子ども達のための自然学校・イエティくらぶ

NPO法人ねおすが主催する「子ども達のための自然学校『イエティくらぶ』」の活動報告をアップしています。

イエティくらぶ東川校~森つく11月~

2010年11月30日 15時13分21秒 | 東川校
今回の森つくは初めて天気が悪くなるかも・・・と心配していましたが、
集合の段階では曇り空、雨や猛吹雪を予想していたのでホッと胸を撫で下ろしました。
本日の森つくは「たき火カフェOPEN」
久しぶりの顔も揃って今日もみんな元気いっぱいです。

本日の活動は悪天候に備えて用意した運動会テントのヒモを結ぶところから!
さぁみんな中に入って入って「ヒモは結べる?」

テントのせまい空間に入るとみんなのテンションもあがっちゃいます。

これで雨が降っても雪が降っても大丈夫。

冬が迫ってきているので夏の間に遊び倒したニセウの森も冬じまい、
みんなでロープの回収をしに森に向かいます。
いつもの坂道も慣れたもの、
少し寒かったからか先頭のペースは驚異的なほど早いです。
身体をあっためるのにはちょうど良かったかな?
途中では降ってきた雪を口に入れながら進んでおりました。

お城に到着すると落葉がた~くさん
見る見るうちに落葉のかけあいと枝でのチャンバラがスタートします。


うっすらと雪が残る道をさらに進み、ニセウの森に到着。
みんな思い思いの時間を過ごしています。
お茶を飲んでゆっくりする子、ロープにぶら下がって遊ぶ子、
木登りをする子、まったりと寒さをしのぎ寄り添う子
      
この間落葉で作った木人間たちの名残もチラホラと

固くなったロープの結び目に苦労しながらロープを回収していきます。

高いところにあったロープブランコの結び目もあ~らヨッと!

ロープを肩にかけて職人さんみたいです!

お片づけのすんだニセウの森を後にして、お昼を食べに事務所へ戻ります。
事務所の中はあったか~い!

冷えた身体が愛情たっぷりのお弁当で甦ります。

午後はいよいよたき火です。
ますはしゅんちゃんのたき火講座

火はどっち向きに燃える?
いきなり大きいものには火はつかないよね?

マッチをつけたことのない子もチラホラ、
ナタやオノの使い方にびっくりしつつも真剣に聞いております。

いよいよグループに分かれて火をおこします。

今日は風がものすごく強いのでおがくずと割り箸を使ってつけます。
ひろってきた焚き木はどうして燃えないの?
濡れてるから?乾いていないから?

バッチリ!うまく火がつきました!


たき火がおきたら、木炭を投入して火力を安定させます。
今日のメインイベントバームクーヘン作りの始まりです。
作り方を一生懸命聞いて覚えます。

そしていざスタート!

今回はマイバームクーヘンということで1人一つ作りました。
生地はホットケーキミックスをもとに砂糖、溶かしバター、牛乳、ハチミツです。

1、割り箸にアルミホイルを巻き、生地を巻き付けるところにサラダオイルを塗ります。
2、サラダ油を塗った場所に生地を薄くつけます。
3、火で熱して焦げ目をつけます。(生地がたれないように回すとうまくいきます)
4、焦げ目がついたら、また生地をつけて焼くという作業を繰り返します。
5、タマゴ位の大きさになったら完成です!大体20回くらいが目安です。
 
所要時間は1時間くらいで完成!

うまくできなかった子も、上手にできた子も食べれば味はおんなじです。
それにしても寒かった・・・
外でバームクーヘンは焼くには結構厳しい環境だったけど、
みんなよく頑張ったね!

最後にはあったかいお茶と、見事に切り株の断面を再現したバームクーヘン、チョコバナナのご褒美を室内でいただきました!
  
室内に入ったところで外は凄い雪が降ってきました。
やっぱり森つくは天気に味方されているなと改めて実感!
暗くなるのが早いこれからは16時解散です、
今日もあっという間の1日。
また来月もみんなに会えるのが楽しみです!
何てったって次回は「森のクリスマスパーティー」ですから!

