子ども達のための自然学校・イエティくらぶ

NPO法人ねおすが主催する「子ども達のための自然学校『イエティくらぶ』」の活動報告をアップしています。

BERGON CLUB1「白樺樹液しゃぶしゃぶ大会」@大雪山自然学校

2013年04月27日 23時52分29秒 | バーゴンくらぶ

4月27日(土)

大雪山自然学校ではBERGON CLUB1「白樺樹液しゃぶしゃぶ大会」を開催しました。

 

ボランティアで参加している大学生

東川町に暮らす人たち

ねおすスタッフに元ねおすスタッフ…と

参加者8名、ねおすスタッフ3名が集まりました。

プログラムで顔を合わすことがあっても

なかなかゆっくりお話しする機会が少ないものです。

白樺樹液しゃぶしゃぶを囲み、交流を深めるおなべ大会となりました。

 

それぞれが得意技やネットワーク、マンパワーを活かして

新しいことがはじめられそうな予感…を感じられました。

 

今年度は

こんな風に色々な人で集う機会を増やして、楽しい企画までできたら…と思っています!

今後とも、どうぞよろしくお願いします。

 

イエティくらぶ東川校 めめ

 


釜石親子ツアー 無事終了しました!

2013年04月04日 19時25分00秒 | 黒松内校

4月1日から4日まで春の釜石親子ツアーを3泊4日で実施しました。

 

発端は、いつも黒松内のキャンプに来てくれている子どもの一言。

 

柏崎(ジョイ)は2年前までねおすで働いていましたが、実家が岩手県の釜石市にあり、

2年前の震災が起きたと同時に故郷に戻り、支援活動を始めました。

 

今回のツアーは、その子が

「ジョイに会いたい」

と言ってくれたことから生まれた企画で、

ようやく実現することができました。

 

ツアーの参加者は子ども6名、大人3名でした。

 

釜石にいるジョイに会いに行き、

被災地の現状がどうなっているのかを教えてもらったり、

釜石の素敵な場所をみんなで訪ねてきましたので、

その様子をアップします。

 

≪1日目≫-------------------------


まずは札幌で集合し、フェリー乗り場のある

苫小牧に向かいました。

空き時間には、黒松内の子ども達や春のキャンプに参加してくれた

子ども達と作った寄せ書きにサインを書いていました。

そして、いざ乗船!

フェリー内を探検したり、寝袋をかぶって芋虫ごっこをして

遊び、眠りにつきました。

≪2日目≫-------------------------

6時半に起きたら、見慣れない景色が!

すでに本州の八戸についていました。雪がないことに驚く道産子たち。

八戸駅の朝食バイキングで元気を補給し、

電車を乗り継いで釜石へ向かいます。

途中、八戸駅から盛岡までの3駅のみ新幹線に乗りました。

見慣れない新幹線に子ども達は大興奮!

「はやて」と「やまびこ」 同時に2つの新幹線と記念撮影をして大満足でした。

電車の中ではトランプ大会が開催されたり、

駅弁を食べたりして、旅を満喫♪

 

八戸から4時間かけて、ようやく目的地の釜石に到着。

ジョイと久しぶりの再会。みんなもジョイもとてもうれしそう。

みんなで自己紹介をしてから、

駅前にある鐘を鳴らして黙とうをし、釜石のバスツアーへ出掛けました。

バスからのぞく景色には、まだまだ津波の傷跡が残っており、

TVでしか津波の様子を見たことのない子ども達も

その威力に驚きを隠せない様子でした。

三陸ひとつなぎ自然学校の伊藤さんが

明治と昭和と今回の津波を忘れないための

石碑に案内してくれました。

自分たちと同じくらいの子どもが書いたメッセージを

真剣に読む子ども達。

その後は、釜石湾を一望できる釜石大観音に登り、

世界でも有数の堤防が破壊された様子を見ました。

そして、本日最後に訪れた場所は

釜石の奇跡と悲劇が起きた場所。

 

釜石の中でも特に津波による大きな被害を受けた鵜住居地区にある防災センター。

震災が起きる1週間前の避難訓練で使った場所で、

たくさんの方が避難してきたそうですが、津波でほとんどの方が亡くなったそうです。


見るも無残に壊れた建物。

2階にある天井のぎりぎりまで水が入った跡があり、

本当にいたたまれない気持ちになりました。

一方で、防災センターからわずかしか離れていない

場所にあったジョイの母校である「釜石東中学校」の生徒と小学生たちは

ほとんどが生き延びたといいます。

 

海に近い学校に通う生徒たちは、群馬大学大学院教授・片田敏孝先生の指導のもと

日頃から非難訓練を行い、防災に対する正しい知識を身につけていたおかげで、

皆で力を合わせ、高台に避難し、難を逃れたそうです。

 

改めて、日頃の防災の大切さと

津波の恐ろしさを実感した1日となりました。

 

1日目の見学ツアーが終了し、

本日のお宿「宝来館」へ移動。

そこでは、一度津波にのまれたという女将さんから

避難していた時のお話やこれからの夢について話していただきました。

 

数々の困難に立ち向かっている女将さんの真剣な言葉に

みんなひきこまれ、ただじっと耳を傾けていました。

またこの日は、NHKの取材が来ており、

子ども達はそわそわ緊張した様子でインタビューを受けていました。

このときの様子は、24日の朝8時15分~30分の

NHKのあさイチで放送されます。

ぜひ、ご覧ください!

