子ども達のための自然学校・イエティくらぶ

NPO法人ねおすが主催する「子ども達のための自然学校『イエティくらぶ』」の活動報告をアップしています。

イエティくらぶ東川校 森つく1月「天然アロマフレグランスづくり」

2013年01月27日 19時40分28秒 | 東川校

道内大荒れ!

と騒がれすっかりおびえていましたが

幸いにも東川近辺は大荒れをまぬかれたようです。

さらりと積もった新雪で、きもちいいくらいですね。

 

そんな今日の森つくは

「天然アロマフレグランスづくり+たき火deおやつ」の一日です。

一日それだけではないので

みんなで話し合って、なにをするのか考えます。

 

まず

午前中は、みんなで山に登っておしりすべりをすることに…

といっても

こんな険しい坂を選ばなくてもいいのに!という斜面を登っていきます。

どんどん登って、展望閣までたどり着いたら

今度は超特急でおしりすべり!!!!!

夏なら通れない場所ですが、冬は雪が積もっているのでショートカットできます。

木にぶつからないように気を付けながら、林間おしりすべりです。

さらにソリでひとすべり楽しんで、おひるごはんとなりました。

お昼は自然学校に入って、あったまります。

午後はアロマフレグランスづくりです。

まずは公園管理の方の許可を得て、森からトドマツの枝をいただきます。

自然学校への帰り道は、木登りタイムになりました。

これも、朝一のやりたいことリストに挙がっていたことです☆

トドマツの枝を短く切って、水を張ったお鍋に入れていきます。

これを煮出して、アロマフレグランスを取り出んです。

薪ストーブにかけると、とってもいい香りが漂ってきます。

これで、手をあっためると、これまた手にいい香りが移ります。

「家にある、芳香剤みたいなにおいがする…」

という声も。

そうそう、それがこの天然の香りを真似ているわけです。

買って来なくても、自然から、この香りはいただけるんです。

しめはたき火の残り火をいただいておやつタイム!

マシュマロ、あたりめ、カルパス、チーズ、グミ、リンゴ、バナナ、ジャガイモ…

いろんなおやつが飛び交います。

遊びすぎたーーーーー!!!!

と、最後の最後はみんなで山を駆け下りる羽目になりました。

そう、おやつタイムが楽しすぎて。

残念ながら、本日の参加者はいつもよりも少な目でした。

でも、だからこそ

みんなでやりたいことを一緒に話して

そのすべてを実現することができちゃいました。

 

また

自然の香りをじっくりと感じることもできました。

キトウシのトドマツからいただいた

リラックス効果のある、天然の森の香りです。

トドマツのお鍋から漂う森の香りを「いい香り」と思える感性が

本物の森を鼻からも受け止められる感性が

みんなの中に育っていることを実感しました。

 

こんな風に

みんなの自然アンテナがどんどん強くなっていくんだね!

 

イエティくらぶ東川校/めめ

 


イエティくらぶ東川校 イエティーズ1月「あさひかわ*ゆきのようちえん」

2013年01月26日 16時51分43秒 | 東川校

もともと年間スケジュールにはありませんでしたが

今月も、特別に旭川でイエティーズの開催です。

普段は東川町・キトウシ森林公園をフィールドとしていますが

今回は旭川のサクラで有名な神楽岡公園へでかけます。

「大荒れ」の天気予報でしたが…。

 

小山のおしりすべりでスタートです!

ずぶずぶと埋まったり、すべったりする雪山は登るのにコツがいります。

滑っては登り、を繰り返すうちにそのコツをつかんでいきます。

続いて、公園の奥のほうへ探検に。

そして大山にチャレンジ!!

大人も楽しい!のが大山です。

お母さんたちが次々に猛スピードで滑ってきます!

たっぷりの雪があるので、

もちろんトコトン雪遊びです☆

さらに…たけ埋め大会。

落ちている枝を拾い集めて、飾りもばっちりです!

