子ども達のための自然学校・イエティくらぶ

NPO法人ねおすが主催する「子ども達のための自然学校『イエティくらぶ』」の活動報告をアップしています。

イエティくらぶいぶり校9月その2「どんぶらこ~むかわラフティング」

2014年09月29日 13時25分26秒 | いぶり校

いぶり校イエティくらぶ9月月例第2弾は、川下りに挑戦!

やってきました、むかわ町穂別地区。太平洋に流れ注ぐ鵡川を

大きなゴムボート、ラフトボートで下っていくという訳であります。

 

9月に入り、胆振地区では豪雨による土砂災害を

引き起こすほどの荒れたお天気もありましたが、

本日は快晴なり。

空がとっても青くて、テンションが上がります↑↑

 

穂別に到着する頃には、もう少しでお昼だね。

なので、着いて早々腹ごしらえをしておこう。

それから川に行く格好に着替えます。

みんな行く気満々、準備するのがいつもより早いかも・・・

 

川下りスタート地点に到着です。

只今、メンバー発表中。

担当の船頭さんから、ボートに乗るときに気を付けることを聞いて

いよいよ出発です!

 

川を下るメンバーはこうなりました!

 

 

 

大きなボートを持ち上げてえっちらおっちら。

みんなで力を合わせて川に下ろします。

さぁ、下っていきますよ~!

 

  

ボートどうしが近づけば、水かけ合戦勃発です。

特に男の子ばかりのボートは、容赦ありません。

 

夏はお米を作るために川の水が減ってしまうので、

田んぼの水が抜かれた秋の方が水量が戻って川下り

にむいているんですよ~。

秋晴れにて川下り日和。コスモスがきれいに咲いていました。

 

 

流れが穏やかなところにて。

川の流れに任せてお母さんたちはのんびり

まったりなひとときを楽しんでいました。

女の子ばかりのボートはパドルの代わり?!かは不明ですが・・・

ボートから足を下ろしてバタ足をしていました。

 

   

橋の上にて、みんなをうえちゃんが待っていてくれました。

うえちゃんに向かってイェ~イ!のポーズ。

 

本日のゴールポイントに無事到着!掛け声かけて漕いだもんね。

最後、自分が乗ったボートは岸まで運んでいます。

 

ボートを運ぶ車が到着するまで、水切りや向こう岸まで石が届くか

遠投したり、川の中に魚が入ってくるように石を組んで池を作っています。

 

流れの早いところ、ゆったりとした流れのところ、ボートが引っ掛かりそうなところ

をどうにかして、それぞれのボートで力を合わせて漕ぎ切ることができました。

いつもは口数が少ない子もボートの上では、大きな声を出して盛り上がっていました。

ボートからの眺めもとってもきれいでした、森の木々が少しずつ色づき始めてい

ましたねぇ

今年最後の水の活動は、快晴のなか年長さんから大人まで全開で過ごすことが

できました。気持ち良かったなぁ~。

 

来月はイエティくらぶ合同40キロウォークです。

今度は自分の足で太平洋から日本海まで目指しますよ!

 

いぶり自然学校 

山田 由美子(やまちゃん)・上道 和恵(うえちゃん)


イエティトレッキングくらぶ~札幌岳~

2014年09月28日 20時31分36秒 | 札幌まるやま校

 

9月のイエティトレッキングくらぶのテーマは「チャレンジ」

今までは片道2時間以内の山を登っていましたが、

2年目と言うこともあり3時間越えに挑みました。

今日の行程は「ウォーミングアップ」「本番」「もう一踏ん張り」と

3つのゾーンにわかれています。

出発前にバナナとクラッカーでエネルギー注入!

キチンと準備運動をして

今日の目標は「無理をしないこと」「全員無事に下山すること」

いざ気合いを入れて出発!

