子ども達のための自然学校・イエティくらぶ

NPO法人ねおすが主催する「子ども達のための自然学校『イエティくらぶ』」の活動報告をアップしています。

トレッキングくらぶ〜蓬莱山〜

2018年02月25日 19時39分28秒 | 札幌まるやま校

今年度最後のトレッキングはスノーシュートレッキング。

中山峠に到着、早速あげいもを食べます

スノーシューを装着、いざ出発

膝までの雪をラッセルしながら進みます

雪の結晶も肉眼ではっきり

最初はスノーシューになれるのが大変

気がつけば転んでる?

先頭を交代して休憩も時折挟みつつ

登ること1時間

小屋の屋根の雪もすごい、荷物をデポして山頂へ

山頂付近は風が強い・・・

合計1時間15分で山頂到着、一瞬の晴れ間でパシャり

慣れない雪道歩きは疲れた〜

山頂付近はものすごい雪が積もってます。リフトもこんな状態

雪のお絵かき

下りは好きなところを歩いてみます

ふかふかで気持ち良い

小屋に戻ってきてスノーシューを外してみるとものすごく埋まる・・・

風邪を凌ぐ雪洞を掘ります

体が隠せれば暖かいはず

雪洞が完成したら暖かいスープと一緒にご飯をいただきます!

ご飯を食べたらそり遊び、風が強くて顔が痛いので場所を変更

新設を何度も滑ってコースが完成、そりすべりタイム

寒くなってきたので下山開始です

下山は約40分、中山峠に戻ってきました、

きなこさん特製のチョコレートケーキとコロッケで疲れた体にエネルギー補給

お腹が満たされたらつかれがどっとでました。

最後は小金湯温泉によってまったりして帰ってきました。

 

慣れない雪道やスノーシューでの登山、

思った以上に疲れたようでした。

でもこの季節しか出会えない雪の世界はとっても神秘的、

誰も歩いていない静かな雪の世界は心に残ります。

風が吹き付ける顔の冷たさ、雪が作り出す驚きの景色など、

きてみなくてはわからないこともたくさんでした。

 

今年度のトレッキングくらぶはこれでおしまい。

3月には紋別岳登山キャンプを企画しています。

 

カツオこと高野克也

 

 


やっほー!おやまのようちえん

2018年02月18日 17時23分21秒 | 札幌まるやま校

今日はお山にのぼってあそぼう!という幼児親子向けのイエティーズ。

全員集合しました。

まずは雪に飛び込みましょう、カツオとぱぴぃに投げ飛ばされてスタート。

そして雪合戦

雪運び屋さんがいてくれたりして

気づけばいつしか戦いに変わり、男子の標的は大人の女性に

休憩を挟むとすでにぐったり

体が温まったところでいざ登山開始

気合い十分だったけど、すぐに疲れてきました

途中でロープウェイが通り過ぎていきます

道をショートカット、深い雪を登るのが楽しい

先頭集団から雪を転がしてガンバレ〜下でキャッチ

まだ?

 励ましながら登り続け最後の階段へ

登って来ました、ゴール

みんながんばった

山頂で自由時間

パピィとの戦い

探検に出発、とにかく雪が深い

キツツキの穴を発見

休憩中

足掛けロープを設置

ツルブランコもありました
 
おっかなびっくり、でも楽しい
 

下りは尻滑りで一気に下山です。

ちょっと怖いけど楽しい

前の人にドッスン

男の子チームは大興奮

最後は結構スピードが出ました。

登ったのは50分だったけど、帰りは15分。お腹が空いたのでお昼ご飯

お昼を食べても遊びましょう

きなこさんがチョコレートフォンデュを用意してくれました

バナナ、リンゴいろんなものをチョコにつけて食べます

雪が降って来ちゃってもおかまいなしで食べ続けている子どもも

まだまだ遊びます、トンネル作り

開通しました

かまくらも作ってみました

くっるくるの枝探し

高学年のお姉さんがチョコレートの残りをホットチョコレートを仕上げてくれました

みんなでホットチョコレートをいただいて

トンネルなどを壊して終了

今日はお山に頑張って登りました、

無理かなと思っていた子どももしっかりとした足取りで最後まで歩ききりました。

尻滑りに雪遊び、いつもと違う環境でもすぐに楽しいことを見つけられる子どもたち、

森の中で過ごす時間はあっという間でした。

残り少ない雪の季節、たくさんたくさん遊んで欲しいと思います。

 

カツオこと高野克也


月例スクール「イグルーチャレンジ」

2018年02月04日 18時55分32秒 | 札幌まるやま校

今日は少人数でイグルー作り

 その前にはそり遊びで気合を入れます

さぁイグルー作りスタート

スノーソーを使うのが難しい

そしてやっぱり雪があまりよくない・・・

それでもコツコツ

重いブロックを重ねて半分まで積み上げました

集合してからずっとお腹すいた〜と言われ続けたので早めの昼ごはん

ご飯のあとは雪合戦、雪玉作り

そして陣地作りに夢中

思いの外こったものになりました

その間に大人で残りのイグルーを仕上げ

雪質が良くなったので今日は小さいもので

 

いざ雪合戦勝負!

