子ども達のための自然学校・イエティくらぶ

NPO法人ねおすが主催する「子ども達のための自然学校『イエティくらぶ』」の活動報告をアップしています。

イエティくらぶ登別6月・1日目

2008年05月31日 22時03分45秒 | いぶり校
◆寒くて寒くて・・・。
天気予報を見ていたら、
なんと「低温注意報」なんていうものが発令されていました。
それぐらい、今日はおかしな天気です。とにかく寒い!
まるで4月の雪解けの頃のよう。そんな中、みんなうまく動けるかなあ、
と心配でした。でも、全然平気でしたね。
午前中はグランドで全開遊び。
とにかく走って、追いかけて、ジャンケンをして、大声を出して・・・。
このおかしな寒さを吹き飛ばすように、汗を流して走り回りました。
こんな「あそびのウォーミングアップ」が、結構重要な感じです。



そして午後。この気温で川に行くのは、本当に迷いました。
でも、子ども達様子を見ていたら、行かないのはもっとツマンナイです。
なので、行くだけ行って、すばやく帰ってくるという方法をとりました。
綿密に準備をして、出発します。



今回は、ふぉれすと鉱山の「はっち」が
胆振幌別川にある魚道に案内してくれました。
この魚道は、ふぉれすと鉱山が管理する魚道で、
ダムの上と下を魚が行き来できるように作られた道です。
そこがどれぐらい使われているのか、
そしてゴミなどが詰まっていないかという調査と清掃をかねた活動となりました。



やっぱり気温が低いせいでしょうか、カジカは一匹もおらず、
でもヤマベやウグイはこの魚道を使って行き来しているようです。
あまりたくさんはいなかったので、
みんなが魚を捕まえることはできませんでしたが、
それでも貴重な魚を目の前で見ることができました。



といっても、みんなこういう感じで魚を捕まえるのは初めてなんですね。
一体どうやったら網で魚が捕まえることができるのか
よく分からなかったようです。
でも、慣れている子が何人かいて、そういう子たちが捕まえる様子を見て、
真似するように網を使い始めたのが印象的でした。



それにしても水は冷たい!寒い!
温かいお茶を飲んだら、すぐに施設に戻ります。
そして、そのままお風呂に入ってひと心地。
あぁ、ふぉれすと鉱山って、こういうところがありがたいです。

◆ぬけがらはあるんだけどなあ・・・。
そんなふうに、寒い川に行って、暖かいお風呂に入ったものですから、
ものすごくおなかがすきました!
今日の晩御飯は豚汁とごはんとキャベツのコールスロー、そして切干大根。
けっこうシブイメニューなのですが、あっという間になくなりました。
結構たくさん作ったんだけどね。
そして、何とかセミの羽化を探したくて、小雨の降る中雨具を着て出かけました。



抜け殻があるから、暖かいときは羽化してるんだろうな。
結局本物は見つからず、残念・・・。また今度、チャレンジしてます。

遊び会議が始まりました。
でも何かヘンな雰囲気です。
「明日は寒いから、登別温泉の足湯に行こうか」なんていうと、
「そんなところいって、足やけどしたらセキニンとってくれるの」とか、
子ども達はそんなことを言います。
うえだんなは、子ども達のリアクションに食って掛かります。
そう、そろそろ子ども達と真剣な議論をする時期だと思い、
わざと議論を吹っかけてみました。

そんな風に、その場にいる子ども達全員が納得する活動を作り上げます。
ひとによって思いや考え、そして今の自分の心の状態など、バラバラなわけです。でも、そんなみんなが思いをひとつにして
「明日は何して遊ぼうか」と頭をつきあわせ、
大人も子どもも本気でぶつかりあうことこそ、
イエティくらぶで追及していきたい姿勢だと思っています。
時間はかかりますが、みんなから徐々に前向きな積極的な意見が出てきます。
ぼく達も思わなかったグッドアイデアも飛び出しました。

ということで、明日はみんなの思いがピシッとはまった活動ができそうです。
予報は雨。でも心は晴れています!
コメント (2)
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