュッテ(山小屋)で食べてくか?」

お言葉に甘えて樽前山のヒュッテにてお昼ご飯をいただくことにしました。

雨の中での登山はちょっと大変でしたが、なんともスペシャルなおまけにみんなも笑顔。

登山で使ったパワーをお弁当で補給です。

 

樽前山を出て、午後からは白老にある仙人の森・ほりおサンのところへ向かいます。

その途中、スーパーに寄っておやつ作りの食材を調達。

お盆時期ということもあり、買い物に来ているお客さんがたくさんいましたね。

お世話になる堀尾さんのところにお礼としてお届けする果物(みんなはバナナをチョイス)も選びました。

スタッフからお金を預かり、お支払も自分たちで。

「りょーしゅーしょをお願いします」もちゃんと言えました。

 

仙人の森に到着。

出迎えてくれた堀尾さんと奥様の優しい笑顔はいつ来ても変わりません。

さぁ、おやつ作りにはたき火が必要!ということでさっそく堀尾さんに焚火の点け方を教わります。

新聞紙をふわりとボール状に丸め、その上に小枝を乗せていきます。

「ぬれている木でもいいの?」と子どもたちは一瞬、訝しがっていたようですが、そこはさすが仙人。

ぬれている小枝でも見事に火がつきました。

今度は火を大きくしていくために風を送り込む作業。

うちわであおいでみたり

ふぅーっっっ!!とやってみたり。

そんな作業をしていると、「こっちに小さいお友達が来てるわよ」と堀尾さんの奥さんがみんなを呼びに来てくれました。

言われたとおり静かにこっそりついて行ってみると…

お食事中のシマリスさんに会いました。可愛い~♪

火がおきたら今度はおやつを作ります。

本日のメニューは…

・焼きリンゴ&アイスクリーム添えホットケーキ

・餃子の皮サイズピザ生地を使ったチーズせんべい

そこにおみやげでもってきたバナナを一緒に食べよう、と堀尾さんが焼きバナナを作ってくれました。

 

お味はいかが?

おやつを食べて一息ついたところに「こんなお風呂みたことあるかい?」と堀尾さんが何やら面白いものをご紹介くださいました。

ピザ釜のような土づくりの洞に火がくべられています。

その上には鉄の釜と木の蓋。

五右衛門風呂です。

湯気が立ち、手を入れると少々熱めのお風呂が沸いていました。

「今度はこのお風呂にも入って行きなさいね」

仙人の森はもっともっとたくさん楽しそうな遊び場がいっぱいあるみたい。

今度はキャンプで来たいですね。

堀尾さん、ありがとうございました!

雨上がりのしっとりと緑が際立つ美しい森を抜け、そろそろ帰る時間です。

登山に火おこし、おやつ作りとたくさん遊んできましたが、きっとその続きを夢の中でもみていることでしょう。

 

雨が降ったりやんだりと落ち着かない天気の中での活動でしたが、そんな天気の中でも楽しく過ごせる術を子どもたちが見つけてくれたら幸いです。

自然の中で遊ぶということはお天気とも相談が必要ということですね。

晴れても雨でも楽しいイエティくらぶ、次はどんなところにお出かけしましょうか。

 

 

 

いぶり校 上道和恵(うえちゃん)

 


夏休みキャンプ【虫の世界へようこそ!虫博士キャンプ】

2013年08月06日 22時11分05秒 | いぶり校

胆振管内・厚真町を舞台に今年もやってきました虫博士キャンプ!

小さな11人の虫博士とともにひたすら虫を追いかけ続けた2日間。活動の様子をお伝えします。

 

2013年8月3日(土)天気:薄曇りからの晴れ模様

宿題に自由研究にプールや遊びにと大忙しの夏休み。

夏休みのお楽しみである虫とりとキャンプがセットになった虫博士キャンプが今年も始まりました。

今回は、札幌・室蘭・苫小牧から11人の虫博士が集まり、胆振管内にある厚真町・大沼野営場におじゃましていろんな虫を探しに出かけます。

電車や車で札幌・室蘭方面の子どもたちが苫小牧駅前に集合。

ここから路線バスに乗って厚真町へ向かいます。

バスに乗るまで少し時間があるな~、と思っていたらさっそくトランプ大会が始まりました。

子どもたちの遊びに対するパワーはすごい!