(大雪山自然学校 カツオこと高野克也)

イエティくらぶ札幌まるやま校11月~焚火であったまろう~

2010年11月24日 13時09分31秒 | 札幌まるやま校
11月20日 土曜日


今月のイエティまるやま校がやってまいりました。
寒い時ほど火を焚いて皆で暖まろう!ということで今回は焚火プログラムです。
秋晴れで気温も高く天候に恵まれた一日でした。


午前中は自分達で焚火に使える材料を森で調達しながら、遊びまわりました。
今日はいつもより少人数なので皆仕事をしっかりしないと火をおこせないのです!
細い枝を袋に詰め、火つけ用に倒れた白樺の皮を集め、元気な子には太い木を集めてもらいます。
重たい木を持って少し急な山道を抜けて行ったので最初から皆ゼーゼーと息を切らしていました。


 

 

 



しばらく歩くと広場に出ることが出来ました。
ここで枝拾いを一度中断し、それぞれの活動を始めます!
ノコギリで拾った木をちょうど良い大きさに切ったり、木にぶら下がったり、もっと奥まで探検したりと、
一気にばらけて遊び回ります。


倒れた白樺を利用してぶら下がってみたり、ロープでブランコのようにして遊ぶ子がいます。
実は先日の雪の影響であちこちに木が倒れたり、倒れかかったり、枝が折れていたりするのです!
そのおかげでいつもとは少し違う遊びが出来、焚火材料も苦労せずに集めることが出来ました。
被害を受けた木には悪いですが…少しだけ利用させてもらいました!




 
 


午前中は森の中の遊びに夢中になり、ひたすら走りまわっていました。
森の奥探検やチャンバラ遊びなど、人数が少ないためいつもより個人が行動範囲を広げて遊ぶことが出来ました。
帰りも燃やす材料を集めながら森を歩いていきます。
背負子が大活躍!!
皆珍しい道具に興味があり、順番に背負って帰ります。
後ろから見ると木が勝手に歩いているようです!



 


着いたころにはヘトヘトでおじいさんのような歩き方になっていました。





お昼ご飯を食べたらいよいよ焚火開始です!!
自分達で集めてきた材料を使い、新聞紙二枚、マッチ5本でなんとか子供たちだけで火をおこしてみよう!
ということでチームに分かれて、大人が見守る中頑張って火起こしをしてもらいます。
工夫しないと火を起こすのは大変です!
チームで作戦を話しながら作業していきます。


 

 


あっというまにマッチ五本を使いきってしましました。
皆予想以上に難しいことを知り、色々違うやり方を試してみます。
スタッフが少しずつアドバイスをしていきます。
マッチの使い方、木の組み方、空気の通し方、火の保ち方…少しずつコツを覚えてきました。
それぞれのチームがようやく火をつけることができました。




後はサツマイモを放り込み、待っている間にそれぞれが持ち寄った食材を焼いていきます。
あとは…もちろん火遊びです!
ひたすら火の中に木を投げ込んで行き、火を大きくするということが楽しいのです!

食材は様々。
ジャガイモ、マシュマロ、焼おにぎり、ソーセージ、お菓子、焼バナナ…もうお腹いっぱいです。


 

 


今日は午前にたっぷり動き回り、午後にたっぷり火遊びをし、大量の食糧を平らげて満足の一日でした。
やはり火遊びは面白い!!
最後に火が小さくなってきても頑張って燃やそうとする子もいました。
雪が降る前の活動はこれで最後かな?
火遊びは大人になっても楽しいものです!
この経験をいかして来年また火遊びを楽しもう!!









札幌まるやま校 イエティーズ11月「たきびようちえん」

2010年11月21日 22時37分52秒 | 札幌まるやま校
11月も末ですが…
驚くほどお天気がいい朝です。
そして何よりあったかい!!

そんな今日は
イエティーズ「たきびようちえん」です。

スタッフは
みんなを迎え火をあげて待っております★



たき火のとってもいい匂いが漂っています。

今日のたきびようちえんは
なんとごんじいと一緒に始まります!!

