子ども達のための自然学校・イエティくらぶ

NPO法人ねおすが主催する「子ども達のための自然学校『イエティくらぶ』」の活動報告をアップしています。

イエティーズとまこまい5月「もりのようちえん」

2008年05月20日 19時01分43秒 | いぶり校
今年から始まります「イエティーズとまこまい」。
ひかりの国幼稚園の園舎と園庭をお借りして、
保護者の皆さんも一緒に活動をします。
参加する子達はもちろん、ぼくたちも始めての試みですので、
最初はやはりどこか緊張しがちですね・・・。

でも、タンバリンに合わせておうたを歌い、
おへんじをしてたいそうをしたら、すこし気が楽になりました。

一気に「白山」とよばれる山を駆け上がって、
展望台を目指します。そこが、今日のおさんぽのスタート地点なのです。

そこでは、スタッフのやさしいおやかおねえさんが絵本を読んでくれました。


ぞうさんがおさんぽにいって、おいけにどっぱ~んとはまってしまうお話。
そう、今日のお散歩のゴールは「ふちなし沼」というお池がゴールなのです。

さっそく、スタートします。



今はちょうど新芽が生えてきているところなので、森の中はとてもすがすがしいです。マイヅルソウの繁茂する森の中を歩きます。



そう、いろんな草木が生えてきているところなので、面白いんですね。
いろんな色、いろんな葉っぱをみつけて、
あっちこっちに道草を食いながらノンビリ歩きました。
大人も、山菜を見つけるために、その目は赤く燃えていました・・・!?

歩けば歩くほど、触れば触るほど
頭の中に面白いイメージが広がります!!

ぜんまいざむらい。


ふえ。


ちゃんばら。


ちょうちんを照らして、妖怪を退治するんだって。


すたすた歩けばあっという間に到着する池なのですが、本当に時間をかけて歩いたな。
そしてゴールのふちなし沼でお昼ごはんです。



でも、ここにきて苫小牧特有の霧が立ち込め、一気に寒くなってきました。
そこで、お父さん達にも協力してもらい、暖かい「クマザサ茶」やたきびを起こして暖をとりました。





もうちょっと、そうだな、池の中に入って遊びたかったのですが・・・。
やはり寒くなったので、ちょっと早めに園舎に戻ることにしました。

そこで、みんなでとった山菜を天ぷらにしたり、
ヨモギダンゴ(みたらしのたれをかけたり、油で揚げたりして)を食べました。
なんか、みんなモリモリ食べていたな。



頭の中では分かっているけど、
実際はなかなかすることのできない「自然の中から取ったものを食べる」
という行為。

「つながり」とか「自然を大切に」なんていうのは、
簡単に言えるけど、心を込めていえるか言うと、
実はそれってけっこう難しいんだと思います。

今回のように、自然の中で思う存分遊び、
自然の中にあるものたちに自分を認めてもらい、
そして自然から恵を頂いて自分の血や肉にする、
というシンプルかつディープな活動こそ、
小さい頃からたくさんしておくことが重要なんじゃないかな、
と思ったりしています。

そんな、語ってしまうと小難しくなるけど、
そんなことを小さな子達と面白おかしく、
そしてぼく達自身が楽しんで進めていくことができたらいいな、
と思っています。

みんなみんな、森に集まれ!
もりのなかであそぼうよ!!