早来経由でバスに揺られること1時間。厚真町に到着です。

自分でちゃんとバス代を払って下車します。

ここからまずは歩いて厚真町の青少年センターを目指します。

途中、厚真町役場前に設置されている厚真町のゆるキャラ・あつまるくんの前で記念撮影。

顔抜きのボードは前日にお目見えしたばかりだとか。

『厚真に集まるあつまるくん』と復唱しながらいざ、青少年センターへ。

バスを降りて歩くこと5分。青少年センターに到着しました。

最初に自己紹介も兼ねて並び替えゲームで緊張の糸をほぐします。名前のアイウエオ順に並び、名前・学年・好きな虫をみんなに紹介していきました。

外でお昼のお弁当を食べたら、青少年センター2階で開催中の世界の昆虫展を見学。

南国の虫たちや北海道に暮らす虫たちの標本を見せてもらいました。

 

それから、1階にある図書室に移動です。

明日の虫研究ノートを作るために虫に関する本を物色。参考になりそうな本を借りていきます。

 

さぁ、いよいよ今度は虫は探しの会場・大沼野営場に向かって出発です。

途中、宿泊場所となる生活館で大きな荷物をおろし、虫かごを準備。

1人1本虫網を持っていざ、出陣です!

 

野営場に着き、道具や水筒を置くベースキャンプを決めたら虫探しスタート。

みんないっせいにあちらこちらへ散らばっていきました。

   

 

「つかまえた!!」

子どもたちの嬉しそうな声が響きます。

 

虫だけではなく、カエルもゲット☆(どこにいるかわかりますか?)

いろんな虫が見つかって、各々の虫かごに納まっていきます。

「いろんな種類がいるね」と虫かごを覗き込む顔も虫たちに興味津々。さすが虫博士です。

 

 

夜の虫探しのために、虫用のトラップを仕掛けることも忘れません。

その名も落とし穴大作戦☆

土をシャベルで少し掘り、そこにプラスチックのコップを入れます。

落とし穴があるとも知らず、虫たちはころっとひっかかる…かな?

結果は夜の虫探しまでのお楽しみです。

虫探しをしていたら、近くにいたキャンパーさんが声をかけてくれました。

「虫とりしてるんだね~。どんな虫が見つかったの?」との質問に子どもたちは少し照れながらも、虫かごに入った虫たちを色々教えてあげる場面も。

 

昼の14時少し前から17時半過ぎまで、みんな思い思いに虫探しを楽しみました。

       

 

外でたくさん活動したのでお腹もペコペコ。

今日のご飯は、厚真の野菜&お米を使ったカレー・中華春雨スープ・わかめサラダ・氷室ジャガイモ・フルーツヨーグルトです。

みんなたくさん食べて、おかわりもたくさんしていました。

 

 

特に好評だったのが氷室のジャガイモ!

「甘い!美味しい!!」「こんなに美味しいジャガイモ初めて」と絶賛の嵐でした。

おかわりをする子も「どれがいちばん大きいかなぁ~」と見比べて、大物をゲットしていきました。

ご飯のあと、片づけをしている間は自由時間。

ライトセイバー(懐中電灯)での対決や、カードゲームをして楽しむ様子がちらほら。

 

 

片付けも終わり、夜ご飯を食べてパワーチャージができたところで、夜の虫探しにお出かけです。

どんな虫がかかってるかな?

いた!

