<6.24>続編
交尾態の静止
産卵に飛来した交尾態が水面で静止することは滅多にありませんが、産卵ポイント近くの枝に止まりました。
この枝で縄張りしていた♂は侵入♂と争って不在。強風の影響での一時停止か、10数秒間の珍しい記録です。
静止した交尾態
縄張りの♂が戻ってくる
縄張りの♂を警戒するも飛ばず
縄張り♂は交尾態を攻撃せずに前の枝に止まります。一瞬の出来事でも、こんなシーンは見たことがありません。
縄張りの♂は前の枝に止まる 2秒後、双方が飛び交尾態は遠くに消えて戻らず
縄張り♂が風に流されてきた小虫をキャッチしして捕食しました。まだ若い♂です。
♂ 捕食
2022.6.24 東京都
<6.24>
強風下
予報が突然変わり、当分の間晴れて途端に気温が上昇するようです。6月下旬の予定を再考するしかありません。
取りあえず都区内のウチワヤンマに行きました。朝から南風が強く、午後は風速15mになり水面が波立ちます。
そんな強風下で、ものともせずに縄張りする♂が見られ、交尾態も数対を目撃しました。最高気温は32℃。
縄張りの♂に追われる交尾態
交尾態は近くを周回しましたが、20m程移動して♂から逃れ、10数秒間ホバリングして交尾解除
交尾を解いた直後の♀ そのままホバリングして約1分40秒間産卵
交尾を解いた♂ 産卵終了まで警護を続行
次は交尾解除に間に合いませんでした。♀はすぐに産卵を始めず、一旦静止しました。時々見るパターンです。
静止する♀と交尾解除後の♂
産卵するまで約30秒間静止
産卵開始 ♂は警護
♀ 産卵
突風が吹くと、縄張りの♂が一時姿を消します。すかさず単独で飛来した♀が産卵を始めました。
♀ 産卵 約50秒の短い産卵
次も単独で飛来した♀が産卵。♂の捕捉を期待しましたが、現われませんでした。
♀ 産卵 約1分間の産卵 好む産卵基質はヒシモ
2022.6.24 東京都
<6.20>
不調
今季は北に向かうと悉く外れで、オオトラフトンボは3ヵ所目です。もとより、狙いの卵塊造りは運次第ですが。
生殖行動が何時になく活発、普段は岸辺に寄ってこない♂が珍しく水際で探雌して、♀の飛来を確信しました。
結果、交尾態4対を目撃したものの、いずれも沖合を飛んで撮れません、♂の飛翔撮影で時間切れになりました。
期待した分、落胆が大でも、天候不安定のなか雷雨に遭わなかっただけでもよし。北関東の平地は真夏日を記録。
♂ 飛翔 沖合から岸辺に寄ってくる
2022.6.20 群馬県
<6.13>
撮るしかない
新潟まで行くと、当たり前のようにコサナエが見られ、ポイントで目を凝らせば、容易に産卵が撮影できます。
5月に、東京で十分撮っていても、目の前で産卵すれば撮るしかありません。今季は相性がよいようです。
♀ 産卵
2022.6.13 新潟県
<6.13>
カラカネトンボの産卵狙い
タイトルはクロスジギンヤンマでも、新潟まで来て撮るつもりはありません。カラカネトンボの産卵を狙います。
♂は広い範囲を飛んで撮影ならず、産卵ポイントで待つと首尾よく♀が入りました。絶好のチャンス到来です。
これで帳尻が合うかと思った瞬間、飛び回っていたクロスジに捕まりました。ここまでついていないとは。
カラカネトンボ♀を捕食して約30秒で高い梢に飛ぶ カラカネは腹部先端しか見えない
双方の複眼は何とか撮影
2022.6.13 新潟県