子ども達のための自然学校・イエティくらぶ

NPO法人ねおすが主催する「子ども達のための自然学校『イエティくらぶ』」の活動報告をアップしています。

室蘭・ゆきやまキャンプ 最終日

2011年01月14日 16時06分26秒 | いぶり校
朝。石炭ストーブのカンカンする音をモーニングコールの音と
勘違いして早めに起きてしまうくらい気合が入っています。
でも、起きてもいい時間の朝6時起床。
まだ外はうす暗いです、ガスランプの灯りのみの薄暗い中
黙々と雪遊びの格好に着替えております。

みんなの身支度が完了して外に行くと辺りは明るくなっていました。
そりを持って、いざ出発!
ツルツル滑って、なかなか登れない子もいたりしながら、
上を目指します。

昨日、行けたところまでとうちゃ~く!
じゃあ、そこからお尻で滑ってみよう。
最初はフカフカの雪なので、あまり滑らなかったけど、
何人も滑っていく間に、いい感じの滑り台が出来上がってきました。
滑るのはとっても楽しい。でも一瞬でおわっちゃう。
また滑りたいのであれば、一生けんめい登らなくてはなりません。
そこは自分の気力・体力と相談して滑ったり、滑らなかったりです。
最初、怖がっていた子も滑ったら楽しかったみたいで、また斜面を
登っていきました。
体験してみないと自分でも気づくことができない、楽しいことや
大変なことっていっぱいあるね。

朝ごはんを食べたあとは、荷作り掃除をして楽しく過ごした山小屋
を出発です。
「早く雪遊びがしたい!」と走って戻ろうとします。
雪あそびができる公園へ戻って、最後まで雪あそび、そりすべりを
楽しみました。

来年は、ゆきやまキャンプでどんなことができるかな。
今度こそはみんなとゆきやまにチャレンジしたいな。
また一緒に雪あそび三昧できるのを楽しみにしているよ。

室蘭・ゆきやまキャンプ 2日目

2011年01月14日 12時46分38秒 | いぶり校
朝から、雪が斜めに降っています。
「今日はいけるのぉ~?」とみんな心配そうです。
そのあともまめに窓の外を覗いていると、ときたま青空が見えたり、
風がやんでいます。途中風が少し強くなるかもしれないけど、
行ってみよう!


お昼ごはんのおにぎり作り、山小屋出発に向けて、自分のことは自分
できちんと荷作りをしていきます。

お昼ごはんを食べていよいよ出発です。
だんぱら公園から、自分のそりで荷物を山小屋まで運びます。
吹き溜まりで足が埋まるなど、苦戦しながら進んでいくと
山小屋が見えてきました。


みんなで記念撮影 パチリ!

山小屋の回りには何があるのか探検していると、管理人さんが
やってきて、「いろんな人が気持ちよく使えるように使うんだよ。」
とお話を聞いてから、山小屋の中へ。
床や壁は味のある色、灯油ランプやストーブは鉄鋼のまち室蘭だからで
しょうか、石炭ストーブです。水道は外の沢水を使い、もちろん電気は
ありません。2階へは、はしごで上がります。

明るいうちに寝る道具を準備してから、雪あそびへ。
ゆきやまキャンプに参加したことがある子は、実は冬の室蘭岳登山も
楽しみにしてきています。荒れ模様の天気で頂上まで行くことは難しいと
いうことを伝えると残念そうにしていました。
行ける所までいってみようチームと
山小屋周辺で雪あそび&夜ごはんお手伝いチームに分かれて雪あそび開始!


行ける所までいってみようチームはほとんどが女の子。たくましいな。
そりを持って、登っていきます。
水神社の鳥居の側を通過して、鉄パイプの手すりが設置されてある急な斜面
を登って行きます。
足を進めていくと、道らしき道がない。。。吹雪いて埋もれてしまったようです。

道なき道を進んでみようと試みましたが、その一歩を踏み出すと雪の深さが大人
の膝まであり、残念ながらそこで引き返すことに。

下山していくと、スキー場のリフトの終点場所に着きました。
あまりにも風が強く、リフトが動いていません。
目の前には貸しきり状態のゲレンデが。
これはそりで滑り降りるしかない!