どんどん雪を掘り進めていくと、なんと地面まで到達しました。

みんなで穴の中に大集合です。

最後はあったかいココアとクラッカーでおしまいとなりました。

初めての雪シーズンのイエティーズでした。

雪って、すごいよね。

おしりすべりもできるし、ケーキも作れるし、おっきな穴も掘れる…

砂場よりも、ずっとずっといろんなことができてしまいます。

寒いから、外には出にくいかもしれません。

でも

一歩雪のっぱらに繰り出せば、楽しいことがいっぱいです。

 

それからそれから

サクラの公園はどうだったかな???

旭川の街のそばにありながら、林の間を抜けてのおしりすべりができちゃうんです。

まだ、誰も踏み込んでいない雪のっぱらを、一番初めに歩けます。

 

次回のイエティーズは、2月17日(日)です。

いつものキトウシ森林公園に集合します。

今度は「おしろようちえん」ですよ。

いったいどんなおしろが出来上がるのでしょうか??

まだまだ、雪遊びのシーズンは続きますよ♪

イエティくらぶ東川校/めめ


バーゴンクラブ第5回 「イグルー作り&燻製作り」

2013年01月20日 21時05分10秒 | バーゴンくらぶ

「BAERGON CLUB」は
NPO法人ねおすのスタッフや
日頃子どものための自然学校「イエティくらぶ」でボランティアとして活動してくれている方へ向けた
スキルアップを目的とした活動です。

そんなBAERGON CLUBの第5回は
「イグルー作り&燻製作り」を2013年1月19~20日(土・日)に黒松内にて開催しました。

今回は雪を使ったイグルー作りの技術と燻製作りの基本、

この2つの野外スキルを学びました。

参加者は
■黒松内スタッフ4名
■社会人4名
の8名が集いました。

話し合い、意見を出し合い、試行錯誤を繰り返しつつ、

活動を行い、今後の活動へ向けたスキルアップをはかった

2日間となりました。

 

イエティくらぶ黒松内校 佐藤ふたみ


イエティくらぶ東川校 冬休み!「トロールキャンプ」

2013年01月16日 12時10分17秒 | 東川校

冬休みも後半戦となりましたが
東川町では3泊4日で「トロールキャンプ」の開催です。

北欧の国々では「トロール」と呼ばれる妖精が親しまれています。
優しいトロール、怖がりなトロール、いじわるなトロール…といろんなトロールがいます。
それは
まるでトトロみたいに「いる」と信じられている存在です。

このキャンプでは
トロールの暮らす北欧の人々が、お散歩やキャンプなどを通して習慣的に身に付けている
「自然の中で過ごすルールやマナー」
「今の自分が楽しいだけではなく誰もがいつまでも自然を楽しめるアウトドアスタイル」を
遊びながら
みんなで考えるというプロセスを経ながら、身に付けます。

そんなトロールキャンプ◆1日目は…

まずはキトウシ森林公園を中心に仲良くなるゲームと
自由遊びの展開です。

  

あっという間に初日の午後が過ぎていきました。
宿泊ケビンのまわりにスノーキャンドルを作ります。

 

夜ごはんの後には、ナイトハイクも…。

◆2日目は…

キトウシ森林公園の奥、ニセウの森への探検です!
ここには、手作りツリーデッキが備え付けられています。
みんなが集って活動するこの場所を
より気持ちよく使えるように、デッキの雪おろしに大騒ぎです。

  

午後には、手作りサウナとなりました。
とにかく寒い!寒い中のサウナです。
石をガンガンに焼いて、その焼き石をテントの中に持ち込んで、水をかける。
それだけですが、テントの中はミストたっぷりのサウナとなります。

  

◆3日目は

大雪山国立公園へ遠足です。
車に分乗したら、一途大雪山のふもとへ。
キトウシは序の口、と感じるほどの大雪に覆われています。
太い樹木も、立ち並びます。
  

夜はケビンを卒業して、テント泊。
というわけで、グループごとにテントを張って、夜に備えます!

  

よるごはんはもちろん自分たちで調理です。
ごちそうさま、の後はそれぞれのテントへ…冬のテント泊を乗り切れるのか!