 

その後、夕食をいただきました。

今が旬のワカメのしゃぶしゃぶやお刺身、天ぷら、

子ども達には海老フライや唐揚げ付!

美味しいごはんをたっぷり堪能しました!

また、夕食後、ジョイのお父さんとお母さんがみんなにお土産を

持って駆け付けてくださいました。

 

夜は、釜石でジョイがどんな活動をしていたのか、

どんなことを考えていたのか、写真を交えながら話を聞きました。

ぎゅっと詰まった1日が終わり、

その後は温泉で温まり、ふかふかの布団でぐっすり体を休めました。

 

≪3日目≫-------------------------

眠たい目をこすりつつ、朝食を食べ、

いざ、みんなが楽しみに待ちわびていた「ワカメの収穫体験」へ!

雨女ジョイの力により、天候はあいにくの雨ですが、みんなパワー全開です!

 

ジョイの親戚の漁師さんである柏崎さんの

船に乗せてもらい、旬のワカメを収穫します。

今日は、釜石の地元に住む子どもたち2名も

一緒に参加してくれました。

 

ワカメって海にどんなふうに生えているんだろう?

想像以上のモサモサワカメにびっくりの子ども達。

こんなにたくさん収穫できました!

 

獲ったワカメは早速しゃぶしゃぶでいただきます♪

(カメラのレンズが曇ってうまく撮れませんでした。ごめんなさい!)

 

その後、近くの磯で遊んでいると、「カニ」を発見!

そこは、イエティっこ。早速カニ獲りに挑戦し見事大量のカニをGETしましたが、

津波を生き延びたカニを持ちかえるのは忍びないということで

全部海へ返しました。

 

今日参加してくれた釜石の子どもの1人は、

津波が起きて以降、海で遊んだのが初めてだったそうです。

カニ獲りを通して、釜石の子どもたちと子ども達はすっかり打ち解けていました。

いっぱい作業して遊んだ後は、お昼ごはんを

越田鮮魚店さんでいただきました。

ホタテ、鮭、サンマ、イカ、ワカメなどなど・・・・

新鮮な海の幸が盛りだくさん!!言葉少なで夢中の子ども達。

それも納得の美味しさでした!

宝来館の女将さんもやってきたので、

今回のツアーメンバー全員で記念撮影!

 

旅の最後は、三陸ひとつなぎ自然学校が拠点にしている

ボランティアセンター&橋野にある地域の産直「どんぐり広場」に向かいました。

伊藤さんから、釜石は鉄の町でもあることを

鉄鉱石に磁石をくっつける体験を通して教えてもらいました。

まだまだ行きたいところ、見たいところはありますが

残念ながら、ここで時間切れとなってしまいました。

 

釜石での1泊2日はあっという間に終わり、

別れを惜しみつつ、JRで帰途につきます。

 

さすがに帰りの電車の中では爆睡・・・

かと思いきや、電車に夢中の男子チーム。さすがです。

帰りのフェリーに乗ってもまだ遊んでいるとは・・・

疲れ知らずのみんなには驚くばかり。

こうして、色んな体験と出会いがぎっしり詰まった

4日間のツアーは無事終了しました。

 

子ども達には、とにかく一度でもいいから、

東北を見てほしい、そんな気持ちをずっと抱いていました。

普段TVでしか見ることのない被災地との距離が少しでも近付いてほしかったからです。

 

みんな、今回のツアーを通じて感じたことがたくさんあったと思います。

それがすべて言葉になって出てこなくても

「釜石にまた来たい」それだけで今は十分だと思っています。

 

今回、たくさんの協力をいただいて実現させることができました。

ご協力いただいた皆さま、参加者の皆さま、本当にありがとうございました!

 

また、釜石に遊びに行きましょう!

 春の釜石親子ツアー2013


黒松内ぶなの森自然学校 佐藤ふたみ(ふった)


イエティくらぶいぶり校 入学・進学直前 ゆきやまキャンプ

2013年04月03日 18時02分36秒 | いぶり校

いぶり校の春キャンプ、入学・進級直前に室蘭岳のゆきやまで2日間過ごしてきました。

街中にはほとんど雪が残っていませんが、山のふもとはまだまだ雪が残っています。

 

*1日目*

 

自分のことは自分でそりに荷物を載せて、ひと晩過ごす山小屋白鳥ヒュッテを目指します。

 

 

山小屋に到着するころには体がポカポカ。

天気もいいし、外でお昼ごはんにしよう。

食べていると、おや?風が強くなってきてひんやりしてきました。

 

中に入って、山小屋探検をしたあと、今日は何をするか話し合いました。

①明日に向けて登山の練習

②山の麓で雪あそび

すると、雪あそびはいつでもできるし。とのこと。

みんなやる気満々です!