みんなで誰もいないゲレンデをそりで一気に滑走。
登山にチャレンジした勇気に対して、神様が準備してくれたのかもね。
大満足のそりすべりでした。

山小屋に戻ると、灯油ランプの温かい光とヘッドライトの光で夕食
づくり。

ランプの灯りで夜ごはん。デザートは手作りのクッキー。

明日の計画をみんなと相談です。
早朝登山に行きたいという意見がありました。
でも雪がめちゃめちゃ積もっています。
なので、今回は行けるところまで登り、おしりすべりや
できたら、早朝の誰もいないゲレンデでそりすべりをしよう
ということになりました。

極寒の中、歯を磨いて、
そのあとは、石炭ストーブでぬくぬくしながら
思い思いの時間をゆったりと過ごしました。
ろうそくも灯しながら、UNOやトランプや手遊び、
眠たい子は早めに寝袋に入っておやすみなさーい。

室蘭・ゆきやまキャンプ 1日目

2011年01月14日 11時26分46秒 | いぶり校
今年も室蘭岳のふもとで過ごしてまいりました。
毎日雪に触れる3日間の様子をお伝えしま~す。

天気予報によると、3日間の天気はどうも荒れ模様の様子。
朝、登別から苫小牧へみんな迎えに行く道中、雪も少なく天気も
落ち着いていたので、天候回復かぁと期待しながら室蘭・サンパワーへ。
到着して車を降りた途端、冷たい風がビュービュー吹いています。
風よやんでくれ~。

はじまりの会をしてお昼ごはんを食べていると、祈りが通じたのか
風が弱まってくれたようです。

よしっ。雪あそびへしゅっぱーつ!


まずはフカフカの雪を使って、チーム対抗雪積み競争。
そり+好きな道具ひとつを駆使してヨイショヨイショとゆきやま作り。
めめチームがバケツを使って、山っぽくはないけど一気に高くなって
せのっちチームに追いつきました。
最後に全員でラストスパ-ト。ピピーッしゅうりょ~。
結果は、めめチームの逆転勝ち!

続いて、その山を使って的あてゲーム。サラサラの雪をなんとか雪玉に
して的のぬいぐるみ目掛けてエイッ。
3回勝負の結果、今回はせのっちチームの勝利!

次の雪あそびはそりすべりに即決定し、スキー場の下の斜面でそりすべり。
滑ってどこまで行けるか、コブのある斜面を滑ったり、
そりに立ち乗りで滑ってみたり、その体勢でコブに挑戦。
誰も滑っていないところを滑って跡をつけるなど、そり遊び三昧。


手を使って角度をコントロールして上手に滑っています。
さすがどさん子。そり使いがうまい!と本州出身の私は感心するのでした。


夜ごはんのメニューは、ビーフシチュー。
ごはんが進み、みんなお腹いっぱい食べました。


寝る前に明日の山小屋「白鳥ヒュッテ」泊に向けて、みんなで寝袋を
たたむ練習。
寝袋もいろんな形をしているから、ササッとたためる子もいれば、
苦戦している子と様々です。
夜は寝袋で寝てみよう。「おやすみなさーい。」
朝は上手にたためるかな?

大雪山スキー&スノーボードキャンプ 3日目・最終日

2011年01月12日 20時21分14秒 | 札幌まるやま校

今日のスキー場の天気は快晴なり。
早速グループに分かれて滑ります。

スキーチームはガンガン滑りまくるウサギさんチームと
ゲレンデを贅沢に使ってゆっくり滑るかめさんチームに
2つに分かれて滑り始めました。
スノーボードチームは、朝一番の滑りからほとんど転ばずに滑って
います。
昨日と比べて格段うまくなっている!習ったことを体がきちんと
覚えていました。(スノーボードチームは身体能力が高いなぁ。)

午後からの滑りに備えて、ゆっくり休憩をしたあと
午後一番は全員で上から滑ってこよう!と100人乗りのゴンドラに
乗って上へ。
到着してから準備体操をしている間に、せのっち、プリッツ、しんや
がさらにリフトで上がっていました。
大人3人急な斜面を颯爽滑り降りる姿はすごいし、かっこよかったねぇ。

1つの斜面を滑り降りたらハイタッチ、誰かが転んだら待っていてあげる
など、それぞれのチームで輪ができてみんなで滑りを楽しむような
雰囲気ができていました。
2日間滑り続ける中で、ターンが上達した、転ぶ回数が減った、ボードが
できるようになったなど、それぞれレベルアップしておりましたよ。

私も最後の最後で追いついてはいなかったけど・・・スキー組と滑ることが
できて、とても楽しかったなぁ。


帰ってからは、水餃子や唐揚げなどおいしいご飯と温泉にとっぷり浸かって
冷えた体がポッカポカに温まりました。

みんなそれぞれが滑っていくうちに楽しさや目標を見出して、滑りまくったり
努力した2日間。来年こそ、みんなで旭岳チャレンジしてみたいね!

スキー&スノーボードキャンプ 2日目

2011年01月12日 19時15分18秒 | いぶり校
朝起きると、天気は快晴。
窓から青い空、白い大雪の山々がくっきり見えます。
テンションが上がってきます。

インストラクターのとばじぃ、しんやに相談して、
滑りに行くスキー場は、カムイスキーリンクスへに決定!