シデムシやオサムシが数匹かかっていました。

そのほかにも何か虫さんが出て来やしないかとライトを持って林の中を散策。

すると、何やら怪しい影を発見。ぱっとライトを当てるとそこにはノコギリカミキリさんのお姿が。

「何かいる~!」と覗いた木の洞には、

アマガエルがお休み中でした。

この日はキャンパーの方が多かったこともあり、ちょっと場所を変えて野営場の入り口付近の林道へ。

暗闇の中、ライトを片手に探検です。

  

 

虫探しもひと段落。さて、車に乗って生活館へ戻ろうと思いつつ、ふと空を見上げると満点の星空がそこにありました。

「みんな、ライトを消して空を見てみようよ~」と提案し、全員がライトをオフにすると空から落ちてきそうなほどキラキラした星が輝いています。

「あ!流れ星!!」「人工衛星、3つもある!!」「天の川だ!!」「北斗七星はあっち!!」

「こんなに星たくさん見たの、初めて!」という子もいました。

これも泊りがけのキャンプだからこそ楽しめる体験だと思います。

子どもも大人も地面に寝転がってしばらくその美しさに見とれていました。

星空観察の余韻を楽しみつつ、生活館に戻って寝る準備。

寝袋も上手に敷けました。着替えて歯磨きをしたらおやすみなさいです。

消灯してしばらくはこそこそ話し声が聞こえていましたが、あっという間にみんな夢の中。

 

 

2013年8月4日(日)天気:晴れ

おはよー!さぁ、今日も朝から虫探しに出かけるよ!

朝ごはんの前に再び野営場へ出かけ、朝の虫探しがスタートしました。

昨日、しかけたトラップを夜の観察の後もそのままにしてきたのでもしかしたら何かいるかも…と覗き込んでみたら…いました!

シデムシ、ゴミムシ、オサムシさんが見事にホールインしておりました。

バッタやトンボも発見。

 

生活館に戻って朝ご飯を食べたあとは、荷物の片づけとお掃除。

子どもたちもしっかりお手伝いです。

 

キャンプの最後は虫研究ノートづくりです。

今回のキャンプでつかまえた虫たち。

どこでつかまえたのか、どんな虫がいたのか、お気に入りの虫ベスト3など記録をつけます。

   

いろんな虫をつかまえたり観察したりしたことを参考に、『もし、自分が虫だったら…どんな虫になる?』かを考えるワークシート。

個性豊かに発想力溢れるオリジナルな虫たちがうまれました。

それらのワークシートをファイルにとじ、マイ虫研究ノートの出来上がり♪

 

観察にご協力いただいた虫さんたちは、厚真の自然の中にお返しし、お昼ご飯を食べ、虫博士たちは再びバスに乗り苫小牧へ戻りました。

 

1日目の日中約3時間半+1日目の夜約45分+2日目の朝約30分+2日目のお昼前約15分。

ひたすらに虫を探し続けた2日間でした。

トンボやクワガタと言ったメジャーな昆虫だけではなく、カミキリムシやシデムシなどちょっとマイナーだけれど良く見かける虫もたくさん見つけることが出来ました。

土の中にいる虫、木の枝にいる虫、水辺の近くにいる虫などいろんなところに虫たちが生きている、ということも子どもたちは肌で感じ取っていた様子です。

このキャンプをきっかけにもっと自然や虫について興味・関心を持ってくれる子どもたちが増えたら是幸い、と思っています。

 

 

 

 

いぶり自然学校 担当:上道和恵(うえちゃん)


馬旅キャンプ9日目 報告 エンディング

2013年08月05日 10時21分53秒 | 全サイト合同

馬旅キャンプが終了し、子ども達が帰った牧場は静まりかえり、夜半からの雨に濡れています。

気温19℃

 

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最終日はドタバタでした。

7日間散らかりっぱなしの荷物をまとめ、掃除をし、ふりかえりをして、少し遊んだら出発の時間です。

牧場でお世話になったみなさんにあいさつをして、お昼前に空港へ向けて出発しました。

 

今回は雨続きでしたので、あまり日焼けはしなかったかもしれませんが、虫さされの後は増えたと思います。

どんな顔で横浜に帰るのでしょうか。

今年の夏休みは良い思い出になったかな・・・

まずはゆっくり休みましょう!