  

◆4日目

みんな起きてこない…そう結構ぐっすりと眠っていたようすです。
狭いテントは案内あったかい空気がこもります。
「暑い」という声まであがったほどです。

 

テントを片づけたら、最後の最後の雪遊びタイムとなりました。
雪山落としに、とことんソリすべり…全員が遊びつくしました。

  

最後に温泉につかって、3泊4日のキャンプも終了です。

「自分が楽しいだけではなく、他のみんなも気持ちよく過ごせるように」どうしたらいいのか
折をみては考えることとなりました。

多くのかたが訪れるキトウシ森林公園では、どうしたらいいのか
自然の深い、大雪山国立公園での活動では?
トロールキャンプのメンバーと過ごすケビンでは?
グループごとのテントの中では?
そんなひとつひとつの場面で
いつも「自分」がよければよかったところから
「他の人」や「お友だち」のことを考えなければうまくいかないことを実感していました。

「今の自分が楽しいだけではなく誰もがいつまでも自然を楽しめるアウトドアスタイル」
までは到達できていないのかもしれませんが
このトロールキャンプでは、その一歩を進めることができました。

これからも、ずっと、みんなで自然の中で楽しく過ごすために。

だから、また、みんなで集まろう。

東川校/木村恵巳


イエティくらぶいぶり校 冬キャンプ【大樹つるつるキャンプ】

2013年01月14日 13時58分37秒 | いぶり校

いぶり校冬キャンプ第2弾!ものすごく寒くなる地域「十勝・大樹町」

つるつるを楽しむ「大樹つるつるキャンプ」が2泊3日で行われました。

 

2013年1月10日(木)晴れ

7:30苫小牧集合。苫小牧もなかなか寒い朝です。大樹町はいったい

どのぐらい寒いのだろう?

ドキドキワクワクを胸に7:51苫小牧発のJRに乗り、乗り継いで帯広へ向かいます。

帯広に到着すると、十勝からの参加者(共催:STEP)と合流です。

そこからは、さらに大樹から迎えに来ていたバスに揺られて12:30。

ようやく大樹町に到着です。

 

 

お昼ごはんを食べて、寒くない服装に着替えていると、現地集合組も集まり、

キャンプのメンバー小学4年生以上の仲間30名が揃いましたよ。

さぁ、3日間で何人の名前を覚えることができるかな。

 

つるつるの場所へ出かける前に、

本日の最低気温を当ててみよう。正解は‐23℃とのこと。

おー。。。よく冷えておりますな。

これから行く湖の氷はどのぐらいの厚さだろう?

水温は何度だろうね。そんなのも確かめにオイカマナイトーへ。

海岸沿いを歩きながら湖を目指します。

こんなに寒いのに海に近づきたくなっちゃうんですね~。

 

 

湖に到着して、ワカサギ釣りの穴あけ道具で氷に穴をあけてみます。

なかなか穴はあきません。交代しながら、ようやく穴があきました。

測ってみると、28cm。これでも厚いと思うのに、まだまだ厚くなるそうです。

水温は?氷の穴のそばで測ったからでしょうか。-1℃でした。

 

みんなでチェックをしたあとは、つるつるリンクづくり、そりすべり、湖たんけん、

地層を調べるなど、冬ならではの湖上の遊びをしていした。

雪でも遊びたい!組は、戻って、かまくらやスノーキャンドルづくり、固まった雪で型抜き

遊びをしていました。

 

日が暮れるまで、ずーっと外で遊んだあとは、晩成温泉に入って温まろう。

お湯につかった瞬間、体にしみわたるね~(大人だけでしょうか)

体ポカポカ、お肌ツルツルです。

大樹に来たならこれはやっておかないとね。

濡れたタオルを振り回すと・・・あっという間にパキパキに凍りました。

 

夜ごはんを食べたら、明日のワカサギ釣りの極意についてお勉強です。

有岡さん(STEPスタッフ)からワカサギ釣り5カ条が伝授されました。

・自分のことは自分でやるべし

・大声でしゃべってはならぬ

・走りまわってはならぬ

・さわいではならぬ

・釣れたときはこっそりよろこびをかみしめるべし

さて、何匹釣れるかな?そして、どのぐらい寒いのかな~。

明日は朝早くから行動開始。しっかり寝ないと!眠れるかな~。

それではおやすみなさ~いzzz

 

2013年1月11日(金)晴れ

5:30起床。外はまだ真っ暗。

さすが、お兄さん、お姉さんたち、準備が早い。

6:00のご飯までにみんな揃っています。

ご飯を食べて、温かい格好をしたら出発!

