子ども達のための自然学校・イエティくらぶ

NPO法人ねおすが主催する「子ども達のための自然学校『イエティくらぶ』」の活動報告をアップしています。

1月のイエティーズ~札幌校~活動報告

2008年01月21日 01時50分02秒 | 札幌まるやま校
1月のイエティーズは
旭山記念公園での実施しました。

つい先日積もった雪が、まだふかふかに積もっています。

今日は、そんな雪の森で山登りをするのです。

3歳から6歳までの子どもたち。
すっぽりと埋まると、胸まで雪が来てしまうほどです。



大人が苦戦するくらいのそんな雪の中を、子どもと一緒に登りました。
といいますか、大人よりも先に登る子も多かったです。

「やっぱり、子どもは軽いんだなあ・・・」
大人のほうが苦戦していたかもしれません。
割と子どものほうがスイスイと歩いているようでした。

3歳から6歳の子まで、各子どものやり方にあわせて、
登ったり、泳いだり、滑ったりしながら、だんだんと
札幌の町並みが見えるくらいの高さまで登ってきましたよ~!

札幌って、おもしろいところですね。この景色、こんなところでみれるなんて。

そんな絶景をバックにしながら、おしりすべりしたり、探検したりしました。


そして、みんなでつくった雪の上の”レストラン”が出来上がりました。
こんな場所でのお昼ごはん、初めてだよね。



さて、一旦施設にもどって薪ストーブでしっかり暖まったあとは、好きなことを好きなだけしましたよ。

・ひたすら滑って、またのぼっての繰り返し(何回も何回ものぼって、たくましいかぎりです)


・バケツで雪を固めて,おうちやゆきだるまづくり


・色のついた氷づくり?ブドウと混ぜて、いい紫色になっていましたね。薪ストーブの前でひたすら雪を溶かそうとしていました。



などなど、自分の興味の赴くままに過ごしました。



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昨年5月から始まったイエティーズ。
ふと振り返ると、子どもたちの様子がやっぱり変わっています。

自分から何かを見つけたり、
自分からどこかに歩いていったり、
自分からこんなことをしたい、といったり。
”自分から”何かをすることが多くなりました。
だからかな、たくましくなったと感じます。

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来月は円山動物園を舞台に活動します。
どうぞよろしくお願いします。


                  (イエティーズ担当:西埜(もんきー))


イエティくらぶ登別・ゆきやまキャンプその2

2008年01月10日 23時12分39秒 | いぶり校
◆いよいよ出発
さて、いよいよ出発の日です。
朝ごはんの後、荷物を詰めたら、自分でお弁当を作ります。
自分のお弁当作りなんて初めての子が多いので、スタッフに手伝ってもらいました。



そして、バスの乗って移動です。
天気がよいともいえず、風の強い中の移動となりました。
荷物をそれぞれそりに載せて運び、10分ほど歩くと、
あの写真で見た白鳥ヒュッテが現れてきました!
管理人さんにご挨拶をし、ついに足を踏み入れます。



早速銀マットを敷き、石炭ストーブで温まりながらお弁当を食べました。
部屋の中はこんなかんじ。





◆ず~っと雪遊び
その後は夕方までずう~っと雪遊び!
もう、1日目以上に遊びがダイナミックに展開されます。
体力じまんは室蘭岳アタックに挑戦したり(途中で時間切れ)、



そこからずっとしりすべりをしたり、



ゆきをお布団のようにかけて眠ったり、



水場にある水で氷を作ったりと、



一度にいろんな場所でいろんなあそびが同時に展開されました。
ぼく達が「これこれあそびをしましょう」だなんていわなくても、
勝手にドンドン遊びます。
そういう時って、いつも本当に素敵な時間が流れますね・・・。

◆晩御飯の後は・・・
 部屋に戻ったら、ぬれた服を乾かし、晩御飯作りです。
2日目の晩御飯は「ひっつみ鍋」。
醤油だしのお鍋に、水で練った小麦粉をちぎって、どんどんと鍋の中に投入します。
もうみんなおなかはペコペコなので、待ちきれません。
余るかもしれないと思った2つの大鍋、全部ぺろりと食べてしまいました。



夕食後は、眠たくなるまで自由に過ごします。
広くはなく、そしてもちろん電気がない小屋の中でみんなどうやって過ごすのかな、と思ってみていました。
最初はどうしても指示を待つような雰囲気がありましたが、
やがてそれぞれがそれぞれに楽しい時間を過ごし始めました。
なんていったらいいのでしょうか、
あそび、ともおしゃべり、ともひとりあそび、とも言えない、でもとっても心地よい時間です。
灯油ランプのほのかな明かりの下、実に穏やかに、じつに気持ちよく過ごすことができました。