 

 

「北海道・馬旅キャンプinとかち」に参加して頂いたみなさま。

このたびは8泊9日という長い期間のキャンプに送り出して頂きまして、誠にありがとうございます。

期間が長いだけでなく、北海道という遠い地、馬を相手にするということなど、様々な心配があったと思います。

 

スタッフ一同、この貴重な出会いの機会に大変感謝しております。

そして、大きな事故もケガもなく終えられたことに安堵しております。

 

参加した子ども達は、楽しいことだけでなく、辛く苦しいこと、悲しいことなど様々な思いの中で9日間を過ごしたと思います。

馬とふれあい、仲間とふれあい、自然とふれあい、体だけでなく心もたくさん使い、たっぷりと「生」の体験をしたことは確実です。

我々スタッフも、子ども達とまみれて精一杯やらせて頂きました。

この体験が心のどこかに種を落とし、それがいつか芽生えてくれることを願っています。

そして、保護者のみなさまにはそれを暖かく見守って頂きたいと思います。

 

これで「北海道・馬旅キャンプinとかち」の報告を終わります。

(清水バウンド チーフディレクター 伊藤輝之)

 

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※おまけ

 

これまでの報告では伝えきれなかったところを、写真で紹介いたします。

 


馬旅キャンプ8日目 馬旅報告 その2

2013年08月05日 09時25分11秒 | 全サイト合同

続けて、復路分を報告します。

 

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キャンプ地では、のんびりしながら楽しく過ごせたようです。

電気牧柵を張るのを手伝ったり、テントを立てたり、ご飯作ったり、周辺で棒を振り回して遊んだり、テントの中でおしゃべりしたり騒いだり、満点の星空を見上げたり・・・なかなか充実した1泊でした。

のんびり過ごしすぎた(子ども達の行動がのんびり)ので、予定より1時間以上も遅れての出発。復路も晴天でした。

復路は往路に増して順調だったようです。

牧場に到着した様子は疲れていたようでしたが、表情は明るかったです。疲労感と達成感の入り交じった表情なのでしょう。

牧場に戻った後は、馬装を解いて、水を飲ませ、手入れをして、森の中の放牧地にお別れに行きました。

馬旅の安堵感もつかの間、しんみりした雰囲気になりました。

そして旅の最後は温泉。

馬旅だけでなく、牧場での汚れと疲れを癒し、久しぶりのジュースやアイスも頂きました。

 

温泉から戻ると、最後の夕食。

大きな鉄板が用意してあり、そこでサポートメンバーの太田さんから焼きそばとお好み焼きが振る舞われました。

もちろん、美味しくない訳がありません。

途中から、なぜか「365歩のマーチ」がかかり、その音楽に合わせてみんなで牧場内を歩き回りました。

馬旅も無事終わり、仲間ともうち解けてきて、このキャンプも残り1日。そんな気分がハイにさせたのか、この行進はなぜか盛り上がり、おそらく10数回はリピートしたと思います。

とても楽しい夜になりました。

そして、最終日を迎えます。

(てる)

 


れきふね・川遊びキャンプ3日目

2013年08月04日 19時15分26秒 | いぶり校

8月1日(木)

今日も何人かで確認行ってみたところ、川の水が澄んでいましたよ~!

最終日、川であそぶぞぉ~!!

朝から川遊びに向けて、ライフジャケットやヘルメットを並べたり、ゴムボートの準備をします。

中では、お昼のおにぎりを作っています。

 

川に到着して、準備体操。 今日の川の様子をありさんに教えてもらいます。

いつもより流れが早いようです。

みんなで腕組みをして、川を渡りながらどれだけ流れが強いかを確認しました。

ライフジャケットの浮かび方を知っている子に見本を見せてもらったら、

川遊びスタート!