ワカサギ釣りはもう1つの湖ホロカヤントーへ。

 

出発する頃は日が昇ったばかり。きれいだな~。

毛嵐(けあらし)が見られました。気温が低いと見られる現象です。

現在、気合い充分!足取りも軽やかです。

 

 

穴をあけて、針にエサをつけて、釣り糸を垂らしたら、あとはたまに竿をうごかしてただ待つのみ。

みんな、ちゃんとエサつけたかい?

エサをつけるときは手袋を外さないといけないからね。5本以上ある針に1つしかエサがついていませんよ・・・

さまざまな要因が揃ったのか、今年のワカサギ釣りは・・・惨敗でした。

 

ワカサギ釣りから戻り、温泉に入ってツルツルぽかぽか、お昼ごはんを食べてひと休みしてから、

午後は、みんなでやりたいことを出し合って遊びを決めます。

海へカニ探し、つるつるリンク遊び、雪あそび、雪合戦、そりすべりというキーワード。

海、湖コースと雪あそびコースに分かれて遊び開始!

雪あそびチームは、

 

雪深い森へ出かけ、そりすべりポイント探しへ。

少しそりすべりを楽しんでから、持っていたそりを使ってストラックアウト対決!

白熱していました!

女の子たちは、雪を切り取って雪の家づくり。芸術的ですね~。

カニ探し、つるつる遊びチームは、

海岸を歩くと、昆布やウニの殻、貝殻を発見。カニの殻はあったものの、

お目当てのカニに出会うことはできませんでした。

昨日作ったつるつるリンクは、しっかりと凍ってツルツル状態。

人間カーリングをして盛りあがりました。

 

 

雪あそびチームもつるつるリンクが気になり、行ってみました。

助走をつけて、シューッ。5mは滑ります。

いろんなスタイルで滑ってみたり、人間カーリングで盛りあがりました。

 

夜ごはん前に、温泉の入り口に作ったスノーキャンドルの点灯へ。

今日は幻想的な雰囲気の晩成温泉です♪

 

夜ごはんを食べたら、星空ウォッチングorかまくらで七輪で過ごします。

晴天の夜、そしてよく冷えていますので、ものすごい数の星が瞬いていました。

雪の上に寝転がり、波の音を聞きながら星空を眺めました。

今日は1日中、外で遊んでいたので、みんなグッスリです。

明日最終日には、オイカマナイトー横断へ出発です。

 

2013年1月12日(土)晴れ

今日は昨日よりも早い5:00起床。

ご飯を食べたら、海岸をあるいて日の出を見ながら湖を目指すコースと山側から

スタートする完全横断コースに分かれて、それぞれにオイカマナイトーへ出発です。

 

だんだん辺りが明るくなってきました。まだ太陽は見えず。

止まっていると体が冷えてくるので、進みながら日の出を待ちます。

すでにまつ毛や髪の毛が白くなっています。

 

 

 

水平線に雲があり、太陽が顔を出してくれませんでしたが、

6:58ようやく出てきました。

目標その1は達成!あとは、湖の真ん中を目指します。

果たして、完全横断コースと湖の真ん中で会うことができるかな。

 

湖の真ん中が見えるところまでやってきました。

まだ完全横断コースのみんなの姿が見当たりません。

 

 

エネルギーを蓄えたら、湖に降りるよー。遠くに完全横断コースのみんなが見えるね!

海側は風が冷たかったので、湖の上の方が温かく感じられます。といっても寒いですけどね。

これからは真ん中まで、ひたすら進むのみです。

 

 

ようやく湖の真ん中へ。横断コースのみんなとも無事に合流できました!