ほとんどみんなが今シーズン初すべりで、中には新しいスキー板や
ブーツの子もいます。最初は思うように滑れるかなどドキドキです。
でもスキー場に着いた途端、みんなのやる気がグゥンとみなぎって
きました。

スキーチームとスノーボードチームに分かれてゲレンデへしゅっぱーつ!!

スキーチームはみんな経験者なので、肩慣らしでスイスイ~っと滑って
います。慣れてきたら、ゴンドラに乗って上級者のコースを滑ったり、
それぞれのスタイルの滑りを楽しんでいました。

スノーボードチームは初挑戦の子が多く、板の使い方、体重のかけ方など
しんやの手ほどきを受けながら練習です。何回も転んでは起き上がってを
繰り返しながら、ほとんど休憩もしないで滑り続けていました。

スキーチームは風のように、スノーボードチームはガッツで暗くなるまで
滑り続けました。

一日中滑り続けて、車ではぐっすりだろうという思いとはうらはら。
うるさ~い!
手のつけようがないくらいテンションが上がっております・・・

インストラクターからスキーとスノーボードそれぞれの様子について
聞いてから、明日の計画です。
当初の予定だと北海道で一番高い山、旭岳に挑戦。
みんなの気持ちも旭岳に向かっていました。
でも、山の天候状況やみんなで滑ってくるのは難しいという
インストラクターの判断もあり、今回は見送ることになりました。
思う存分滑れるような場所をとばじぃとしんやが探し、長距離コース
などいろんなコースがある富良野スキー場へ行くことに決定!

仲間意識も高まり、夜もテンションが上がっているようです。
明日に備えて早く寝るよ。。。

大雪山スキー&スノーボードキャンプ 1日目

2011年01月12日 18時18分34秒 | いぶり校
遅くなってしまいましたが、年末に行われました大雪山スキー&
スノーボードキャンプの模様をお伝えしまーす。


室蘭、札幌、帯広、旭川方面から大雪山青少年交流の家へ集まりました。
はじまりの会では自己紹介したあとは、早速雪上へ。
4日間過ごす仲間と体が大雪の雪に馴染むようにフリスビーを使った
ゲーム、そしてチーム対抗雪合戦をしました。

雪がサラサラでうまく雪玉が作れません...
白熱した戦いを繰り広げているうちに、暗くなってきました。

青少年交流の家では、いろんな人が利用する施設です。
夜に、他の宿泊している人との交流の時間「ゆーすぴあタイム」
というものがあります。
その司会の担当になっていたので、代表を決めるとすんなり決定です。
自分から希望してやってくれたみんなは、堂々とした面持ちで役目を
果たしてくれました。

明日は、いよいよゲレンデへ出発です。なので施設では、ゆったりとした
時間を過ごして、長旅の疲れをとって力を温存します。

大樹・つるつるキャンプ3日目

2011年01月07日 20時43分47秒 | 札幌まるやま校
朝5時に起きまして、6時に出る、という予定が果たしてうまく機能するか?

確かに、5時には起きました。5時30分には朝ご飯を食べました。
で、服も乾いています。しっかりまかなって、長靴はいて…
「あ、お風呂セット忘れた」長靴を脱いで、お風呂セットを取りに行って、
また長靴をはいたら、
「あ、帽子忘れた」また長靴をはいて…。
玄関前で、うろうろする子が続出した結果、出発は6時30分となりました。

まあ、旅慣れていないとそんなもんですね。

しかし、7時のホロカヤントーは、美しい朝日が迎えてくれました。


気温はマイナス20度だそうです。いやあ、寒い寒い。

早速、練習通りゴリゴリ穴を開けます。この辺は、まだやる気に満ち溢れています。



餌をつけて、釣り開始。なかなか当たりが来ません。
何度か突っつくみたいだけどね。



そうこうしていると、糸がこんがらがったり、針が折れたり、
アクシデントが生まれます。
そうなると、マイナス20度の中で素手で直さなければいけません。



これがつらいのなんの。
子どもたちから、否応なしに気力体力を奪っていきます。

こんな時、子どもたちははすぐに大人を頼るのですが、
ここは、昨日の約束がありますので、大人も決して手伝いません。
というか、大人もけっこうギリギリです。
ホント、手が動かなくなります。

結局、釣れたのは、4匹…………。
今年の夏に、2億個の卵を放流したらしい。
そのうちの4匹。運がいいのか悪いのか。

記念撮影。



穴あけの時の生き生きした表情はどこへやら。
こんなにローテンションな記念撮影は初めててです。
分かりやすくて、おもしろいです。
大樹町は、やさしくも厳しい場所でありました。