たき火をするためには
まずはとにかく木が必要。
というわけで
みんなで森の中にしばかりです。

さあ!出発!!



森はおちばでいっぱいです。
今年は、秋の訪れが遅かったね…
まだまだ
落ち葉遊びができそうなくらいに
ふっかふかの落ち葉で道は覆われています。



そんな道を超えると、広場に出ました。

先月の突然の雪で
たくさんの木がぼっきりと折れてしまっています。
これって、遊べそう。



スタッフは重そうだけど…
みんなバランスをとって乗っかっています。
ときどき
くるっとまわって落ちちゃうんだけど!?

どんどん木の枝が集められていきます。
でも
持って帰るには長すぎる!
ので
今度はのこぎりの出番です。



どこを切ったらいいのか??
自分で考えながら作業をしていきます。

何本も何本も切っていると
だんだん楽しくなってきて
どんどん上手になっていきます。



背負子にたっぷり木の枝が集まった頃
ちょうどよくお昼ごはんの時間です★
よーし、森の家へ帰ろう。



先月もおんなじことを言ってたけど
またまた
今年最後のおそとでのピクニックランチです。
今度こそ最後かな?
と疑ってかかりたくなっちゃいます。



お昼ごはんを食べたら、わらわらと自由時間です。

 

森に探検に出掛けたり
ハンモックに乗っかったり
ロープの綱渡りで遊んだり
そんな風に過ごしていたら
「おやつだよーーー!!」の声が響きます。

今日のおやつは、やきいも。
たき火と言えば、これでしょう!
ほっこり焼けて、美味しい!!



他にも色んな食材が集まりました。
テーブルの上は色んな食材で山盛りです。
バナナ、みかん、マシュマロ、ソーセージ、
スイートポテト、チーズ、はんぺん、チョコレートなどなど!



やっぱり
定番のマシュマロは大人気です!
いっぱいぼっこに突き刺して、とろとろに焼きます。
うまく焼けてる??



火を囲んでのおいしいおやつで
今日のイエティーズもおしまいです。
おなかいっぱいだと、とっても幸せな気持ちになっちゃうね。

ちなみに次回のイエティーズは…
「クリスマスケーキづくり」ですヨ。
いったいどんなケーキができるのか??
請うご期待ですよ♪

12月19日(日)
場所は旭山記念公園です。
おなかいっぱいになったら、しこたま雪遊びですよ!!
みなさんのご参加お待ちしております。

イエティくらぶ東川校~大雪山はっちゃけ隊~11月 はっちゃけ焚き火隊

2010年11月19日 10時10分08秒 | 東川校
雨も雪に変わるくらい冷え込み、凩(こがらし)という言葉が良く似合う風が吹く季節になりましたね。
秋と冬の季節の変わり目の11月14日に行なわれた、はっちゃけ隊の第六回。今回のはっちゃけテーマは焚き火です!


朝からどよーん!と寒冷前線が東川方面に向かってくるのが目で追えるほどの天気の下で開催。
このままだと外で走り回って遊べるのは開始早々1時間くらいかな・・・
ということでまずはいきなり思いっきり遊びました。

キトウシ森林公園にはテントサイトになっている広い芝生がありますが、その芝生ではいきなり追いかけっこが始まったり、とんぼを捕まえたり、大人をもみくちゃにして遊んだり・・・とまあ好きな大人や仲間を捕まえて思い思いに遊びます。
  

遊んでいるときには「とばじー」とお子さんの「ひかる」くんも登場。
ひかるは沢山のお兄ちゃんやお姉ちゃんに囲まれてちょっとびっくりでした。


まだもうちょっと天気が持ちそうかな、ということで芝生から森の中へと移動です。
森の中は前回10月よりも、すっかり葉っぱが落ちて、地面の上は一面の葉っぱ畑。
  
やっぱりみんな森の中が大好き。しかも色々なものを拾うのが好きなので、たくさん葉っぱや枝を拾いながら歩きます。
せっかく拾いながら歩くなら、ついでに焚き火の材料も集めちゃおう。
という事で焚き火材料を集めながら、森から焚き火場へと移動しました。