お茶を飲んでひと休み・・・みんなたくさん歩いたもんね。

 

湖の真ん中でパシャリ!

そういえば、完全横断コースはまだ半分でした。

残り半分ファイトです!

全員寒さと闘いながら、完全横断コース、海岸コース共に目的を

達成することができました。みんながんばったね!

 

お昼ごはんを食べて、おわりの会をしたら、もう大樹を出発です。

終わりの会では、ワカサギ釣りリベンジという感想がほとんどでした。

来年こそは釣りたて揚げたてのワカサギの唐揚げを味わいたいね~。

 

3日間過ごした仲間とはココでお別れ。イエティっ子は苫小牧へ出発です。

帰りの車の中では、グッスリzzz

帯広からはまた鉄道の旅です。

南千歳着。まもなく苫小牧駅だ。

4分程列車が遅れて、苫小牧駅へ到着。

苫小牧は大樹に比べて、温かいなって感じました。

 

北海道でも場所によって、体感できること、見える風景が違うよね。

寒くても、その場所での魅力や楽しみ方を感じてもらえたかな。

今回、快く送り出していただき本当にありがとうございました。

そして、活動に関わって頂いたスタッフのみなさまサポートありがとうございました。

また、北海道の冬を一緒に満喫しよう!

 

 

いぶり自然学校

山田 由美子(やまちゃん)


イエティくらぶいぶり校・冬休みキャンプ【キャンプビギナーズ☆はじめてのおとまりキャンプin安平町早来】

2013年01月09日 11時40分34秒 | いぶり校

みなさま、新年明けましておめでとうございます。

旧年中はイエティくらぶのキャンプにご参加いただきましてありがとうございました。

本年も色々とおもしろいキャンプを企画していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

さて、新年の仕事始めならぬキャンプはじめとなりました【はじめてのおとまりキャンプ】を安平町早来で実施いたしました。

こちらのキャンプは、キャンプビギナーズ(親御さんから離れて、泊まりがけのキャンプに出かけたことのない子)のためのキャンプ初級編として、集まった仲間と一緒に子どもも大人も一生懸命遊ぶこと+自分のことを自分でできるようになる生活体験をメインプログラムとしたキャンプです。

幼稚園年長さんから小学6年生までの元気な16人が、札幌や苫小牧、室蘭、登別から集まりました。

さぁ、どんなドキドキ☆わくわくが待っているのか、はじめてのおとまりキャンプのスタートです!

 

キャンプの舞台となります、ここ胆振管内・安平町早来といえば…

産地直送・雪だるま(※暖房厳禁)と、

ディープインパクトのふるさとで、

橋本聖子選手(スピードスケート)のふるさとでもあるそんな町です。

(町内にあるスポーツ施設『せいこドーム』内には、橋本選手のブロンズ像も!)

 

2013年1月7日(月)天気:晴れ

今回のキャンプはみんなで電車に乗って移動します。

札幌集合チームは一足お先に電車の旅がスタート。

 

約40分。苫小牧に到着です。

苫小牧駅では苫小牧集合チームと登別・亀田公園前集合チームがスタンバイ。ここで参加者全員が合流です。

おっとっと。改札機、ちゃんと入れた切符を取ってくださいね。

各駅停車のワンマンカー。なんとなく緊張感が伝わる車内。

と、思いきや、こちらはもうゲームが始まってます。

電車の切符って、なんか大人になった気分。

早来駅に着きました。ここからは、歩いて本日の宿泊場所まで移動します。

途中、神社発見。新年も迎えたことですし、ちょっと寄り道して初詣をしていくことに。

みんなでお参り。願い事はもちろん、このキャンプ、ケガなく、無事に楽しく遊べますように!