子どもの圧勝でした

そりすべりと尻すべりしに移動

いい雪積もってました

登るのが疲れる〜と早々にリタイア

ゆきまみれ

男子チームはじゅんちゃんと戦ってました

戻ってきたらチョコレートフォンデュ

何につけて食べようかな?

お腹もいっぱい、次はしょっぱいもの、さっぱりしたものが食べたいとか・・・

もうそろそろ帰る時間

最後はイグルーを壊します

雪のブロックでキャッチボール

みんな久しぶりの雪遊びだったみたいです、

イグルー作るよりもそのほかの雪遊びが今日は楽しかったですね。

少人数なのでやりたいことを好きなだけ、それができるのもイエティくらぶならでは。

いつでも待ってます。

 

来月は市電に乗っていろんなミッションに挑戦します。

 

カツオこと高野克也


黒松内校2月『冬の猟師さんキャンプ』~2日目

2018年02月04日 17時24分20秒 | 黒松内校

暗いうちから起き出し、6時の起きて良い時間になると
待ってました!と部屋から出てきた2日目の朝。

今日はみんなの元気のもと、まりこさんの誕生日。
子ども達の発案で準備したキッチンまりこの飾り付けに、
まりこさん、びっくり喜んでくれました。

 

7時になったら朝のお仕事。
今日の午後に使う裏小屋までの道をつくってくれたチームと、生き物のお世話チームにわかれての作業です。

  

朝ごはんはキッチンまりこで。
これも子どもアイディアによる、いただきます!の気持ちをこめた、「ハッピーバースデー!」の号令で食べはじめ。
折り紙で作ったせんすとケーキ、お手紙をプレゼント。
他の子もホワイトボードにメッセージを書いてくれました。

  

 

今日のお昼は、キッチンまりこ、ではなくイエティキッチン。
メインディッシュは鹿肉です。マスターシェフのくまちゃんから、今日いただく鹿肉の紹介。

3分間トークは今回初参加で、普段は獣医の勉強をしているどーやん。
動物のお医者さんの仕事についてお話してくれました。
 

ご飯を食べたら、2つのグループに分かれて行動。

先に車で出発したチームは、昨日に引き続き町の施設へ。
写真は無いのですが、なかなかできない体験をしたようです。

もう一方のチームは、足跡や食べ後、寝床の跡などなど、
動物の痕跡を探す、アニマルトラッキング。
自由時間に、本を読んで下準備。

 

作戦会議をしたら、いざ、山へ向けて出発!

雪の上を歩いて歩いて、みつけました、
空からのおとしもの!「鳥のふんじゃない?」

   

途中遊んだり、自分で足跡をつけたりしながら進んで…

  

キツネのものらしき足跡が、木の根元で途切れているのを発見。
ほってみたら、ネズミのトンネルがあるかも?
慎重にほってみると、小さい穴を発見!トンネルだ!

  

足跡の図をみながら、これじゃない?こっちじゃない?

 

鹿の足跡を辿っていくと、寝床にできそうなところも発見。
ここで寝ていた痕跡はありませんでしたが、鹿の気分になって入ってみました。気持ちよかったそうです。

  

他にもウサギの足跡やシカの食べ跡、鳥の羽などなど、たくさんみつけたら、
帰りは一気に転がりおりる!

 

新鮮な雪に、顔を埋めるのもはやりました。
あっちでもこっちでも埋もれています。
 

帰り道、ふと見渡してみると、一面に山がひろがります。
「きれいだなあ、これが雪景色だね」と、寝転がって観賞する子も。

 

さて、一足先に戻っていた女の子チームは、
くまちゃんと昼食づくりのお手伝い。

  

アニマルトラッキングチームも帰ってきて、一息ついたら
くまちゃんのシカシカクイズ。
これからいただく鹿肉、スーパーではあまり見ないね。
なんで今回シカを食べるのか、紙芝居風に、
シカ、農家さん、猟師さんの関係をはなしてくれました。
せっかくだから、みんなでおいしくいただきたい!

さて、じっくりコトコト煮込んでいた鹿肉、良い感じになりました。

  

完成!イエティキッチン@ブナハウスでいただきます。
今日のメニューは、くまちゃんとつくったシカ丼、女の子たちがつくってくれた卵スープにヨーグルト。
そして途中から、たつみが用意してくれた、いろいろな部位のシカのお肉をいただきました。
肩の肉、胸肉などなど、全部で4種類。

  

食べてみたい子はどうぞ、と出された鹿肉ですが、みんなもりもり食べていました。
「いつも食べてる牛丼と味が違う!」「はじめて食べた」「かみきれないー」「思ったよりやわいね」
いろいろな感想が飛び交います。

  

 

3分間トークは、実は今回が最後のイエティとなった、台湾から来ているペコちゃん。
7月から2月まで、半年強の実習を終え、台湾の大学にかえります。
最後の3分間トークでは、全部日本語でがんばって、
「あなたたちみんなが私の日本語の先生、ありがとう」と伝えていました。

ごちそうさまをしたら、荷物整理&掃除タイム。
はやく終わった子たちは、ブナハウスや廊下、みんなの部屋の掃除もしてくれました。ありがとう!
最後に、帰りの会で印象にのこったことを聞き、
ぶな森校歌(冬バージョン)でしめくくり。

 

お迎えが来る、最後の最後まであそんだら、
元気にさようなら!