しかし、身も心も凍えた体は、晩成温泉があっためてくれます。
マイナス20度から、プラス40度。この60度の気温の差は、
子どもたちの体にどんな作用をもたらしたかと言うと…。

眠気ですね。

30分の宿舎への移動、全員爆睡でした。

貴重な4匹、釣った子だけが味わうことができます。



昼ごはんを食べながら
「なぜ釣れなかったのか」「今度はどうするか」
と、ありさんとともに振り返ります。

「思ったより、魚が小さかった」
「針が、大きかった」
「コイに糸を切られた」

まあ、釣りっていうのは、そんなもんでしょうかね。
これに懲りず、次回に期待しましょう。

そんな感じで、今年のつるつるキャンプは終了です。
確かにつるつるしてました。
そんなつるつるをうまく生かした「知恵と技術」を体感した3日間でしたね。
今回参加した子たちは、
「氷」という現象を、自信を持って人に説明することができます。
そんな原体験を積み上げることができました。

いやあ、ホントに寒かったよぉ。


大樹・つるつるキャンプ2日目

2011年01月06日 22時06分04秒 | いぶり校


十勝晴れに恵まれた大樹町です。
おかげで、昼間はあったかかったですが、朝は寒かった!
歴舟川からは、湯気がもくもく上がっていました。

昨日は、超人工的なつるつるでしたので、
今日は、だんだんと天然のつるつるに迫ることとしました。

まずは、「陸リンク」「学校リンク」と呼ばれる手作りのリンクで
遊ばせて頂きました。
尾田小学校のリンクを、なんと遊び場として提供いただいたのです。
これ、すごいことですね!

  


ボールを取り出して、サッカーなんかやったりして。
一気に暑くなりました。

さすがつるつる、よく滑ります。普段使わない筋肉を使います。
そして、やっぱり転びます。
おでこにプっくりとたんこぶができました。
転ばせちゃった子が、たんこぶに湿布を貼ってあげます。



昼からは、ついに天然つるつるです。
海沿いにあるオイカマナイトーにでかけました。
海沿いを歩いていきます。



波を見ると、近づきたくなるのが子どもの性分。
この2人に「靴を濡らすなよ」なんて、何度言っても通用しませんね。
楽しいから仕方ないんですけど、足は冷え冷えです。



誰が面白い氷を採れるか競争。

  

どれだけきれいな水の中を探せるか競争。

  

どれだけ分厚い氷を割れるか競争。



とか、一気に活動の幅が広がります。
結論。超人工つるつる、学校リンク、天然つるつる、
一番面白いのは…ダントツで天然つるつるだ!

温泉で体をあっためたら、おなかが鳴っています。
晩御飯はあっという間になくなったな。

夜は、いよいよワカサギ釣りの作戦会議です。
講師は、ご存知大樹町の「ありさん」です。



学校の授業のように、説明が進みます。



・明日は、5時起床、6時出発
・餌は、自分でつける
・糸がこんがらがったら、自分でほどく
・目標 一人100匹→ワカサギ天丼を昼に食べる!

と、まあ、そんな目標を立てて作戦会議終了。
はたして、どうなることやら??

大樹・つるつるキャンプ一日目

2011年01月05日 19時56分31秒 | いぶり校
いやあ、やっぱり大樹は遠い!!
といいますか、北海道は、そもそも広いものなのです。

マルマル半日かけて、十勝へと移動をしました。
一気に大樹町へ…とも思ったのですが、
今回は帯広周りです。
まずは、本気のつるつるを体験すべく、
リンクの中でもおそらく日本で一番つるつるであろう
「明治北海道十勝オーバル」を訪れました。
スピードスケートに挑戦します。
いきなり、世界標準のつるつるです。すっげえ。



なんと、スピードスケートのコーチ、
山田キツネさんにご登場いただきました。



「十勝の子たちは、こうやってスケートをやるんだよ」
と、靴紐の縛り方からていねいに教えてくれます。

ためしに滑ってみました。

 

初めての子も、なんとか回れたな。



それにしても、スピードスケートはスピードが出る!
当たり前ですけどね。
そして、足が痛いのなんのって!
慣れていないと、難しいですね。

そんなこんなで、大樹町についたのは夜の6時です。
大樹町の勤労者センター、というところに泊ります。

折からの雪が降り積もり、玄関先に雪が。
部屋に入る前に、ずっと遊んでおります。
いいんじゃないですか。夜に雪遊びしても、ね。



一方、夕ご飯づくりも、手伝いたい人が手伝います。
味見もしたりしてね。



さあ、この寒い寒い大樹町で、
どんなつるつるが待っているのでしょうか!!

車だけは、つるつるしないようにご用心です。