途中、雪だるま発見。さすが、雪だるまのまち。

途中、おやつを買ってやっとこ宿泊場所の『しらかば荘』に到着。

リュックをおろしたらまずはどこに何があるのか探検です。

「トイレはこっちだ」

「秘密の部屋ってどこだ??」

「カンソウシツってなんだろ?でも、あとで使うって言ってたからとりあえずみておこう」

気がつけばお腹はペコペコ、お昼の時間。午後からたくさん遊ぶためにパワーチャージです。

充電完了。

これから外に遊びに出かけるのですが、その前にキャンプの隊長・やまちゃん(いぶり自然学校)からキャンプの心得&雪遊びの準備についてお話です。

ひとーつ!自分のことは自分でやろう。

できなーいっていう前に、まずは自分でやってみて、お手伝いが必要なところを教えてね。

ひとーつ!雪遊びの服装は…

上)シャツ+長そでの服+ジャージ+フリース+スキーウェア

下)タイツ・ももしき+ジャージ+スキーウェア

手)手袋

足)靴下2枚

の準備ができてるかな?足りない子は着足してこよう!

準備ができたらいざ、出発。

今日のメイン雪遊びは、ロングすべり台です。

「すごーい!たかーい!早くすべりたーい!!」

という声を聞きつつ、まずは、スタッフがすべってみます。

ここからここまでという範囲をみんなで確認し、さっそくそりすべり大会が幕を開けました。

          

疲れたらちょっと一休み。

喫茶・まゆみで甘いあったかい紅茶を飲んでパワー充電です。

休めばまた復活。

     

 

そりすべりも楽しいけれど、こういう遊びも楽しいよね。

雪のケーキ屋さんが開店です。

   

楽しい時間はあっという間に過ぎるもの。

今日はここまでということで、しらかば荘へ戻ります。

遊びに使った道具はもちろん自分たちでお片付け。そりに乗せて車のところまで運びだします。

「オレが乗せてってやるよ!」

おや?荷物にまぎれてちゃっかり運んでもらっている子も。

戻り来て、ぬれた上着や手袋をカンソウシツ(乾燥室)に干します。

「あ、カンソウシツってこのときに使うのか」と、子どもたちも納得がいった模様。

このあと、お風呂に行く準備をし、安平町にある鶴の湯温泉へ。

冷えた体をほっこり温め、おみやげもここで選びました。

 

帰ってきたらお待ちかねの晩ご飯。

今日のメニューはなんでしょね?

「キャンプといえば、やっぱりカレーでしょ!」ということで豆とナスと鶏肉のカレーが待っていました。

そのほか、春雨サラダ、中華スープ、デザートには皮がウサギ耳になってるすぺしゃるリンゴです。

みんなそろっていただきます!

もぐもぐ、モグモグ。お味はいかがかしら?

「おいしい!!」と、たくさん食べてくれました。

      

 

むむ、謎のマスクめがねマン現る!

見るからにあやしいぞ。

 

ご飯が終わったそのあとは、みんなで“あそび会議”をしました。

あそび会議とは、次の日の予定を子どもたち相談して決める重要な会議です。

明日は何をして遊びたい?

「雪合戦!」

「穴掘り!」

「障害物競争!」

「そりすべり!」

などなど子どもたちからたくさんの意見が出ました。

どんなことができるか楽しみにしながらこの日は就寝の時間となりました。

 

2013年1月8日(火)天気:晴れ

息を吸い込むと鼻の奥がひゅっと凍りつくようなそんなしばれた朝でした。

前日はみんなぐっすり眠れた様子。

体調を崩すことなく元気に全員おはよう!の声が揃いました。

朝ご飯を食べたら、昨夜のあそび会議で出た遊びを実行すべくときわキャンプ場にむかって出発です。

 

向かう途中、坂があればもちろん登ってすべります。

コレ、道産子のDNA。

 

あちらでは、雪遊び切り込み隊長のカツオ(札幌まるやま校)と雪山落としあい合戦が始まった様子。

果敢にチャレンジ。

 

おしいー!投げられた!

 

何度投げられようとも決して僕らはくじけない!不屈の精神、見事です!