 

  

 

 

川に浸かる瞬間、一番冷たいんだよね。冷たいと言いつつも、遠くの方から流れています。

 

一度上がって、温まった後は生き物探しや

 

ゴムボートで川下ってみたり、誰かが捕まえたヤツメウナギ、ドジョウをじーっと観察しています。

魚も見つけたいし、ボートにも乗りたいという思いから、編み出したようです。

合わせ技で、ボートで下りつつ生き物を探していました。

 

あっという間の3日間。

終わりの会では、スライドショーを見ながら3日間をふりかえったあと、

みんなから3日間で楽しかったことを発表してもらいました。

みんなとお別れした後、チームねおすまだまだ旅は続きます。

 

道の駅コスモールにてお買い物。遊んだあとのソフトクリームはおいしいね。

 

車が動き出すと、後ろの方からいい感じでBGMが流れてきましたよ。

すやすや気持ちよさそうに眠っています。

ラストの解散場所となる登別駅では、ライトアップされた鬼がみんなをお出迎えです。

 れきふね・川遊びに送り出していただいた保護者のみなさま、活動に関わって頂いた

スタッフのみなさま、本当にありがとうございました。

お天気の影響で3日間、川遊びとはいきませんでしたが、野外にでかけ3日間を

過ごしました。

川遊びに参加してくれたみんな、また一緒に様々な活動で会えるのを楽しみにしています。

3日間どうもありがとう。

 

いぶり自然学校

山田 由美子(やまちゃん)

 


れきふね・川遊びキャンプ2日目

2013年08月04日 19時07分38秒 | いぶり校

7月31日(水)

今日の歴舟川の様子はどうだろうか・・・

ほとんどのみんなが朝目覚めるのが早く、何人かはありさんとまた橋まで川をチェックしに出かけていきました。

チェックの結果、まだ少し濁っていたようです。

みんなよりもっと早く下見をしたありさんの情報によると、上流の方は澄んでいました。

3日目の川の様子に期待して、最終日思いっきり川遊びをしよう!

大樹町スタッフがプログラムの調整をしてくれて、今日の午前中は大樹町には汽水湖、オイカマナイトーにて、

カヌーに乗せてもらえることになりました。そして午後は砂金掘りに挑戦です。

 

起きて身支度等を済ませたら、お昼のおにぎりを作ります。

朝ごはんをしっかり食べたら出発です。

 

 

オイカマナイトーに到着し、ライフジャケットを身に着けたら

本日お世話になる教育委員会の方から、これからの活動の説明を聞きます。

 

2種類の舟にチャレンジします。

まずは、カヌーを漕ぐときのパートナー、バディを作ります。掛け声、人数確認もバッチリです。

 

一人乗りのカヤックカヌーをバディと準備中。

 

カヤックのパドルの持ち方や漕ぎ方を練習します。

 

もう一つのグループは、カナディアンカヌーに乗ります。

 

 

湖の上が舟で渋滞しております。

カヌーは2人の息ががぴったり合うとグングン進んでいきます。

カヤックは舟をまっすぐ進ませるのが難しく、何艇かはその場でクルクル回転していたり、

行きたい方向に進めなかったようです。

体を動かせば、お腹がすくね。朝作ったおにぎりをいっただきま~す!

食べ終わったら、海側から車で30分、山側へ移動します。

 

到着後、広場があったので、全員で鬼ごっこ。

 

ここでも大樹町の砂金堀の達人に技を教えてもらいます。ゆり板の上にすくった砂利をのせてから

板をゆすりながら、川の水で砂利や砂を流していきます。砂鉄や金は砂より重いので下に沈むというわけです。

 

 

一緒に金も流れるんじゃないかと、みんな慎重すぎるほど慎重です。

砂利の中に金が入っているかは運の部分も大きいです。

みんな一生けんめい、挑んでいました。

 

この後は、温泉にゆっくり浸かって宿泊場所センターハウスへ戻りました。

寝るまでの時間は、外できもだめしをしたり、中でお友達をおしゃべりをして過ごしました。

今日はぐっすり眠れるんじゃないかな。いよいよ明日は川遊びだ!


れきふね・川遊びキャンプ1日目

2013年08月04日 19時02分09秒 | いぶり校

7月30日(火) 

今年も始まりました、れきふね・川遊びキャンプ

思いっきり川で遊ぶため、目指すは大樹町へ出発!

胆振管内は、お天気があまり思わしくないけど、十勝はどうかな?