始めは比較的なだらかな「ウォーミングアップ」ゾーン。

お地蔵さんにも安全祈願

沢にかかる橋をいくつか渡ります

 丸太が滑って怖い~などと言いながらも川のせせらぎを楽しんでいます。

広い林道に出ると小休止、行動食を食べます。

歩くととてもお腹がすくんです。

本番ゾーンはまだかな~なんてしゃべりながら歩いています

歩くこと1時間40分ようやく冷水小屋へ到着

ここでチーズとソーセージで本番に備えたエネルギーチャージ

ここまでは楽勝な顔をしています。

「本番ゾーン」にむけて気合いを入れて出発!

いきなり急峻な登りで息があがってきます。

ここからは高学年と低学年のサンドイッチで励ましあいながら進みます。

キツい登りでも目の前に広がるのは鮮やかな紅葉!

子どもたちも「絶景!」「キレイ!」を連発

高学年が低学年の靴ひもを結んであげる場面もありました。

それにしても鮮やかな紅葉です。

歩くこと1時間で「本番ゾーン」をクリア!

ちなみに今日の休憩の合い言葉は「札幌ラーメン」

ここからは「もう一踏ん張りゾーン」

辛いところをクリアした喜びから足取りも軽く山頂を目指します。

歩くこと1時間、山頂に到着!登りタイムは3時間45分。

全員と喜びのタッチをします。

頑張った証に記念写真。

山頂は風が強く、上着を着込んでのお昼ご飯。

温かいスープやココアであったまります。

雨にはあたらず札幌市内も一望です。

羊蹄山はさすがに見えなかったですが、

それでも紅葉や山並みを見られたので大満足。

雨に当たらないうちに下山を開始です。

本番ゾーンでは滑る地面に慣れていない子どもたちが多少手こずりました

女子チームはスムーズに下山。女子会トークだったそうな・・・

冷水小屋まで一気におりてきて大休憩。

冷たいお水で顔を洗ったり、のどを潤したり、

林檎を食べたりと疲れを癒します。

小屋の前で鐘を鳴らしてラストスパート。

疲れと少し気が緩んで転びがちな低学年男子に気合いをいれたら出発。

余裕が出てきたので笑い声が絶えません。

いく時に気がつかなかった生き物や草花にも目がいきます。

最後の休憩ではテンションがMAX。

妖怪「甘えん坊主」たちが騒いでいます。

にぎやかな帰り道は山頂から3時間30分

お地蔵さんにキチンと報告

全員でねぎらいのタッチをしたらクールダウン

さすがに足が痛くなったので足ツボをしています。

私もやってもらいました「気持ちよい!」

そんなこんなで述べ歩いた時間はなんと7時間30分。

みんなとっても頑張りました!

 

今回は高学年が低学年のサポートをする姿、

声をかけ励ます姿が見られたのが印象的でした。

そして下山が苦手な子どもに

下山が得意な子ども同士でアドバイスしてあげる。

そんなシーンが見られてとっても成長を感じました。

 

子どもたちもいつもより弱音を吐くことがなく、

絶対に登って歩ききると言う強い意思を行動や言葉で感じさせてくれました。

次回10月は1泊でニセコ方面に向かいます。

こちらも楽しみです。

 

カツオこと高野克也


「THE SEA」~札幌まるやま校・月例~

2014年09月16日 09時43分47秒 | 全サイト合同

札幌まるやま校の月例「THE SEA」

いつもより少し早い朝8時にJR札幌駅に集合しました。

朝は少し肌寒い。しかし、本日は「THE SEA」ということで、海へ出かけます。

9月の海は寒いのか、暖かいのか?

石狩市送毛海岸はいったいどういうところなんだ?

生き物はいるのか?魚はゲットできるのか? そして飛び込みはできるのか?