森で拾ってきた材料は、どかーんと焚き火台の上へ。これでもまだまだ半分以下の材料です。

  
拾ってきた材料は、細い枝・ちょっと太い枝・太い枝の3種類に分けます。
分けたら材料は、ちいさく折れるものはパキッと折ってさらに小さく。
太い枝はノコギリをつかって短くします。


材料が手ごろな大きさに分けられたら、今度は薪の組み立て。
適当に薪を置くと火をつけるのはとっても大変。どうやったら火をつけられるのかな?
小さな薪から順番に家をたてるように組み立てて、火が燃える方向に薪を組み完成!


マッチに火をつけ、あとは落ち葉などの焚き付けから薪に火がつくまでひたすら頑張ります。
風で火が消えないように・・・でも火が薪に燃え移るように・・・

マッチをつけて、マッチが消えて。
マッチをつけて、焚きつけに移して、でも火が消えて。
じゃあ薪のくべ方を変更して。
と、火をつけては消えるの繰り返しで試行錯誤しながら、大事に火を育ってていきます。

そして、とうとう薪へと火が移りました!
1時間くらいはかかったでしょうか。でも、やったぜ!焚き火成功だ~。
 
お~、燃えてる燃えてる。

火がついたところで、お昼の前にちょこっとおやつ。

乾燥したとうもろこしをフライパンで炒ってつくったポップコーン。


定番の焼きマシュマロ。


お昼ごはんも焚き火の近くで食べました。


午前中いっぱいを外で遊んで、雨が激しくなった午後は東川の公民館へ移動です。
キャンプの時などに使わせて頂いている東川町第二コミュニティーセンター。

室内で体をつかって思い切り遊ぼうという事で、やった遊びはチーム対抗のホース取り競争。
ルールはいたって簡単。5人グループをつくってもらって、グループの中で1~5番までを決めてもらいます。番号を呼ばれた人が、ダッシュでホースを取りに行くという単純なゲームです。
でも、どの番号が呼ばれるのか分からなかったり、反応が悪かったらホースを取れなかったりと、結構ドキドキのゲームなのです。

スタート前は、結構だらんとしていましたが・・・
 

でも、ゲームが始まると・・・
 
大人も子どもも真剣そのもの!
表向き・後ろ向きなど、向きも変えて、30分ほどこのゲームに熱中していました。

あとは余った時間を自由時間。
今日は朝以来の自由時間・・・なのでもう好きなように遊びます。
    
ホースを笛のような楽器にして音を出したり、長縄飛びや鬼ごっこをしたり。
ボール遊びやお絵かき、ちょっとのんびりお菓子タイム。
色々と好きなよ~に遊びます。

そうそう、大人も遊ばれていました。
 

ロープで縛られたヨコヅナやなぜかカツラをかぶせられたしゅんちゃん。
なんで遊び道具の中にこの演劇用のカツラが入ってたんだろう・・・

時間まで思いっきり遊んだ後は、きちんと掃除。
という事で、みんなで一斉に雑巾がけをしました。
 

掃除が終わった後は、ちょっとお時間をもらって私よっしーから皆さんにお手紙を。


今回で私ははっちゃけ隊の活動が最後となります。
昨年から東川のはっちゃけ隊を担当させてもらって、昨年から参加してくれた子は1年半ほどのお付き合いとなりました。昨年から参加した子も、今年から参加した子も、子どもの成長をすごく感じた1年半でした。
参加してくれたみんなは本当にありがとう!保護者の皆様もありがとうございました!


まだまだはっちゃけ隊は続くので、冬も来年も引き続き参加して、思いっきり外で遊ぶのを好きになってね。
次のはっちゃけ隊は12月12日(日)です。
次は待望の雪遊び。お楽しみに!