遠くの空はなんだか明るそうだけどね。

 

大樹町までの道のりも旅として楽しまなきゃね。シーンとしていた車の中もあっという間に賑やかです。

 

三石は青空だね!先に進まなきゃね。

海に入りたい気持ちをぐっと抑えて、ここでは砂浜まで。

車の中でジッとしているので、外に出たときは思いっきり体を動かしていました。

ゴロゴロ転がっています。

天馬街道を通過中、只今浦河町なり。大樹町に近づいてきたね。

ここまではとってもいいお天気だったのに・・・

ここから雲行きがあやしくなってきました。雨がふってきました・・・

 

大樹町に着きました~。十勝管内から参加するみんなと合流。

総勢28名の仲間と3日間を過ごします。

 

 

まずは、車に乗ってきたみんなの体をほぐすのに、かちぬきジャンケンで準備運動です。

  

ジャンケンで負けると走って戻らないといけません。

ストレート勝ち、ジャンケンが強いみなさんです。

 

 

3日間遊ぶ予定だった歴舟川。

大樹町のありさん曰く、雨の影響で濁っているから今日は遊ぶのが難しいとのこと。

一応みんなでも、歴舟川の様子を見に行ってみることにしました。

ひと目みて納得、川が茶色です。

残念だけど、今日は川では遊べません。でも水遊びはできそうだよ。

このあと、みんなにこんなクイズをだしてみました。海はどっち側にあるでしょうか?

 

3日間過ごす施設の冬はスケートリンクとして使われる場所に、雨水が溜まっています。

 

水のかけあいっこ、ブルーシートの上では、ウォータースライディング!

どのぐらい滑ることができるか。ビニール袋をかぶって、トォ!

ブルーシートを超えています。

 

雨で遊んだあとは、部屋で過ごします。まだ遊び足りない組は、引き公園で続き遊んでいます。

 

  

夜ご飯には、スペシャルメニューとして鹿肉の串カツが登場。みんな明日に向けてモリモリ食べてね。

寝るまでの自由時間は、みんな打ち解けてテンションは高いし、体力も有り余っていて

賑やかです。しっかり寝てくださいな・・・

おやすみなさ~い。


馬旅キャンプ7日目 馬旅報告 その1

2013年08月04日 09時18分40秒 | 全サイト合同

今朝の牧場は霧に包まれています。

気温は17℃、とても涼しいです。

 

昨日、無事に馬旅を終えました。

それでは、そのの様子を報告します。

 

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一昨日、待ちに待った快晴の下、元気に馬旅に出発しました。

このキャンプ中に初めて晴れて、気温が上がり、気持ちもより高まった様子。

出発前に特製お弁当(おにぎり、ちまき、ササ餅)を腰にくくりつけ、不安と緊張、楽しみが混じり合ったワクワク感の中の出発でした。

馬旅は前半から中盤は森の中を歩きます。

ここは「十勝千年の森」。

たくさんの木々に囲まれ、日の光に輝く緑の中、とても気持ち良く歩けたと思います。

ただ、馬が好きな草の中を歩くので、馬がつまみ食いしないように歩かなければなりません。

旅の後半は牧草地から「千年の丘」に登るコース。

最後の力を振り絞って登りきりました。

チームによっては、素直に従ってくれた馬もいたでしょうし、言うことを聞いてくれない馬もいたと思います。

また一緒のチームになったメンバーとうまくコンビを組めたところもあったでしょうし、息を合わせるのに苦労したところもあったと思います。

 

それでも、子ども達はみんなと一緒に旅することを楽しんでいたと思います。

次郎さんの話だと、馬旅中は例年よりはしゃぎ方が弱く静かな印象だったとのことでした。ちょっと緊張気味だったのかもしれません。

 

丘を過ぎて再び森の中に入るとゴール。

宿泊するキャンプ地です。

とにかく、大きなケガはなく往路は終了しました。

 

 

※おまけ

今回の清水バウンドでは、食事は地元地域のおばさま達がすべて作ってくれました。

昨年お手伝い頂いたのがきっかけで、今年はぜひすべてやらせて欲しいと懇願して頂いて実現しました。

子ども達のことをとても思って頂き、愛情こもった美味しい食事を毎回出して頂きました。

馬旅のアイデアお弁当も流しそうめんもおまさま達のアイデアです!