移動再開。

キャンプ場を目指してトコトコとっとと歩いていくと、野球場の前に大きなトラックがとまっていました。

なんだろう?とひょいっとのぞいて見ると

そこは雪だるま工場だった!さすが、雪だるまのまち。

目的地に到着。

まずはみんなでやるゲーム。

チーム対抗・雪積み合戦が始まりました。

カツオチームV.S.うえちゃん(いぶり校)チームの対決です。

よーい…スタート☆

両者一斉に雪を積み始めます。ソリやバケツ、スコップというアイテムを駆使してどんどん積み上げていきます。

厳正なる計測の結果…勝者・うえちゃんチーム!

次のゲームは障害物リレーです。

ソリをバトン代わりに、まずは坂を上り、そりを使って下に降り次の人へバトンタッチ。

最後の人がソリを滑り降りたら、セッティングしてある的を雪玉で落とせばゴールです。

では、いきますよ?よーい…スタート!!

的を落とせ!!

 

こうしてみんなで遊んだあとは自由時間。

好きなことをして遊ぶ時間にしました。

「ねぇ、この雪山、壊しても良い??」

と子どもからのリクエスト。よーし、壊そう!

平らになるまで壊して良いよ、というと勢いよくジャンプ。

壊すのも楽しいのです。

 

こちら、本日もそりすべり満喫し隊のみなさま。

昨日より距離は短いけれど、その分、連結させたりいろんなことが楽しめました。

   

 

近くの林に探検に行ったチームも。

アドベンチャーチームはちょっとした溝もフツーには渡りません。

ほっぷ・すてっぷ・ジャンプ!!

雪の上って気持ちいなぁ!

遊び疲れたらあったかい紅茶を飲んで一休み。

メガネの曇り具合が気温の低さとあったかい飲み物の美味しさを物語ります。

まだまだ遊びたい!もっともっと遊びたい!気持ちはありつつも、残念ながらこの日はここでタイムアップ。

遊びたいオーラを全開に、ステキ雪遊びフィールドに後ろ髪をひかれつつ、お昼ご飯を食べにせいこドームという町内のスポーツセンターへ。

みそ汁の温かさにほっとしつつ、おにぎりでお腹を満たします。

 

さて、そろそろ帰る時間。

帰りも電車で苫小牧駅まで戻ります。

駅についてもまだ時間があったので、お小遣いが残っている子はおみやげを買い足したり、駅の近くを探検したりしました。

   

13時57分。岩見沢から来る普通列車は、定刻を4分過ぎて早来駅に到着。

名残惜しいけれど、ここでたくさん遊んだ早来とはお別れです。

また来よう!

ガタンゴトンと電車は進み、間もなく沼ノ端駅に到着。

ここで札幌チームは特急列車に乗り換えです。

ホームに立ったみんなも、車内の残ったみんなもお互いに手を振り合います。

 

電車に揺られること約20分。苫小牧駅につきました。

お迎えに来ていたお母さん、お父さんの顔を見てまた違った笑顔を見せる子どもたち。

そんなお子さんの様子を見て、ほっとしたような様子の保護者のみなさま。

2日間の出来ごとを簡単に振り返り、苫小牧チームは解散となりました。

登別・亀田公園前解散チームはここから今度は車に乗って、同じような光景のもとへ戻ります。

帰りの車はみんな夢の中かな。

たくさん遊んだもんね。

 

1泊2日の大冒険。

はじめて会う友だち・スタッフ。

はじめての寝袋。

はじめてのお皿洗い。

はじめてのおみやげ選び。

このキャンプでは子どもたちのいろんな“はじめて”に出会いました。

たくさんのはじめてはドキドキ・わくわくです。

緊張していた子も多かったと思いますが、集まった仲間と共に同じ釜のご飯を食べ、一緒に遊んで、一緒に寝て起きて、大きな事故やケガもなく過ごすことが出来ました。

お子さんを送り出していただいた保護者のみなさま、お手伝いいただいたスタッフのみなさまに感謝です。

 

さて、今度はどんな“はじめて”に会いに行こうかな。

またみんなでたくさんの“はじめて”に会いに行きましょう。

 

 

 

いぶり自然学校・上道和恵(うえちゃん)