大雪山自然学校 沢辺佳彦(よっしー)  

いぶり・黒松内校11月例会 ひみつきちづくり 2日目

2010年11月15日 21時56分44秒 | いぶり黒松内校

いつもはあまり当たらない天気予報も、今日はぴしゃりと当たり、

朝から小雨が降りました。

 

でも、雨なんて関係ありません!

みんな、遊びたくて朝からウズウズしていたんですから。

今日も元気に森へ出発しました。

今日は、昨日のひみつきち作りの続きをする子

昼食のための火起こしをする子、

ひみつきちを守るための落とし穴を掘ったり、武器を作る子

など、みんなそれぞれ自分のやりたい遊びを自由に楽しみました。

 

突然、ぶなの森自然学校の校長たかぎぃが襲来。

みんなのひみつきちに襲い掛かります!

みんなで応戦だ!見事、落とし穴にたかぎぃを落とすことに成功☆

・・・・でも、味方まで落とし穴があることを忘れて、次々とはまってしまいました。

笹で作った弓矢で遊んだり、木のぼりしたり、草笛を吹いてみたり、

やりたい遊びをやりたいだけできるって本当に楽しいね。

昨日から取りかかっていた「ひみつきち」もついに完成!

ススキで作った立派な屋根があるから、雨もなんのその。

中には、ハンモックまでついているという、大人顔負けの出来栄えとなりました。

でも、こんな素敵な「ひみつきち」が出来たことももちろんすごいけど、

年上の子どもが年下の子の面倒を見たり、

年齢、性別に関係なく困っている人には手を貸したり・・・

 

当たり前だけどなかなか出来ないことが、

当たり前にできていたことの方がすごいと思うよ!

年齢層が幅広いイエティくらぶならではの嬉しい光景が見れました。

 

お昼ごはんには、外に置いた薪ストーブで

おもちを焼いて力うどんを食べました。

雨が強くなってきたので、外では食べられませんでしたが、

冷えた体がぽかぽかと温かくなるお昼ごはんでした。

思いきり遊びきって、あっという間に終わってしまった11月のキャンプ。

みんなでまた思いっきり遊べるのを楽しみにしているよ!

 

(ふった)


いぶり・黒松内校11月例会 秘密基地づくり

2010年11月13日 22時43分16秒 | いぶり黒松内校

11月は、ぐすぐすと泣きやまないように雨模様が続いていました。

でもでも、的を射たようにピンポイントで晴れました。

やったね!雨降りもいいけど、やっぱり晴れ間がうれしい。

ガサガサと落ち葉を踏みながら、作りましたよ秘密基地。

 

まずは、秘密基地を作るヒントとしてティピーを組み立てました。

ティピーとは、三本柱の簡易テントのことで、たった三本の柱なのにとてもガッチリしてるんです。

ぶなの森自然学校の裏には、現在「鮭トバ」を薫製するためにティピーが貼ってあります。

まずは、これを参考に自分たちでもティピーを立ててみました。

二つの班に分かれて、あーでもないこーでもないと言いながら、ロープを結び、柱を立てなんとか完成。

これで、ちょっとは技術が身に付いたかな。

 

さて、学校から外へ抜け出し、秘密基地を作る場所探し。

秘密づくりだから、もちろん人目のつかない場所へ。それには、森がいい。

リヤカーにノコギリ、ナタ、ロープ、ブルーシートを詰め込こんだら出発だ。

 

 

ちょっとよさそうな場所を見つけたら、そこで基地づくり開始。

ハンモックやブランコを作ったり、笹を刈って小道を通したり、本格的な小屋に挑んだり…。

みんないろんなアイディアを振り絞って、身体を右へ左へ動かして、

「ちょっとよさそうな場所」を「ちょーよさそうな場所」へと変身させていました。

 

時間はいくらあっても足りないけど、日暮は待ってくれないのは自然の摂理。

もっとやりたかったけど、今日はここまで。

ゆでた落花生と紅茶を飲んでひと息ついたら、自然学校へ。

続きは、また明日やろう!