ワクワクドキドキのプログラムはレンタカーで片道2時間かけて移動します。

途中の厚田の道の駅でトイレ休憩

移動中に太陽が出てきて、気温が高くなり、みんなの海に入りたい気持ちも高ぶってきています。

車内では、小旅行気分で子どもたちでゲームやお話しがこれだけで疲れてしまうのではないかと

思うくらい、全力でたいへん盛り上がっておりました。

そして、送毛海岸に到着。地域の方に貸していただいた送毛会館で着替えを済ませ、

長距離移動後も休む間ももったいないくらいの勢いで、

ライフジャケットなどを着て準備に勤しんでおります。

海を目の前にしても、あれれと流木がたくさんだ!ということで、

流木に転んでケガをしないように、みんなで運んで、よけます。

そのあと、相棒を確かめ合うバディゲームをして、

ようやく海の中へ。

じゃんけんで勝つたび、一歩づつ日本海に体を慣れさせます。

そして、ライフジャケットが浮くかどうか輪になって、空を見上げて確かめます。

すこし海に慣れたら、生き物探しスタート

自らの手、目を使って生き物を探し、水の中が良く見える箱メガネや魚を獲るためのタモ網などの道具を駆使して、

カニやヤドカリ、ヒトデ、昆布、ハゼやカジカ、カレイなどを生き物にたくさん出会えました。

こちらはちょっと岩を渡って、冒険組。

ヒトデがたくさんいるヒトデ島、昆布がたくさんある昆布島でワイルドに遊んでおります。

そんなこんなしているあいだにあっという間にお腹が減ってきたので、お昼に。

お弁当と温かい味噌汁でエネルギーをチャージします。

午後も海に入るので濡れたままの服を着ながら、岩にへばりついて熱をもらいながら、体も温め直します。

そして、おやつも食べながら、たき火で温まります。

そして、お昼ごはん後も海で遊びます。

みんなで昆布島まで探検しにいき、

チューブ宅急便屋さんに昆布を運んでもらったり、

こちらはワイルドに飛び込みに挑戦。

深い足のつかないところへも果敢にジャンプします。最初は怖くても、1回飛んでしまえば、はまって何回でも飛んでしまいます。

ほかには、ロープで島から島へ渡ったり、

チューブにひたすら、揺られ、手で漕ぎながら、移動したり、

思い思いに遊んでいると、帰らなければならない時間に。

みんな海から上がって、温かいココアを飲み、温泉へ向かうため、着替えをします。

みんなの温泉に早く行きたい気持ちがものすごく強く、

予想以上に着替えるのが早くでき、温泉へ向かう途中に景色のいいところで休憩もできました。

温泉は石狩の番屋の湯

1000年前の太古の海水をくみ上げた温泉で疲れをいやします。

そして、最後に厚田名物「シャコもなか」、「ハタハタもなか」を持って、記念撮影。

海にも入って、温泉にも入って、帰りの車内も盛り上がる子もいれば、

寝てぐっすりの子も。

9月の海に行ったのは全員が初めて。

それぞれに寒い、あったかいと自分の体で9月の海を感じることができました。

思っていた以上に海の生き物にもたくさん出会えたと思います。

そして、石狩市の送毛海岸の秘境感を岩岩を渡り、冒険することもできました。

飛び込みにもチャレンジすることができ、海を満喫した1日となりました

参加された保護者のみなさま、ボランティアの大学生のみなさま

活動にご協力いただきありがとうございました。

イエティくらぶ札幌まるやま校 月例スクール「THE SEA」

札幌まるやま校 けいた(富田桂太)


イエティくらぶいぶり校9月その1【縄文時代へタイムスリップ!あつま遺跡】

2014年09月10日 09時29分23秒 | いぶり校

吹き抜ける風はすっかり秋の空気です。少しずつまた季節が巡っていきますね。

トンボが飛び交う秋晴れの気持ちの良い一日。

イエティくらぶのいぶりチームはタイムマシンに乗って縄文時代へタイムスリップ!