今回は猟師さん、猟をテーマに行ったキャンプ。
センシティブな話題もでました。

自然界にはいなくなったエゾシカの天敵。
シカを食べるのは一見かわいそう?
でも何もしなければ、農家さんの育てた作物を食べてしまうシカが増え続ける。すると、どうなる?
ものごとの、裏まで知ると感じ方がかわることもたくさんあります。
普段あまり食べることは無い家が多いけど、
食べてみると、おいしかったり。

”初めて”のことが多かった今回のキャンプ。
いろいろとやってみて、どうだったかな。
その場で感じることがあってもなくても、みんなでいろいろなことやってみたいな、とあらためて思った今回でした。

さて、次回は今年度最後のイエティくらぶです。
来月の同じ日程、3月3日ー4日に”あるっくぅ”キャンプを行います。

笹の生い茂る夏には通れないい道を歩き、いろいろなものを見て(Look)、お腹をすかしたら美味しいものを食べよう!
来月お会いできることを楽しみにしています。

(ちこ こと 大類幸子@黒松内ぶなの森自然学校)


黒松内校2月『冬の猟師さんキャンプ』~1日目

2018年02月03日 20時46分55秒 | 黒松内校

今回の黒松内校イエティは、『冬の猟師さんキャンプ』。
町の猟師さん2名、役場産業課職員1名を講師としてお呼びしました。
狩猟というテーマそのものが賛否両論ではありますが、まずは知らないことには判断できません。
せっかくの珍しい機会です。色々な気づきや感想があれば良いかなと思います。

 

始まりの会まで少々時間があったため、弓矢遊び。
ネマガリダケなどで作ったシンプルな作りですが、ちゃんと作り使うと20m程は飛びます。
アイヌの子どもたちはこういったおもちゃで練習をしていたそうです。

  

 

さて、2時頃には全員が揃いました。
始まりの会で、参加者や2日間の全体像を掴んだあとは

早速猟師さん達が登場です!
新人、中堅、ベテランの猟師3名と、産業課の鳥獣担当者の1名。見慣れた顔の新人がいますね。

自己紹介をしてもらった後は、司会のたつみが用意した質問タイム。
15つ程に答えてもらいながら、猟師さんのライフスタイルや黒松内町の動物などについて知りました。

皆からの自主的な質問も。興味の高さが伺えます。

 


その後は、猟師さんの道具紹介。
鉄砲の類はこういったイベントに持ってこられないのでありませんが、猟師さんの車にはたくさんの便利道具が積んであります。
坂を登れるスキー、片手で設置できる三脚、音色の変えられる鹿笛、川を濡れずに渡れる胴付き‥‥
中でも距離計はシンプルに面白く、みんな様々な壁に向かって距離を測定していました。

 


その後は車に乗って移動、猟師さんの視点から景色の案内をしてもらいました。
日々町内を回っておられるということで、フィールドには本当に詳しい方たちです。
道からは見えない場所に民家がある事、林の奥が開けている事など、地理的な事の詳しさといったら。

いつも双眼鏡を使っている猟師さんを真似て、みんなも使って遠くを色々見てみました。
遠目の点にしか見えない水鳥も双眼鏡を使えばしっかり見えました。

  

 

町の施設の見学などもさせてもらい、最後にはなんと鹿角と自作のアクセサリーもお土産で頂きました。
ありがとうございます!

  

 

講師の方はここまで。たくさんの「初めて」のある体験、色々教えていただきました。

 

なお、夕食前の自由時間では、昼の弓矢遊びをもう一度やる子も。

的の雪像マンモスめがけて励んでいます。最後はマンモス肉をゲットしたようです。

 

外を出歩いたという事もあり、キッチンまりこのあったかご飯も嬉しかったです。
お残しなく、全て無くなりました!

夜は希望者の「ライトセンサス」。
林道などを車で定速走行し、ライトで照射、動物の姿や目のきらめきで確認するという調査です。

今回は民家なども無く、動物の期待もできる山道へ。
残念ながら動物の姿は確認できませんでしたが、大量の足跡の痕跡にみんな興奮。
「あったー!」と大きな声を出していました。

 

 

別の夜の風景では、明日に向けて何やら準備している人たちも。
何でしょうか、楽しみです。

 

今夜は風がちょっと強いです。今も窓からビュービュー聞こえています。
あったかい校舎でしっかり休み、また明日もたくさんの初めてを楽しんでほしいです。

 

MJたつみ こと 巽 創