 

夜は、焚火を囲んでいろんな話をしたり、

体育館で遊ぶ子がいたり(この時期なのに汗だくで半そでの子も!)、思い思いにすごしました。

 

 


イエティくらぶいぶり校「和みの森・のこぎりと電気ドリル」

2010年11月03日 17時51分16秒 | いぶり校
(動画があります。携帯電話でも再生できますが、パケット代などご留意ください)


秋も深まってきましたね。

今回は、なんと大工仕事、いや土木工事プログラムです。
こんなのに、みんな来るのかなあと思ったら、意外や意外、みんな興味があるようです。

今回のフィールド、苫東・和みの森は、
思いっきり遊ぶことと、働かなければならない、というオキテがあります。

①木道づくり
②枯れ枝を引っ張り出してくる
③薪づくり
④たき火
⑤どれもやる
⑥どれもやらずに、あそぶ

こんなメニューの中から、活動を選びました。

ということで、木道づくりはこんな感じ。
電気ドリルでドリドリします。





最初、1分ぐらいはスタッフに教えてもらったけど、
あとは自分たちでどうにかします。
あとから来た子は、最初からいた子に教えてもらいます。

その次は、のこぎり。
これも、最低限の使い方と安全だけ確認したら、
ひたすら、ヒタスラのこをひきます。
のこぎり地獄だ! いや天国か?



ぼくは、小学校低学年のころ、親父の庭の手入れ道具を勝手に物置から引っ張り出して、
勝手にのこぎりとか、かなづちとか使っていました。
だから、こういうものを使うことって、ごく普通のことだったのだけれど、
それって、実は特殊だったんですね。それに気が付いたのは、けっこう最近です。
まあ電気ドリルは別かもしれないけど、のこぎりとかかなづちとか、
普段は子どもたちはあんまり使わないんですね・・・。そうなんだな・・・。
なので、みんな最初はおっかなびっくりでしたが、
道具の理屈を自分で理解して、そこからはどんどん自分で進めていきました。

和みの森では温まったり、お湯を沸かしたり、いもを焼いたり・・・と
何台もある薪ストーブが大活躍。


だからたくさん薪が必要なのです。森の中から枝をかごに集めたり、
倒れている長い枝もえっちらおっちら引っ張り出してきます。
ノコギリを使って、薪ストーブに入る大きさに切ってもらいました。
何本も薪を作って、ノコギリ使いも手馴れてきました。
ノコギリの切り口が美しい。
雨が降っていたので、今日の巻きは燃えるようによく乾かしてから
使わせてもらいますよ。


お昼に食べるお芋とココアの準備。
おいもを洗って、お鍋に牛乳を入れて沸かしましょう。
そんな準備をしながら、ストーブの薪が燃えつきないように
火のチェックもしますよ。そしてお芋をひっくり返してと。
ひと働きした薪作り隊も温まってひと休み。。。
蒸しあがったじゃがいも、さつまいもとってもおいしそう~

ランチはこんな感じです。





森づくりコンテナで、一休みです。

今回は、焼き芋が出てきました!



昼からも、働きたい子は働き、遊びたい子は遊び、
自分の興味の赴くまま、好き勝手に動き回っていました。
昼からは、丸太の皮むきとか、そんな仕事も入ってきました。
子どもにしてみれば、仕事というよりも遊びですね。
自分のやっている遊びが、誰かの役に立つなんて、ちょっといいですよね!

道具の手入れもちゃんとしますよ。
皮むき棒の刃を研いでくれています。
薪も、うずたかく積み上げてくれました。

で、今日は木道を大小合わせて3枚作りました。
みんなでえっちらおっちら運んで、敷設します。
出来栄えは、大人が作るものと変わりません。
それぐらい、丈夫でよいものができました。

子どもでも、自在に動かせる手足を駆使すれば、
大人が作るものと同じものができます。
そして、誰かの役に立つわけです。
彼らが作った木道のおかげで、
車いすユーザーの皆さんが、森に入って森を楽しめるのです。
でも、子どもたちは、遊び、なんですね。
森の作業は、いろんな人たちの、いろんな思いを満足させてくれます。

なので、また今度、森に行こう!
(うえだんな)