勾玉づくりや遺跡の発掘体験、黒曜石のナイフづくりなど縄文時代の暮らしを垣間見た活動の様子をお届けいたします。

 

2014年9月7日(日)天気:気持ちの良い秋晴れ

今回のイエティくらぶいぶり校は、遺跡の発掘調査を行っている厚真町にやってきました。

厚真町での発掘調査は平成14年から始まり、胆振管内では苫小牧に次いで2番目に遺跡が多い町です。

そんな厚真町でこれから縄文時代にタイムスリップするわけですが、学校ではまだ日本の歴史について勉強していない子どもたちが参加者の半数を占めています。

ジョウモンジダイってなんだ??

現在2014年。縄文時代が始まったのが今から1万3000年くらい前……??みんなの両手をフルに使っても引き算ができません。

むかーし昔、大昔の人ってどんな生活をしてたんだろう??何を食べてたのかなー??

みんなの頭の中にいろんな不思議が浮かんでいる様子がうかがえました。

縄文時代の暮らしをほわんほわんと想像する……ということで、まずは縄文人変身セットをご用意。

縄文時代のファッションは、植物の繊維を編んで作った貫頭衣という服を着て、髪の毛はお団子頭にし、櫛などの飾りもしていたそうです。

ヒスイのペンダントや腕輪なども身につけていたということも調査を進める中で見つかっています。

縄文人なりきりセットはこんな感じ。

厚真町の青少年センターには発掘された土器などが展示してあります。

子どもたちも興味津々で見学していました。

縄文時代にタイムスリップするための秘密アイテムとして、午前中は勾玉づくりに挑戦です。

願い事が叶いますように、と念じながら磨けば、みんなで縄文時代にタイムスリップできる…らしい!

でも、願いをかける力が弱かったら、間違って江戸時代くらいにしか行けないかもしれません。

縄文時代まで行けますように、なむなむなむ……と強く念じながら紙やすりを使って勾玉をみがきました。

(ちなみに、勾玉は今はお守りやファッションアイテムとしてのイメージが強いものですが、当時は力の象徴という意味合いが強かったのではないかという説があるそうです)

キレイな勾玉の出来上がり☆

勾玉磨きに集中したらお腹もペコペコ。青空のもと、みんなでお昼ご飯を食べました。

少年たちは空を飛びかうトンボに夢中。お弁当を食べ終わったらさっそくトンボとりにかけまわっていました。

トンボやーい、この指とぉ~まれ!

お昼ご飯が終わったら、いよいよタイムスリップの旅に出発です。

ここから一緒に旅をしてくれるのが、厚真町の発掘調査を担当している学芸員の乾さんと松井さんです。

 

さぁ、ハイエースという名のタイムマシンに乗り込み、時空を超えてやってきたのは幌内という地区。

遺跡の発掘調査を行っている本物の現場です。

乾さんの案内で進んでいきます。

地面に掘られた大きな穴!