そして、21時に就寝。外はマイナス15度。
石炭ストーブはスタッフが交代で炊いてくれます。
が、さすがにジンジンと冷えてきます。途中、何度か目が覚めたり、
ごはんをたくさん食べ過ぎてちょっと具合が悪くなった子もいましたが、
結局みんなぐっすりと眠ったようです。
トイレは外。寝袋に一回入ると、なぜか出たくなくなるんだよな・・・。

◆無事に到着!
3日目は、朝6時に起床。朝ごはんを食べたら、もう帰る準備です。
もうちょっといたかったな、遊びたかったなと思いながらも、
そりに荷物を載せて、
ぺんぎんみたいにソリの上に腹ばいになって一気に駐車場まで降りてきました。

ふぉれすと鉱山に帰り着いてからは、
この3日間の思い出を絵を描いて、それをなんと缶バッチにしてお土産にしました。
まさか、そんなお土産ができるとは思わず・・・。
みんな、やや疲れ気味なのにもかかわらず、
楽しく製作を進めることができました。

ということで、待ち遠しかったゆきやまキャンプも終わりです。
あっというま・・・というよりも、何かもっと長くすごしていたような気がします。それだけノンビリ、そして濃密に過ごしたからなんでしょうね。
子ども達はもちろん、大人も存分に楽しむことができた、
みんなが幸せな3日間でした。

また行きたいですね!





イエティくらぶ登別・ゆきやまキャンプその1

2008年01月08日 20時44分05秒 | いぶり校
◆いよいよはじまりました、イエティ登別のゆきやまキャンプ!
口伝えに反響を呼び、
札幌・苫小牧・登別・室蘭から22名の子達が集まってくれました。
もう、みんな冬休み前から楽しみでならなかったようです。
ふぉれすと鉱山の玄関へ、はちきれんばかりの笑顔で飛び込んできました。

オープニングは、
いつものとおりイエティくらぶのオキテともいえる
「こどもは大いに遊ばねばならぬ! 人の役にもたたねばならぬ!」
という言葉を確認し、スタッフの紹介(今回は総勢13名!)、日程確認、施設たんけんなどをします。
もう何度も来ている子達もいれば、今回が初めての子もいます。
ベテランさんが、初めての子をお招きして、
あちこちの部屋を教えてくれましたよ。



今回の最大の目標は、「白鳥ヒュッテの周りであそび、泊まる」です。
そのために、1日目はいろんなあそびや生活の練習をします。
なので、ふぉれすと鉱山のベッドで、寝袋で寝ます。
「寝袋の寝袋袋を無くすなよ!」なんて、
よく分からないアドバイスを受けながら、一日を過ごすことになります。

◆外あそびの練習!?
そんな準備をしながらも、みんな外の景色が気になってなりません。
防寒の準備をして、はじけるように外のグランドに出かけました!
胆振地方の子達にとっては、初めての雪遊びとなったようです。
ひたすらソリ遊びをする人、ひたすらジャンプ台を作り続ける人、
ひたすら山を作る人、ひたすらあちこちを歩き回る人・・・。
みんな、あまりにも熱心に勝手に遊びこんでいるので、
大人たちも、すみません、熱心に遊んでしまいました。

 

帰り来てからは、夕方までノンビリ過ごします。
ホールで、ひたすらボールあそびをする人から、
お部屋でスタッフとお話をしたり、ごはん作りを一緒にしたりと、
子どもと子どもだけではなく、子どもと大人、
もっと言えば大人と大人もよい雰囲気ですごし、夕飯を待ちます。

 

◆ 明日の作戦
 晩御飯は、チンゲンサイ入りのシチューとごはん、
キャベツとキュウリのサラダです。
たくさん取りすぎて食べられない・・・なんていうことにならないように、
少しずつ取って何回もおかわりをします。
そのおかわりをたくさんするっていうのが嬉しいらしく、
みんな本当によく食べていました。

 

夕飯の後は、
いよいよ明日泊まる山小屋「白鳥ヒュッテ」の写真を見ながらの
作戦会議となりました。
北海道にある山小屋としては最古の部類に入る、
多くの人が大事に大事に使ってきた山小屋です。
「案外立派だな」「あぁ、水が近くにあるんだ」
とそれぞれ感嘆の声をあげながらのスライドショーとなりました。



遊びの練習もしたし、ご飯作りの練習もしたし、
最後は寝る練習です。
今晩は、ベッドの上に寝袋を敷いて寝ることにしました。
明日がますます楽しみです。