 

 

準備を整えたら、登山練習に出発です。

 

ヨイショヨイショ。まだカメラを気にする余裕があるようです。

室蘭の街、噴火湾が見える眺めのいい場所まで辿り着きました。

もう少し登れば、山の半分だよ。

 

今日は半分まで目指してみようか。「頂上まであと1000m」の看板に到着。

明日もこの調子で、頂上を目指そうね!!

 

 

下りは山のフィールドを満喫です。

ブランコ、木と一緒にハイ、ポーズ!

 

  

  

木に登って、ジャ~ンプ!!

この木は登れそうと言って木登りにチャレンジしています。

 

登山練習から戻ったあとは、

引き続きそりすべりや夜ごはんづくりのお手伝い

そして山小屋でくつろぎ中・・・ 

ランタンを灯しながら、夜ごはんをいっただきま~す♪

 

ろうぞくで明かりとり。

みんな緊張しながら、それぞれろうそくにマッチで火をつけてみました。

明日は4時に起きることに決めました。

マッチの豆知識を聞いていたら、もう寝る時間。

明日は早いぞ!おやすみなさ~い

 

*2日目*

4時起床。まだ真っ暗です。

みんなまだ眠そうなところ、スムーズに支度をしていました。

出発前にパンを食べてエネルギーチャージ。

4:50。はやおき登山へ出発! 雪がチラついています。

 

みんな休憩ごとに座っています。まだまだ先は長いぞ~

 

 

登りはつらいよね。顔を険しくしながら、登っています。周りの景色が白い・・・

途中から、10m以上離れてしまうと、姿が見えないぐらいの白さになってきました。

みんなあまり離れないようにして、山頂を目指します。

 

頂上付近は風も強くて視界も悪かったものの、もう少しで山頂というところから、みんなの気合いのスイッチが入り、

5、6、年生は走り始めました。

道しるべをしっかりチェックしながら、7:00に標高911m室蘭岳山頂到着!!

ココアを飲んでホットひと息。頂上を少し堪能したら出発しよう。

 

 

髪の毛が凍っています。下山はガリガリの斜面を過ぎると、みんな足取りが軽いです。

 

  

山の雪、坂道を利用してアイスづくりに挑戦。普段は自分たちで転がさなきゃいけないところ、

少し転がせば勝手に転がっていきます。

途中でボールが予想とは違うコースを辿り、見失うアクシデント発生(汗)

必死に追いかけたけど、ボールのスピードは勢いづいて追いつかない。

もう、谷に落ちてしまったか・・・とあきらめかけていたところ、

6年生が発見。ちょうど木の根元に引っかかっていました。

セ~フ。

そのあとは工夫して下山しながらアイスづくり再開。

作りながら下っていたら、もう山小屋だね。

 

 

8:08無事下山。今朝一番早く登って、下山です。

みんながんばりました!おつかれさま。

 

まだ朝ごはん?なんだよね。

起きてから、時間が経っているので、そんな風に感じてしまいます。

 

昨日の登山と合わせたら、室蘭岳を1個半登ったことになるね。

山頂へ向かう途中、大変、つらい、もう戻りたいって思うこともあったけど、

気持ちに負けず、山を登ることができました。

もうすぐ新学期。

ひとつ学年が大きくなったとき、このチャレンジをステップにして、

いろんなことに挑んでほしいです。

きっとやり遂げることができるはずだから!

 

送り出して頂いた保護者のみなさま、活動のサポートをしていただいた方

ありがとうございました。

春がやってきましたね。5月から月例が始まりま~す。

また活動で会えるのを楽しみにしています。

 

いぶり自然学校 

山田 由美子(やまちゃん)

 


春の釜石親子ツアー2013 いよいよフェリー乗船!

2013年04月01日 23時56分26秒 | 黒松内校



苫小牧フェリー乗り場に到着し、フェリーに乗り込みました。

参加者全員が合流し、全部で子ども6人、大人4人、釜石への旅が始まります。

フェリーの中を探検して、歯磨きをして、寝床作りをして、いざ出航!

明日、起きたらもう本州!北海道としばしのお別れです。

みんな、テンションマックスです。寝れるかな?

黒松内ぶなの森自然学校佐藤ふたみ


釜石親子ツアー

2013年04月01日 19時09分38秒 | 黒松内校

今日から釜石親子ツアーが3泊4日で始まります。

ねおすが被災地支援で関わらせていただいている、岩手県の釜石へ行き、津波の跡がどうなっているのかを見に行ったり、釜石の素敵なスポットを訪ねに行きます。

もともと、キャンプに参加してくれているある子どもが、ねおすで働いていた柏崎(ジョイ)に会いたいと言ってくれたことから、生まれた企画で、ようやく実現することができました。

今日は札幌で2人の子どもと合流し、札幌のねおす事務所にお邪魔して、夕食を食べたり、トランプをして札幌駅の集合時間まで過ごしています。

これから、他の参加者の方と合流し、苫小牧のフェリー乗り場まで向かいます。

黒松内ぶなの森自然学校 佐藤ふたみ(ふった)