これはなんとシカをつかまえるために掘られた落とし穴だそうです。

みんなも実際に落ちてみるかい?という言葉にみんな「入ってみたい!!」と良いお返事。

はしごを使って降りてみるとみんながすっぽり隠れてしまうほど深く大きな落とし穴でした。

昔の人はこれを手で掘りぬいたんですからすごいものです。

次に見せてもらったのは何やら細長い穴。

深さは先ほどの落とし穴ほど深くはありません。

なんと、ここから発掘されたのは人の骨。そう、ここはお墓の遺跡です。

わぁ、すごい。こっちが頭だね。

実際には発掘された骨はすでに別のところに移して調査をしていますが、どのような形で埋まっていたのか写真のパネルで見ることができます。

この人のお墓には剣が一緒に入っていたんだよ、と乾さんが教えてくれました。

発掘現場の横に生えている大きな木。これはオニグルミの木で下にはまだ青いクルミの実がコロコロと落ちています。

これらの木の実も縄文時代を生きた人たちにとっては重要な食糧だったのでしょう。

次に見せてもらったのは土の壁。縞々模様の地層の前にやってきました。

触ってみてもいいよ、との声にみんな軍手を脱いで土の壁を直接、触ってみます。

赤い色をしてる部分、黒っぽい部分、白っぽい部分。

土の感触もさらさらしている部分もあれば、年度っぽい感じのものもあります。

樽前山から飛んできた火山灰や、遠くは駒ケ岳から飛んできたものもあるそうです。

地球のチカラのすごさを感じました。

ここのところを良く見てみると、小さな石の破片みたいなものがあるね、と言われたので目をやると、本当だ。小さな石のかけらが置いてあります。

これらはこの場所で見つかった土器だそうです。

持ってみてもいいよ、ということでそっと持たせてもらいました。

どうやらこの辺は火を使った跡が見受けられるとのこと。キッチンだったのかな?

大昔の人たちの暮らしを感じたところで、次はみんなも発掘調査に挑戦です。

場所を移動し、発掘調査のやり方を乾さんに教わりました。

シャベルで土を掘り、掘った土を細かく砕きながら土の中に何か入っていないかどうかを確認します。

とても根気がいるお仕事。みんなにもできるかな?

土の中から大きめの石を発見。ブラシで土を落としてみます。

土器のかけらではなかったものの、遺跡の近くにある川から運ばれて何かの道具として使われていたものではないか、とのことでした。

予想以上に粘り強く発掘作業を進めた子どもたち。

残念ながら世紀の大発見とはいきませんでしたが、発掘作業のおもしろさを感じることができたようです。

 

最後に縄文時代の人たちが使っていたナイフ・黒曜石の石割り体験をさせてもらいました。

黒くピカピカ輝く黒曜石(ヤジリ)。

これらを昔の人はナイフとして活用していたのです。

実際に近くの葉っぱを切ってみました。

フキの茎がスパンときれいに切れました!

実際にここで出土した破片をもとに復元した土器も見せてもらいました。

「意外と軽い!」という子もいれば「…重たかった」という子も。

満面の笑みの大きな子どもも(あれ?小さな大人か??)

色んなことをたくさん教えてくれた乾さんと松井さんとはここでお別れです。

専門家の人と一緒にめぐるタイムスリップは発見がたくさんあっておもしろかったですね。

ご協力、本当にありがとうございました!!

みんなも再びタイムマシンに乗り込み、現代に戻ります。

現代に戻る途中、大きな橋の上から遺跡を眺めることができました。

午前中につくった勾玉に開いた小さな穴から改めて遺跡をのぞいてみます。

落とし穴でシカなどの動物をつかまえ、黒曜石のナイフで肉を切りだし、木の実や山菜をソースに加えて、土器を使って煮炊きをしている昔の人の姿が見えた気がしました。

キャンプが始まったときには想像もできないほど遠い遠い過去に生きた人の暮らし。

でも、今から何百年、何千年前に人がこの場所で生きていたという証拠をみんなは見ることができました。

学校の教科書だけでは感じられない本物の世界がそこにはありました。

タイムスリップをして帰ってきた今、想像もできなかった世界が少し身近な世界になった気がします。

 

タイムマシンに乗っての帰り道、感想を尋ねると、

「もっとハックツやりたかったなー。オレ、今度、厚真に住む!」と言っていた子もいたほど発掘作業の体験が響いた様子で嬉しかったです。

またみんなでタイムスリップしに行きましょう!

 

 

NPO法人ねおす・いぶり自然学校 山田由美子(やまちゃん)/上道和恵(うえちゃん)

 


札幌まるやま校イエティーズ「わくわく!おとまりようちえん」

2014年09月07日 18時47分13秒 | 札幌まるやま校

週末は幼児保護者向けのイエティーズ!

9月は「わくわく!おとまりようちえん」

道民の森月形地区でキャンプです!

 

集合時から既に元気いっぱい!

タープをたてるお手伝いをしたらみんなで虫探しに出かけます。

トンボ(オニヤンマ、アキアカネなど)、オケラ、ニホンカナヘビ、

コオロギ、バッタなどなど、

1時間ほど歩いただけなのに生き物がたくさんです。

 

夢中になりすぎて泥の溝で靴を紛失!なんて一コマも

保護者の方もオニヤンマを追いかけて名誉のドボンッ!

 

キャンプでの生活は遊ぶ以外にもやることがたくさん。

食事を作るための火をおこすのですが、

ナタを使って細い焚き木をつくります。

怖いけどスパツと割れたときが気持ちよい。

 

火の神様から手紙が届いていたので安全を祈願して着火。

ここからは調理開始です。

 

なぜかお米を炊くチームが人気があり

女の子はサラダやスープづくりとなりました。

 

重たいお米を運んだり、味見をしたりと大忙し。

あっという間に日も暮れて夕ご飯。

今日のメニューはカレー、かぼちゃサラダ、春雨スープ、

インゲンの和えもの2種、叩ききゅうり

 

いただきます!の合図と共にものすごい勢いで食べていきます。

大人も負けじと満腹、美味しくいただいた後は、みんなでお片づけ。

 

片付けが終わるとまったりタイム、

かくれんぼやバンガローの中で思い思いの時間を過ごします。

 

夜のお楽しみはナイトハイク。

懐中電灯を使わずに森のなかを歩きます。

満月が近く、月の明かりで影ができるほど明るく。

途中で怖がることもなく、森の音をきいたり、

地面に寝転がって星を眺めたり。

 

森から帰ってくると花火で一日を締めくくりました。

 

 

<2日目>

テント泊にチャレンジした子は雨で何度かおきたようでしたが、

朝から元気いっぱい男の子と散歩に出かけました。

ガマを捕ったり、生き物を探したりよく眠れているようで

朝から海が楽しみだと言っていました。

朝ご飯はサンドイッチとスープ。

今日は海へお出かけするのでたくさん食べて体力を蓄えます。

 

ここからは子どもたちにとって頑張りどころ、

片付けや掃除、身支度、着替えなどがまっています。

周りにはコオロギがいっぱいだし、目の前には川が流れているし・・・

でもなんとか時間通りに終わらせて海へ。

 

送毛海岸と言うところに到着すると快晴!

海の神様からの手紙が届いていたので安全祈願をしてから海に入ります。

 

さっそくカニやヤドカリヒトデなどを見つけて大きな声が上がります。

箱メガネや網を使って魚も捕まえます。

大人が夢中になりハゼやカレイウグイなどもゲットしました。

 

生き物観察が終わったらチューブで波に揺られたりしながら磯遊びを満喫。

 

お腹がすいたな~と思ったら「ご飯です」

最後のご飯は焼きそばとスープそしてデザートにはスイカ!

少し多いかなと思ったらあっという間にたいらげて

スイカはエンドレスに食べ続けそうな勢いでした。

 

すべての荷物を撤収し海を見ると太陽が反射してキラキラと水面が輝いていました。

2日間とも天気が大きく崩れなくてとてもいい時間でした。

少人数だったこともあり、ゆるゆるとわらわらと

かっちりきっかりではない進め方でのお泊まり。

 

保護者の方にもたくさん手伝っていただきました、

そのなかでいつもよりたくさんお話ができたり、

子ども達同士も大人に頼らずに

関係性を築きながら虫を捕まえたり自由に時間を過ごしていました。

 

ゆっくり時間が過ごせるお泊まりだからこそ、

贅沢な時間の使い方ができる、

子どもたち自身にも選択や意思を発揮する機会が増える。

やりたい!面白そう!ちょっと苦手・・・など感情や気持ちがより伝わり、

お互いを深く知ることができるのがお泊まりのいいところ。

みんな2日間よく遊び、よく食べて、良い顔をしていました。

また10月もいい顔をして一緒に楽しみましょう!

 

カツオこと高野克也